🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2022年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 こんなん試作ってみました。
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 ケーブルをリングスリーブで接続した際のカバーですが、防滴のブンキーになったらいいなと。
 3Dプリンタの精度確認をしたかったので、現場で待ち時間が長かった時に描いたデータをプリント。精度確認の目的でもありますが、外皮をかなり肉厚にしてインフィルも細かくしたので強度はありそうです。バイスに挟んでハンマーで叩いたり、コンクリ目掛けて投げつけて壊れなければ使えるかなと。どのくらいで壊れるかを試すのも大事。いや、試作の醍醐味(笑
 水没に耐えられる完全な防水は目指してはいませんが、雨風を受けてもへっちゃらならOKです。

#3D #照明器具
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 ちょっと過労気味です。
 アドレナリンを出せば瞬間的に動くことは出来ますが、気を抜くと立ち眩みが起こることもしばしば。
 ヤバイ。

 ですが、出てしまったアイデアを試さずにいることはモヤモヤして気持ちが悪い。
 このところ客席に卓を据える現場が続いているので客席テーブルを使うことが多いのですが、テーブルとしてはとても良いものの重い。改造に改造を重ねてきたので余計な重量が加わっていることはわかっているのですが、全く同じ物を新造しても十分な軽さになるとは思えません。機能や強度を損なわず十分に軽くできないか。
 ひょっとしてのアイデアですが、スタイロフォームを薄合板でサンドイッチしたら軽くて強い板材にならないかと以前から夢想していたのですが、今回の解決策になりそうな予感がして試しかったので、現場上がりの深夜、ジャンク材料を貼りあわせてみたのです。スタイロフォームを芯材にしたモノコック板みたいと思いながらニヤニヤ。
 接着には木工用ボンドを水で薄めてローラーで塗布。水で薄めたので硬化には時間がかかりそうですが、数日先まで忙しいので丁度良いかも。
 どうやって脚を取り付けるかという設計上の課題はありますが、軽くて強度のある板材を得られれば新しいアイデアが出てくるかも。

#ガチ工作
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 不調の3Dプリンタは改善をみました。

 原因は複数かな。
1)フィラメントの湿気
2)ノズルの劣化
3)低温

 対策は、フィラメントをドライキーパーに数日入れ、ノズルを交換し、先日購入したセラミックヒーターで装置全体を長めに予熱。

 予熱はプリンタの筐体が全体的に温かくなるまでやってみました。ヒーターはプラットホームの中央に1点ですから、ヒーターの直近と離れたところでは温度差があるのは当然としても、庫内の温度が低すぎるとプラットホームの温度ムラが想定より大きくなるのでしょう。
 フィラメントが違えばノズルの劣化具合いも違うようですが、フィラメントのリールを1巻使い切ったら交換するのが目安かもしれません。1巻程度で使えなくなることもないので勿体ない気もするのですが、ノズルがNGなことで無駄にしてしまうフィラメントや時間を考えればコスト的にアリだと思います。ノズルが正常なら仕上がりも良いですし。
 終わらないと何とも言えませんが、今のところ許容範囲でプリントされています。
 結果は明朝。

#3D
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 最近道具屋です。

 躯体作りは舞台作りに外せない要素です。
 イントレで済むことが多いのですが、済まない場合は難儀します。

 今回のネタは、人が乗らず、100kg以下の機材を乗せる高さ7尺以下の台ならこんなんでよくね?、というヤツ。
 丸パイプの両端にクランプを取り付けた物を主材とします。
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 これを立体に組めば手早く台を作れるんじゃないかと。イントレより難しく手間がかかりますが、単管クランプと単管パイプだけで組むよりはずっと簡単です。
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 この形ならビケ足場を使うのがいいような気もしますが、この方法はアレンジの幅があります。鉦(カネ=組み合わせの直角)と水平をキッチリ出すのは少し難しいかもしれませんが、反面、段差に台組みするのはイントレよりも簡単だと思われます。客席にプロジェクタやムービングを乗せる台を作るにはいいかなと。そもそも、ちょっとした台としてイントレはオーバースペックなのです。

 筋交いを入れるならこんなモノを使うといいかも。
 筋交いを取り付けるピンだけも売ってます。
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 もちろん、この手のモノは崩れるとシャレになりませんし、ちゃんとした設計の元に資格を持った技術者が溶接をしないと自己責任とかいう言葉で済まない事態になります。
 PL法に対応しない物を使って事故を起こせば、民事を通り越して刑事になる可能性があるってことです。
 つーて人に売らないだけで、自分の現場なら気にせず使いますよ。

#ガチ工作
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 久しぶりに車で都内に行きましたが帰りに大渋滞。普段なら多少渋滞があっても2時間もあれば走り切ってしまう行程に4時間半もかかる。
 都心の道ですから仕方ないと思っていたのですが、原因が事故の見物。
 乗用車3台が車種の判別できないくらい大破していたのは気の毒なことですが、その横を安全のための徐行でなく見物のためと思われる必要以上の低速で進む数台先の車たち。ほんの数秒ではあるものの一時停止をしている車さえある始末。事故を起こしたドライバーも誉められたものではありませんが、何の価値もない見物のために渋滞を作り出すドライバーには免許を返上していただきたいものです。
 ちょっとの身勝手なら構わないよね・・・といったことをとても沢山の方々から頂戴している最中でもあるため、殺意にも似た感情すら込み上げます(笑

#雑談
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 久しぶりに3Dプリンタを使ったのですが、室温が低すぎてプリントが荒れまくり。
 ワーク周辺の気温が摂氏25~30度だといいのですが、プリントするために部屋全体を暖めるのは勿体ない。
 幸い3Dプリンタはオープンフレームではなくケース式です。amazonさんを覗いたら300wの小さなヒーターがあったので、これを庫内に入れて温度リレーで動かすことにしました。温度リレーはある仕事のために数十個買った際の予備があります。温度の精度はそれほど必要ないのでこんな安物の組み合わせでもいいかなと。
 ヒーターは2日後に入荷予定です。

#ガチ工作
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 カゲ段はこんなモノです。
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 1×3の平台を使った1尺4寸用の構成です。段差は4寸7分くらいです。
 薄ゲタと呼ぶ7分高の角材を付けた1段目、中箱と仮に呼ぶ5寸3分4厘を取り付けた2段目です。
 中箱は1尺×7寸の合板(4分厚=12mm)と4寸5分4厘(1寸5分角)の角材を組み合わせた物ですが、平台の側面の穴と角材にクランプを当てて連結出来ます。当初はボルト連結も考えたのですが、工作精度や床の平面精度を考えると許容誤差が大きい大雑把なのがいいかなと。
 写真では空いていませんが、箱の合板にも同様の穴を空けて上下連結出来る様にします。2尺1寸用の3段目は5寸3分4厘の中箱と6寸5分の高箱を重ねて使うからです。

#ガチ工作 #本業

2022年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 本業系では「階段」を作っております。
 一体の豪勢なモノではなく、4寸厚の平台を組み合わせて構成するための補助的な物です。
 一般的な舞台道具で台を作りますと、高さが4寸、7寸、1尺、1尺4寸、1尺5寸、2尺1寸、2尺8寸になろうかと思います。
 この中の数字を拾いますと、均等段差の階段を構成するなら7寸ピッチが都合良いと思うのですが、履きなれないヒール、着慣れない和装、ご高齢の方に7寸ピッチの段差は大きすぎる様子。特に降りる時が辛そう。
 なら適切な段差はどのくらいかと聞かれれば正解は無いかもしれませんが、平台の厚み以上で組み合わせ的に都合が良く出来るだけ低い段差がよろしいかなと。1尺4寸を1/3にした4寸6分7厘(約141mm)などいかがでしょう。
 先日、先の現場の舞台リハがあったので試作品を持ち込んで試してみたのですが、和装の方が裾を引くことも無く自然に昇り降りしていました。いいんでないかなと。

 この考え方で整理しますと、4寸高の平台の高さを増すという意味で、7分高のゲタ、1寸高のゲタ、5寸3分4厘高の箱、6寸5分高の箱を作ったらどうかと。1尺高には5寸高、1尺4寸(2尺8寸)高には4寸7分高と9寸3分4厘高、2尺1寸高には5寸高と1尺5分高と1尺5寸8分4厘高の階段を当てられます。完全な均等ピッチにするのは面倒なのでやりたくありませんが、現実の平台の精度と自分工作精度からすれば、ピッチ誤差は3分以下で収まればいいかなと。
 もちろん、1×3、1×6の平台も作っています。

 ちょっと手間ですが、階段を構成しやすい体制を作っておくと何かとよろしいかなと。

#ガチ工作
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 今週末は持ち仕事が無かったのでホール管理の増員。
 置物になるだけの役回りだったので、先日思い付いたRaspberryPiのカーネル動作をact_ledから拾って外部USBの電源を制御する方法を思案してみました。
 そもそもの問題は、RaspberryPiを再起動するとUSBハブとの通信がおかしくなる現象です。解決策は、再起動でカーネルが落ちたらUSBの電源を落とし、カーネルが起動し始めたらUSBの電源を入れるというもの。act-ledを見ながら手操作でUSBの電源を切り/入りすれば正常に動くので、act-ledをGPIOに出力し、それを受けて動くリレーを作れば解決するハズ。ただし、カーネルが起動し始める瞬間はact-ledの挙動が不確定になるっぽいので対策を施す必要があります。
 対策はワンショットパルスです。入力信号の反転を検知したら出力信号を反転し、入力信号が戻っても一定時間出力信号の反転状態を維持する方法です。ある種のタイマーです。これなら起動初期の不確定な挙動を読み飛ばしますので期待する動作になると思います。
 方法は、マイコンを使ってもいいのですが、往年の名機NE555をタイマーとして使うのが良さそうです。レベル変換やリレードライバとしてトランジスタが数個必要ですが、やりたいことの中核はNE555で構成できます。電源電圧が不安定な時にも確実に動いて欲しい回路には電圧の対応幅が広いアナログ回路が望ましいので尚更適役です。
 NE555は2個のコンパレータとRSラッチと時定数回路のコンデンサを放電するためのトランジスタで構成されたICです。一見簡単そうに見えますが、アナログとデジタル(論理回路)の知識とそれらを扱うセンスが試される一品です。奥が深いと言ったら安直すぎる評価だと思いますが、妄想すればするほど使い方のアイデアが広がる感じがします。中の電子回路をよく理解してICを使うトレーニングになるかもしれません。改めてRSラッチから始まるフリップフロップの勉強にもなりました。
 今回の課題は、時定数回路とコンパレータの組み合わせで解決出来んぢゃないかと妄想していましたが、NE555は正に適役でした。
 まだ妄想状態ですが、ブレッドボードなどで回路を試験したいですね。

#電子工作
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 JASRACの敗訴が確定したそうです。
 yahooニュース
 著作権者の権利と利益を守ることは大切ですが、言い掛かりにも等しい理由で取り立て先を増やそうとするのはどうかと。
 器を大きくしたり中身を増やそうとせずに自分の取り分だけより多く求めるのは半島貴族っぽい思考ですねぇ。まぁ、そういうことなんでしょうケド。

 私が気に入らないのは「包括的利用許諾契約」。誰に支払われるのかわからん金を支払えってやつ。あと、足切りと呼ばれる利用率が低い著作権者には支払いがされない制度。
 どちらも1曲単位で管理するのは事務処理が膨大で現実的に無理という理由。権利を預かって金銭を取り立てる立場が許される言い訳なのか?。

 音楽著作権の管理が利用された回数ならカラオケ屋さんのシステムを利用すればいいのに。誰が作ったナンて曲が何回再生されたか1曲単位で瞬時にわかるので不透明さが無い。明瞭会計。
 明瞭だと困るから今のシステムなんだろうなぁ、って勘繰ってしまいますけどね。

#雑談

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月16日(火) 10時19分35秒