🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2023年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 大晦日です。
 今年も沢山の方々にお世話になりました。
 本当にありがとうございます。
 新年も皆様にとって良い年になることを祈っております。

 お約束のご挨拶をさせて頂きましたが、副業の製作が終わりません。納期が1/8なのでどうしたものか。
 製作が終わらないというより、過密業務で疲弊した心身を回復させていたので進められなかったところです。
 大晦日の今日になってようやく回復した感じですが、こりゃ正月もノンビリしていられなさそうです。
 
#器具の製作
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 JANDS ESP Ⅱ の為に仕入れたスライドボリュームとフェーダーツマミは思ったより良い品です。価格の割には、、、ではなく動きはスムーズで普通良い。廃番になった日本抵抗器さんの物に比べたら強度は劣りますが、日本抵抗器さんのが丈夫過ぎただけだしね。
 基板デザインするのも一苦労ですが、やってやりましょう。

#器具の修理
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 JANDS ESPⅡ をリペアするのにスライドボリュームとツマミを手配しました。もちろん中華電機です。スライドボリューム1本が送料込みで74円でツマミは45円、これを100セットです。
 重要な部品ですから安かろう悪かろうは避けたいのですが、間違いない国内メーカーですとアルプスさんくらいしかやってませんがスライド長60mmの物はありません。中華製がダメだとは言いませんが、現物確認せずに買うのは少し戸惑います。けれど、他に選択肢はありませんし、お試し価格と思える範囲ですからいいかなと。国内手配でも結局は中国か東南アジア製ですので手に入るのは同等の製品になりますから、ダメならダメでESPⅡのリペアを諦めればいいし。
 中身を開いて現物の計測はしていませんが、外見から判断するに基板は大きくても270×150mmくらいです。PCBGOGOさんですと送料別5枚で100USDとのこと。本体が1台しかありませんので最低ロッド5枚分が1台当たりのコストとなりますが、基板としては4種類必要ですので400USDです。1USD140円として56,000円ですが、スライドボリュームやツマミを合わせても予算内でしょう。問題は会社が費用を出してくれるか?ですけどね。出してくれなきゃ自腹ですが、長年の相棒のためと思えば許容範囲内です。
 とまぁ、こんなことをするので手付かずの部品が積みあがってしまうのですけど・・・。

#器具の修理
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 同業の貴兄たちもそうだと思いますが異様に忙しい。
 コロナが明けての解放感から沢山のイベントが開催されることは嬉しいことですが、コロナの期間中に廃業・転職された方が多いのもあって軒並み人手不足のようです。
 私は事前の段取り作業や現場に合わせた製作物が多いため、員数合わせの現場にも関わるとシンドイ状況が続いております。あと一週間こなせば少し落ち着きますのでもうひと踏ん張り。

 日程が落ち着いたらアホかと思うくらいモノ造りをしたいです。
 ストレス解消のためか基礎設計と部品購入だけ進めてしまった案件の部品が山と積まれている惨状をナンとかしたいのもありますけどね・・・。
 お世話になっている鉄工所さんからの依頼物が数か月遅れているという不義理をしているので年末年始にナンとかして新年早々に納品しないといけません。ちょっと特殊なウェブカメラとその周辺機器ですが、アタマを全振りしないと作れない代物なので空き時間に少しずつ進めることが出来ないんですよ。自分の思考容量の小ささに閉口してますけど・・・。
 これがあれば現場が快適になるのに!という欲望から構想しているネタが多すぎるようです。自分自身の発想が自分自身の首を絞めている気もしますが、自社・他社に関わらず、現場の度にアイデアが湧いてくるのは止められません。。。

 話は変わりますが、最近は初心者を抜け出そうな部下の指導も困難を極めています。
 「今どきの若者は・・・」って文言はギザのピラミッドにすら書かれている愚痴ですが正にそう思います。
 自分を棚に上げて言いますが、今どきの若者は打たれ弱い。
 経験が少ない故に出来ないことは仕方ないと思いますが、狭い視野を広げてあげることは重要だと思っています。目先の舞台作りをどうするかは大切だしそれが主な役目ですが、観客や出演者も含めた関わるすべての人をイメージして自分の立ち位置を把握して取り組まないといけません。簡単に言うなら、照明だけ見てたんではダメなんです。
 ところがです、出来なったことや失敗したことをやんわり指摘しても、打たれ弱いために内に入ってしまい、「自分の未熟さが迷惑をかけた。迷惑をかけないように頑張らなくては!」と奮起しないのです。奮起するならヒントも与えられますが、失敗から更に視野が狭くなるので先に進めません。変な表現ですが、オールラウンド自分が主人公なワケです。特に幼い頃から叱らることがなかった子にはその傾向が強く、自分の未熟さが誰かに迷惑かけていると発想すら出来ないのです。
 あまり厳しくすると主人公様は物語から降りてしまうし、甘やかすだけでは仕事を成り立たせる人材にはなりません。自分が初心者の頃にご指導くださった諸先輩方に改めての感謝を感じつつ、どうしたものかと思案にふけるオッサンであります。

#雑談
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 JANDS ESPⅡ 24ch が手元にあります。
 シンプルで芸はありませんが、ちょっとした現場には便利な調光卓です。ただ齢30歳ともなりますと物理的に寿命です。フェーダーのスライドボリュームにガリが出てるのはもちろんですが、プリント基板の銅箔が腐食して断線しているところもあります。
 不調のためここ数年使っていませんでしたが、苦楽を共にしてきた相棒ですので捨てるのは忍びなく修理というかリビルドしてあげようかなと思い始めました。
 メイン基板には痛みはありませんので、主にフェーダー基板の再生です。使われている日本抵抗器製のスライドボリュームは随分前に廃番になっていますし、基板もやられているので、入手可能なスライドボリュームを使ったフェーダー基板を丸々新造するのが現実的な対策です。
 問題は費用です。pcbgogoさんで見積もったら400x400mm(仮のサイズ)の両面基板が1枚52USDくらい。スライドボリュームは千石電商さんで580円くらいだけど、中華電機なら60円くらい。手間はともかく案外安く済みそう。
 最近は一般照明卓の選択肢が少なくなり、手に入っても機械的に廉価な物ばかりなので、JANDS ESPⅡ が10万以下で復活するならアリですね。

#器具の修理
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 久しぶりにディナーショー。
 小屋付でもないのに細々した宴会場の機構まで対応させられるので気疲れしますケド。
 そんなこんなでやっていると色んなイメージが出てきます。
 今回は使っていませんが、DMXの信号主幹にはEoC(同軸ケーブルでEthernetをやり取りする規格)によるArt-Netが良いことには自信が持てました。もちろん、確実性、安定性、汎用性などの大雑把に言えば「使い心地」は実際に使ってみないとわからんですけどね。
 全体をArt-Net化するのが主軸の話ですが、Wi-fi中継器も併用出来ると汎用性が高くなります。Art-Netは10MbpsのEthernetでも10ユニバースくらい扱えるようですから、今時のWi-fiなら実用レベルかな?と。ホテルの宴会場のサスバトンにはDMXの回線が出ていないことが多いですし、客導線のためにケーブルを敷設出来ないこともありますので。これらをプルボックスに内蔵してハンガー吊り出来るパッケージにしておくといいでしょう。沢山のスマホが集まる場所でWi-fiを使うこと自体怖いですけど、自動チャンネル変更機能が良いWi-fi中継器を使えば良いかなと。先日試したWi-fi中継器は本番中の大ホールでも普通に動いていましたのでこのメーカー・シリーズで試す予定です。
 他にもイロイロありますが、今後の検討課題です。

#照明器具
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 どこまで本当の話なのか。

 本当なら再生不可能エネルギーですね。
 つか、意識高い系の白人って表面のキレイごとしか見えないアホなのかな?その昔はアジアやアフリカから奪うことで辻褄を合わせていたけど、今はそれが無理だからアホさ加減が表に出てきたのかな?
 無生産な人たちが権力と財力を握ると良くないことになるのは何度も何度も繰り返されてきたことだと思う。白人と華人抜きで世界を再構成するのが最もエコかもしれない。

#雑談
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 ディナーショーの段取りをしていて思い出す。クセノンピンが不調なことを・・・。
 症状はダウザーの動きが悪いこと。レバーが重く引っかかる。ダウザーでのフリッカーなど絶対無理なコンディション。ダウザーでフリッカーをするのが良いか悪いかはさておき。
 バラすしかないのでバラしました。アイリスをバラすのは職人技なのでやりませんが、ダウザーならナンとかいけます。
 で、バラして驚いた。正直不良です。購入したのは20年前ですから今更クレームは出しませんが、設計ミスと組み立てミスです。
 不良部位は2つ。
 1つ目はダウザーのブレード。1枚が2枚の鉄板をリベットで貼り合わせて構成されていますが、そのリベットがほんのわずかに出張っていました。アルミ製の筐体には擦れた跡というより溝が掘られており、クロームメッキしてある円盤にも擦れた跡がありました。リベットと削れたアルミ面をサンドペーパーで均し、クロームメッキされた円盤を清掃して解消しましたが、錆びて固着しないことを祈るばかりです。
 2つ目は、ちょっと説明が難しいのですが、操作レバーと円盤を繋ぐアングルを止める皿ネジのアタマがアルミ製の筐体と干渉していたことです。円盤に皿穴が掘ってあるのですがコレがほんの少し浅いらしくネジのアタマがわずかに出張っていてアルミ製の筐体と擦れるのです。出張りはクロームメッキの塗膜分って感じです。擦れていたアルミ筐体側を削ることで解決しましたが、黒い塗装が剥げアルミがガッツリ掘られていました。これは設計不良としか言いようがありません。更に、2台の内1台はこの皿ネジの頭がナメてバリが出ていました。皿ネジはプラス穴ですが、初めてバラした部位にも関わらずです。これは明らかな組み立て不良です。
 ウシオさんに喧嘩を売る気はありませんが、ここは正直に書こうと思った次第です。時間に追われていたので写真を撮ってませんから証拠はありませんケド。

追記
 修理したダウザーは絶好調でした。
 削ったところにサビが出てこないか今後の心配はありますが、ブレードはステンレスっぽいし、筐体はアルミ、円盤は肉厚のクロムメッキですから大丈夫かなと。
 間違ってもブレードに塗っちゃいけませんが、円盤の外周と筐体が接する部分にはウェアグリスを少しだけ塗布しています。近所のホームセンターで手に入る最も耐熱性の高い(200℃)物です。グリスは温度条件を越えると柔らかくなって垂れるか固着するので選択や用法に注意が必要です。
 一般的な印象としてはモリブデン系のグリスは耐熱性高いと思われがちですが、モリブデンそのものは耐熱性が高いものの、それを含ませている油分の耐熱性がそれほど高くない製品(120℃程度が一般的)が多いので注意です。モリブデングリスはモリブデンの粒子が球状のために細かなベアリングとなって面の間の平滑を行いますから一般的なグリスとは機能が違うのです。
 ウェアグリスは耐熱性の割りに安価で汎用的に使えて便利です。高速回転系にはあまり向いていないようですけどね。何にしてもムービングライト等のスポットライトのメンテナンスでは汎用的に使えます。もちろん、受熱を考えずに油分を塗布するのはいけませんケド。

#器具の修理
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 これでもか!
 と言わんばかりに本業が忙しい。
 現場が週に6日続いたり、1週間に段取りモノが3本あったり、気力体力が試されている今日この頃。
 なんとか乗り切っておりますが、50を越えると体力というか回復が衰えていることを実感。喰って寝たら翌朝完全リセット!なんてことはありえません。
 体の機能を維持するには「血液」のコンディションが大事だなぁ~なんて思います。体の隅々に酸素と栄養を送り届け老廃物を回収するのは血液であり、どんな部位も血液が滞れば数分もせずに壊死が始まるのですから、血液がより良いことは健康の基本かと思うのです。
 健康になれるなら死んでもいいなどとは考えませんが、少しの工夫で良い血液に出来るなら取り組むべきだと思います。
 ちなみに健康な若者の血を年配者に輸血すると元気になるんだそうですよ。大っぴらには出来ませんが、そんな治療が陰で行われているとかいないとか。吸血鬼さんの理屈は正しいのかもしれません。

#雑談

2023年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ここ数か月全く進んでいませんが、Art-Netパッチを作っています。
 で、思い付く。
 回路名のプロファイルを使えたらどうかと。パッチ画面に回路の名称も併記するのです。パッチ操作ではDMXアドレスだけより名称もあった方が扱いやすいと思うからです。仮設現場でも回路名が表示されていればメンテナンス性がいいでしょうし。
 あと、パッチマシンはC言語で全部書くのではなく、受送信パッチ処理はC言語で書き、ユーザーフロントエンドの部分はPythonで書いた方が良さそうです。C言語でドライバを作りPythonで操作する感覚です。繋げる部分の記述は面倒っちゃ面倒ですが、C言語とPtyhonで得意分野を分けた方が生産性がいいかもしれません。

#[Art-Net] #器具の製作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月23日(火) 06時55分35秒