🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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2022年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 仕込んだ方々、おつかれさまです。


#雑談
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 急に入ったライトアップを仕込んできました。
 例年年末に実施している仕込みで色を変えたものです。

 今回は単色なので灯体のプレイバック機能で十分ですが、ライトアップ特化した卓が欲しいなと。何月何日何時からシーンの何番を実行するとプログラム出来るものです。

 DMXレコーダー系は実尺での取り込みが必要なのでイヤ。
 DAS-Lightの上位機種にはカレンダー機能がありますが、明かり作りの操作感が肌に合わないのでイヤ。
 設備系は高価だし明かり作りが面倒なのでイヤ。

 そういや、今作っているArt-Netパッチを拡張すればよくね!?
 エフェクトエンジンを搭載するにはあと100年くらいかかりそうですが、単純なステップタイプの卓を作るのはそれほど難しく無いと思います。シーケンスの実行トリガに日時、シーンの実行トリガに経過時間を設定出来るものとする。チェイスはシーンのループ処理がしやすいことで対策。贅沢を言い始めたらキリがありませんが、単純なステップタイプのシーケンスにライトアップで便利なちょい機能を加える考え方です。
 高度なことをするなら高度な卓を使えばいいのですし、今困っている簡単そうで簡単に出来ないことに特化したモノであればいい。私の要望は、LEDスポットに内蔵されたシーン機能がプログラムしやすくて実行の日時指定が出来ればいいレベルです。「LEDカラーミックススポットを使ったライトアップで、何年何月何日何時何分何秒から指定したパターンが実行できるシンプルな卓」とします。
 決して、MAやAVOにカレンダー機能を搭載したモノな物は目指さない。「MAなら簡単にでき・・・」とか言う輩はMAを使えばいいのです。

#[Art-Net]
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 久しぶりにArt-Netエンジンを書く時間が取れそうです。
 丁度よい冷却期間になったのか、そもそもの修正点を思いつきました。
 そもそもというのは処理の全体像のことです。Art-Netを受信して、パッチ処理などをして、送信するワケですが、これらの処理を無駄なく適切なタイミングで行うことはとても大切なので、それを目指して書き直しをするのです。偉そうな言葉を使うなら「最適化」です。
 正直言いますと大きな無駄を見つけたのです。何しろ経験豊富の真逆ですから、設計書を書いてコーディングして・・・なんて上品な製作は出来ません。思い付いて書いては実験、思い付いて書き直しては実験を繰り返すので、付け焼刃の繰り返しで各所に歪みやら無駄が溜まるのです。一応機能するようになったら全体の見直しをするのはいつものことですけど、3歩進んで2歩下がるを繰り返す自分の様は残念です。つーても、誰かが書いてくれるワケでも添削してくれるワケでもないので仕方ありません。

 全体の直しはあるとしても、作業の要はスタックフェーダーへの対応です。
 ちょっと前まではスタックフェーダーのシーンデータをエンジン内に持たせ、別プロセスからマスター値を送り込んでエンジン内で出力値の計算をさせるイメージでしたが、エンジンの処理がやたら重くなるし拡張性も低いのでやめます。Art-Net受信値とMIXする一意のデータをエンジンに送り込むことにし、シーンデータを持つのもマスター値による出力値の計算もスタックフェーダ間のMIXも別プロセスにさせることにします。こうすれば、将来的に卓へ拡張してもArt-Netエンジン自体の変更は不要です。

#[Art-Net]
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 間数マーカーは2度目の電池テストでも13時間でした。公称10時間でよいでしょう。
 自宅では3Dプリンタさんが延々と仕事をしています。痛みが出始めていますが、全部作るまで持ってくれるでしょうか。

 ということで、間数マーカーは繰り返しの製作作業になりましたから次のネタに行きましょう。
 RaspberryPiを使った物を進めたいのですが、物が入らないのではどうにもなりません。
 この際ですから、自宅の工作部屋の部品類を再整理ですかね。一部魔窟と化していますし。

#雑談

2022年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 間数マーカーver4.3が1台組めました。
 重箱の隅を突く様な目で見るなら改善したい点はありますが現場で使えるレベルです。
 電池の持ちを確認していますが、目標値である単三電池1個で12時間はクリア。現場的にはOKでしょう。
 乾電池は特性的にエネループなどの容量の大きな充電池がよさそうです。なぜなら、アルカリ電池などの1次電池は一定の割合で電圧が下がっていきますが、エネループは使用開始直後に一定値まで下がってからは切れる直前まで電圧がほとんど下がりませんので、一定の光量で発光し続けることが期待できるからです。
 発光面には不満が残りますが使えるレベルです。φ3mmの砲弾型LED2個からの光を厚み5mmの透明樹脂板を通して130×65mmの面に誤差±20%くらいの輝度で散らしていますが、これ以上は導光機構を金型から起こさないと難しいと思います。これ以上時間とお金をかけて精彩を求めても使用感は違わないと思われるので落としどころでしょう。
 試作は終わりとし、1個30時間かかるプリントをチマチマやっていきます。

追記
 消える瞬間は見ていませんが、13時間経過で点いており、14時間経過で消灯していました。
 電池のコンディションもありますので、公称値を8割の10時間とします。
 推奨電池はPanasonicのeneloop(エネループ・単三電池型・1.2v1900mAh)です。

 販売は予定しておりません。
 3Dプリンタの稼働コストを500円/時としていますが、30時間では15,000円です。電気代とフィラメントの消費量からするとこんなもんです。
 内部の部品原価は3,000円くらい。発光部を構成する専用基板や樹脂部品がそれなりにします。
 組み立ても何気に面倒なので開発費を含む手間賃やらで10,000円は欲しい。
 合計28,000円/台(笑
 自分だったら買わない価格です。

 アチコチにモックアップを見せて価格イメージ聞いたところ3,000~5,000円でした。自分もそう思います。
 試作品の価格は量産品の10倍でも安い部類ですが、量産化の初期費用や在庫を抱える気はないので、作るなら毎回試作価格になってしまいます。
 これでは売る側にも買う側にもメリットがありませんので、自分が使う分だけ作ることにしました。

#舞台の小物
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 RaspberryPiが無い。世界中のどこにも無い。いわゆる転売屋系にはあるようですが、アホみたいに高いので余程のことが無ければ手を出したくありません。
 rpilocator.comってところに世界の正規代理店の在庫が一覧されていますが、RaspberryPi4Bは全く無い(2022年5月30日現在)。
 先日手に入りそうって話をしましたが、納品予定日に不達による納期未定とのメールがやってきました。そんで、改めて調べなおしたら・・・という話です。
 製作依頼があっても手に入らないか高値なのでこれまでの価格では作れないって話にしていますが、裸族のパイやArt-Netパッチを作るために今必要な数が揃わないのは困りものです。
 2023年には供給体制を戻せるって話ですが、財力があって数を使うところが優先されるでしょうから、下々のガレージメーカーにお零れが落ちてくるのはいつのことでしょう。

#電子工作 #RaspberryPi
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 今日はカラッとした夏日。3Dプリンタにとって高気温低湿度は良い条件です。除湿器を稼働させれば3Dプリンタ内は温度40度弱、湿度30%弱になりますが、これは今まで試した中でも良い結果が出せる条件です。
 ですが、こんな部屋で人が作業をするのは無理。プリンタ内よりは低いとはいえ室温は30度以上あります。
 1個あたり30時間はかかるプリントを取り急ぎ10個近くやらねばなりませんが、工作部屋で人が作業するのはしばらく無理っぽい。

#雑談
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 間数マーカーは2刷り目でほぼ条件が出ました。思った以上に綺麗に仕上がっています。
 ただ、黒いフィラメントの細かいカスが透明の部分に入ってしまいます。15時間以上プリンタの前で監視しているワケにもいきませんし、遠目に見れば気にならない程度ですから妥協の範囲です。デュアルノズルの高級機を導入出来ればいいのでしょうが、欲しいと思っている機種は28万円もするのでとても無理。あぶく銭が入ればと思っていますが、今の株価ではとても無理そうです。
 余談ですが、工作の軍資金の大半は株で得ています。博才は皆無ですが、ここ数年現物のみで欲張らずに売買して年収の1/5~1/10くらい稼げています。朝昼晩、値動きを数分見るだけで工具やら部品が手に入るなら悪くありません。今は株価が下げ止まりで大きく負けていますが・・・。
 工作も株も自分の能力や運に合わせて欲張らないことが肝要です。

#工具や資材
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 テストピースでの条件出しは見えたので、昨日から本データで間数マーカーの仮刷りを始めました。カスの対策で手を焼いてはいるものの、全体としては思った以上に良い仕上がり。今は仮刷りの2刷目です。目下の相手物は文字が書かれた上蓋ですが、16〜20時間かかるので条件を追い込みきるまで日数がかかりそうです。

#工具や資材
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 3Dプリンタの条件ですが、スティック糊の塗り方で随分違うことが判明。
 その前にスティック糊の意味ですが、プラットホームへの喰いつきを良くするために使います。私は幅広のマスキングテープを貼った上に塗ります。
 スティック糊は厚すぎず薄すぎず出来るだけ均一に塗ることが重要です。塗りムラが1層目のプリントにそのまま転写されると言っても過言ではありません。プラットホームを温め、糊を溶かして馴染ませながらユックリと一定の速度で一定の間隔で塗り進めます。溶かして馴染ませないと効果が半減するようです。スティック糊を使う場合の話ではありますが、スライサーのパラメータと同じくらい重要な下準備だと思われます。

 実はこの週末が珍しく3連休です。腰を据えて間数マーカーの試作を進めています。
 Art-Netエンジンを進めるつもりでしたが、部下がデータ作りで卓を使っているので別な作業です。

#工具や資材

■思ってみた

社屋を囲む田んぼの田植えが終わり季節を感じます。

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2025年6月22日(日) 15時27分49秒