🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2022年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 回路図を描いたので基板も描いてみました。
20221005073723-admin.jpg
 描いたついでに中国に発注してみました。
 銅膜を2ozと厚めにして少し高くなりましたが、10枚で$62(1ozなら$48)、送料が$16、合計$78です。日本円にすると12,000円超。
 感光基板の価格と手作りの手間を考えたらまだまだ安価ですが、円相場の現実を実感。

#電子工作
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 忘れないウチにインターカム・パワーサプライの回路図を描いてみました。
 基板化する都合で電源モジュールと切替スイッチは記載しておりません。
20221004123553-admin.jpg
 クリアカムと称すると面倒がありそうなので、インターカム(Inter-Com)としています。

 一日に1-2時間、気分転換として触るには良いネタです。

#電子工作
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 以前、こんな加熱台を買いました。
20220315185441-admin.jpg
 リフローハンダには使えませんでしたが、3Dプリントの歪み補正に便利です。
 押さえ付けて加熱するので専用クランプをこさえないといけませんが、天板に乗せてクランプして温め、そのまま常温に戻すのです。
 温度や加熱時間はフィラメントによりますが、今使っているABSですと90℃で15分加熱です。挟んだまま常温に戻るまでに更に1時間ほどかかりますが、プリント時間に比べたら短時間なので問題ありません。

#工具や資材
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 さてもさても、3DプリンタでのABSはツンデレです。
 ワガママというか奇想天外というか期待を裏切るというか何というか、予想外に良い仕上がりになることもあるのに、100%大丈夫だと思っていると変なことになる。感情があるならツンデレと呼びたい。
 温度と湿度を良い条件にすれば高確率で良い物が作れることはわかっていますが、良い条件を維持するのにも限度があるので、お相手をしているとツンデレという表現がピッタリなのです。

#工具や資材
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 アントニオ猪木さんが他界されました。プロレス好きというワケではありませんが、何かこう、言葉では表せない切なさを感じます。
 ここ数年、昭和を象徴する方々の訃報を耳にすることが多いのですが、その時代を飾った存在感とご功績に敬意と感謝を以ってご冥福をお祈りしたいと思います。
 お歳もお歳ですから仕方のないことですし、天寿を全うされたことはむしろお祝いすべきことかもしれませんが、自分にとっての現実(リアル)が歴史(記録)になっていくようで寂しいです。

#雑談

2022年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 真夏の倉庫で保管することを考えると、3Dプリンタで機材を作るにはABSを使うべきです。
 ただ、ABSは難接着物です。専用接着剤でABS同士を接着(溶着)すると強く着くのですが、別素材と接着する場合は接着剤を吟味しないといけません。
 今回はABSでパネルをプリントしラミネートした印刷物を装飾として貼りますが、ラミネートフィルムはポリエステルなので難接着物ではないものの接着は苦手な部類です。
 この場合はスーパーXハイパーワイドが良いようですが、素材に合った接着剤を選ぶことはとても大切です。

#ガチ工作
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 鬼のデスクワーク中ですが、資料映像のレンダリング中は休憩です。
 気分を切り替えるのにクリアカムのパワーサプライのケースを作っています。
 ケース本体は中華電機製ですが、これを黒に塗装。ミッチャクロンを下地にしますが偉大な下地材です。凄い喰い付き。
 コネクタやスイッチを取り付けるフロントとリアのパネルは3Dプリンタでプリントした物にレーザープリンタで出力した紙をラミネートしたシートを貼ります。以前もご紹介しましたが、耐水紙に印刷してツヤ無しのラミネートで挟んだ物です。これは舞台のマーキングにも使えるなかなか優れた代物ですが、ケースのパネルの装飾に使うとかなりそれっぽくなります。

#ガチ工作
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 クリアカムのパワーサプライはA/B2系統としA+Bのパーティにも切り替えられるようにします。
 仕組みは、AとBそれぞれにターミネーターを入れ、A+BのパーティにするならBのターミネーターを切り離してAと繋ぎます。極々ありふれたスイッチ1つで出来ます。
 2系統必要なことは滅多にないけれど便利かもしれないし、コストも手間も大してかからないので、どうせ作るなら実装しておこうかなと。

#電子工作
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 クリアカムのパワーサプライに使おうと思っている電源がコレ。
20220927072527-admin.jpg
 24v9Aですから219wです。
 このサイズで???

 以前、スクローラーを作った時に使ったデンセイ・ラムダ(現TDKラムダ)の150w電源は遥かに大きい。
 時代が進んで小型化したか、性能を表す基準が違うか、どちらかなんでしょうけど、どちらでしょう。
 先日購入したLED-BARでは電流過多が原因と思われる電圧低下で動作不良になった物があったことから、中華電機の電源モジュールの定格表現は日本のそれとは違う気がします。
 日本製の定格は連続使用に耐えうる数値、中華電機製のは動作不良が始まる限界値と思うのがいいのかもしれません。
 どちらがいいか悪いかではなく、持っている数値をどう見てどう扱うかです。基本は安全率の定義です。日本製は部品劣化を見込んで80%を実用上限とし、中華電機製は部品劣化の80%に加え安定動作のための余力60%を合わせ48%くらいで見ればいいのかな?これだと4.32Aとなり約100wです。物理的なサイズ感からしてもこの位が現実的な気がします。大雑把に言うなら、連続使用に耐えうる最大電流値を定格の半分とするのです(出力側のチョークコイルがやたら小さいのでまだ不足感はありますけど・・・)。
 今回の基板は見た目がキレイです。部品配置が整っていてハンダやネジ止めが丁寧って意味ですが、性能(主に耐久性)は見た目にも表れます。この辺りに粗雑感があるなら安全率をもっと下げて使うべきでしょう。根拠を数値で表すのは無理ですけど。

 正直、中華電機の電源モジュールをDMXスプリッターなどに使うのはまだ怖いです。中華製の器具にはこの親族が使われているのですから神経質になり過ぎなくてもいいのですが、以後に沢山の機器が繋がる用品、「壊れたら交換すればいいぢゃん!」で済まない用品に使っていいかは今後考えないといけません。

 パワーサプライの実装では電源経路にローパスフィルタ(ハイカットフィルタ)とリセッタブルヒューズが必要です。電源モジュールのバッファコンデンサが妙に小さいので、容量の大きな電解コンデンサを簡易ローパスフィルタも兼ねて追加してみましょう。

 つわけで、片手間で作れるクリアカムのパワーサプライをいじって息抜きをしています。

#電子工作
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 クリアカムのパワーサプライを増やそうと中華電機に部品を頼んだのですが、10月3日入荷予定の物が9月中に届いてしまいました。
 早いにこしたことはないのですが、良くも悪くも到着日が予想出来ません。遥か彼方から安い送料で送られてくるので運次第なのかな?

 届いたのはプラケースです。タカチ電機さんの汎用ケースを使うことが多いのですが、最近はシンプルで丈夫な製品が廃番傾向にあるため、試しに中華電機に頼んでみたのです。
 中華電機で550~1,000円で販売されている汎用ケースです。見た目や寸法精度は可もなく不可もなく、価格ナリってところでしょうか。強度はもう少し欲しい気もしますけど、合わせ目に補強を入れればいいかな?
 余談ですが、中華電機では同じ製品でも販売店によって単価が倍以上違うことがあります。特に低単価の小物にはこの傾向が強いのですが、単価が安いところは送料が高く、単価が高いところは送料が安いので、単価に惑わされず総額に注意するべきです。関税も注意ポイントですけど。

 XLRコネクタの前にリセッタブルヒューズを入れるなどの過電流対策は必要だと思いますが、クリアカムのパワーサプライの中身はDC24vの安定化電源に抵抗2個とコンデンサ1個で構成するターミネーターを取り付けるだけです。シンプルです。
 安定化電源の品質が定在ノイズの有無に直結するので出来るだけ良い物を使うべきですが、この辺りはお財布と相談ですね。
 あとは、筐体を作る工作力次第。

#電子工作 #舞台の小物

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月23日(火) 20時04分58秒