🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2022年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 お仕事を頂けるのは有難いのですが、お盆だというのに現地照明。
 そういう仕事ですから仕方ありませんけどね。

 そんな現場で思いついたこと。
 ROBEのPointeを10台仕込むバトンが3本ありましたが、一斉に動くとバトンが揺れます。直後のビームはしばらくユラユラ。比較的軽量な灯体ですがクイックネスが優秀過ぎる弊害です。
 で、思ったのですが、これを止める装置は作れないものか・・・
 一番簡単なのはバトンが揺れる回転方向にアームを伸ばして先端に重量を掛ける方法です。テコや加速度などの物理の基本原則を用いた対策ですが、これではバトン荷重が悪戯に増えてしまうので多分NG。
 ならば、リアクションホイールで反作用を与えたら不動は無理でも軽量な装置で短時間で揺れを止められる気がします。
 揺れをセンシングしてもいいし、PAN/TILTEのデータを受けて先読みしても良さそう。
 振り子の物理の問題になりますので、この課題を解決するには最低でも高校以上の数学と物理が必要です。いろんな物を作りますが、小学生の算数と理科で済むことがほとんどなので、本気でやるなら高校からやり直しです。

#妄想
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 Windows10や11にすると古いアプリにファイルをドラックアンドドロップ出来なくなることがあります。
 セキュリティの関係みたいですが、これは不便です。

 解決策がありました。
 レジストリを書き換えます。

 regeditを開き、次の二つのDWORD値を1から0に変更します。
¥HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SOFTWARE ¥Microsoft ¥Windows ¥CurrentVersion ¥Policies ¥System ¥EnableLUA
¥HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SOFTWARE ¥Microsoft ¥Windows ¥CurrentVersion ¥Policies ¥System ¥SecureUIAPaths

 注:上記の¥は表示が狂うので全角にしています。

 変更後、Windowsを再起動すると有効になります。

追記
 古いアプリ繋がりの話です。
 AdobePhotoShopCS2はWindows10やWindows11では起動しないことがありますが、シフトキーを押しながら起動するとほぼ通ります。
 IME絡みで落ちるようですが、シフトキーを押すとナゼ通るのかはわかりません。

#パソコン
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 自前インターネットサーバーはSSLに対応させないとイチイチ面倒です。クライアントのデバイスによってはOSが接続を拒否することがあるからです。
 SSLに対応させるにはインターネットの元締めが認めた認証局が発行する電子証明書が必要です。少し前までは自前で発行した俺様証明書でも済むことが多かったのですが、今は認証局による証明書を使わなければ証明書無しで運用するのと等しい扱いを受けます。これではインターネットサーバーとして機能しないことを意味します。
 フル仕様の電子証明書なら言うことはありませんが、これを真っ当に手に入れるにはかなりの費用がかかります。されど、最低限の電子証明書なら let's encrypt が無料で発行してくれます。万全のセキュリティを求められると不足しますが、大概のことはここで手に入る電子証明書で事足ります。
 ちなみに最低限の電子証明書とは「サーバーの所有者の身元は保証しませんが、IPアドレスからサーバーの所在は保証します」というものです。ウェブサーバーを用いたコール・アンド・レスポンスで確認しますので簡易的ではあるのですが、これで確認されたものを騙すのはかなり難しいと思います。悪さをする輩が居たとしても、プロバイダのログから足がつきます。

#サーバー
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 どうにも不思議です。
 コロナが明けた気配を受けてお仕事が増えていることはありがたいのですが、ほんのりと人任せで無自覚に無責任な話が多すぎます。
 丸投げ話ならまだわかるのですが、最下請けに大局的な判断や指示を求めてくる。「察しろよ」というニュアンスを含めて言っているのはわからなくもないのですが、あなたの役回りはなんですかと問いたくもなる。
 コロナ前は下請けに対する指示がもっと明快で、それが無茶振りであっても落としどころは分かりやすかった気がします。
 なんだかなぁ~

#本業
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 所属会社の社屋から撮影。
20220810223433-admin.jpg
 あまりに空がキレイだったので。
 見た通り、田舎なんすよ。
 手前の青々としたのは田んぼです。草原っちゃ草原?。

#雑談
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 中国に発注した基板2種は発送されたそうです。早すぎ。
 土曜日にオーダーして火曜日発送、月曜日にオーダーして水曜日発送。
 搬送はDHL。先付物件はすでに日本国内に入ったとのこと。つまり、発送翌日には日本国内。
 うーん、部品の手配が追いついてないぞ。

#電子工作
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 LCD Monitor Controller の基板を中国に発注しました。
 試してもいない回路を発注するのはどうかって話もありますが、感光基板で自作するには密度があり過ぎますし、間違いがあっても許せる金額だからいいかなと。

 そんな品物、PICに与えるクロックを内蔵のRC発振子か外付け発振子で8MHzにしようかと思っていたのですが7.3728MHzにしようかと。
 一見半端な数値ですが、PICでRS232系のシリアル通信でありがちなボーレート(例えば9600bps)などを扱うならキリがいいのです。計算上ですがエラー率が0%になります。
 目的のLCDモニタは単純なパラレルなので厳密な時間管理は不要だし、I2Cはクロック同期式のスレーブなのでタイミングはマスター任せです。しかし、シリアル通信は非同期なので受信側もボーレートを合わせなければなりません。PICはシステムクロックでボーレートを起こしますので、他に支障を来さない範囲でシリアル通信に都合の良いシステムクロックを使った方がいいのです。
 これまでは国内の販売店で7.3728MHzの水晶発振子を見つけられなかったので使っていませんでしたが、試しに中国で探したら普通にあります。1個59円と安いので買っておきました。例によって送料の方が高い。。。
 シリアル通信に都合が良いクロックは他にもありますが、この値を使うのはPICの都合です。16系PICのクロックは32MHzが上限で、そのままのクロックを与えてもいいのですが、内蔵の4倍PLLを使えば8MHzを与えることで32MHzで動作します。PLLを使った方が外部ノイズに強いのもありますから、8MHz以下でシリアル通信に都合が良い最大値である7.3728MHzはよろしいのです。

 同じ理由で、PICでDMXを扱うなら250kHzの二乗数倍がよろしいのです。

#電子工作
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 コロナの反動で5月から7月の中旬まで忙しくさせて頂きましたが、例年なら夏祭りが続く8月上旬が中止の多発で少し空きました。
 このところ基板を書きまくっているのは時間が取れたのと秋の現場に向けて作っておかねばならない案件だからです。
 それにしてもKiCADは慣れると素晴らしく使いやすいです。基板CAD全般が持つ独特の風味に違和感を感じるところはありますが、CADLUS-Xは覚えるのに数か月かかったのに対して数時間です。CADLUS-Xで基板CADの流儀を覚えたからかもしれませんけどね。
 KiCADの良い所は、回路図と基板がリンクしていることです。自動ではありませんが回路図の修正がワンクリックで基板に反映されます。やったことはありませんが、基板を修正して回路図に反映することも出来るようです。CADLUS-Xではこれが出来なかったので大きな変更が出ると大変でした。
 また、3Dビューもいいですね。単にそれを見て楽しむのもいいですが、シルクの仕上がり具合いと部品の干渉を確認出来るのがいい。ガーバーデータのビュワーもシームレスに使えますので、入稿データを2つの手段で確認出来るのは校正手段としてとてもありがたい。

 ver6になって「シュミレーター」というメニュー項目を見つけました。以前からあったのかもしれませんし、まだ試していませんが、回路シュミレーターのSpiceなどを当てられるとしたらこれは凄いです。Spiceは少し扱いが面倒ですが、条件を整えてあげるとどの端子にどういう波形が出るかを確認出来るので、特にアナログ回路を作る際には初期確認として便利です。もっとも、私が組むアナログ回路ならSpiceをセッティングするよりブレッドボードで仮組みしてオシロを眺めた方が短時間で済むのですけどね。

 漠然とした気持ちを汲んで作ってくれるほど優しくありませんが、回路図からガーバーデータまで一貫した作業環境を提供してくれるKiCADは素晴らしいの一言です。

 ちなみに基板とは層を成した板切れです。ガーバーデータはどの層にどんな形を描くかを指示するデータですので、基板の層の構成とそれに対応したレイヤーの名前の関係性を理解すればイラストレーターに馴染んだ人なら描くことは難しくないと思います。実際の層とデータレイヤーの関係には暗黙の縛りがあり、作者が勝手に決めることはまず無いってだけです。この辺りを丁寧に説明してくれている情報が皆無なので取っ付き難いのはあります。
 工程としては、回路図作成、基板デザイン、ガーバーデータ作成、入稿となりますが、基板製作を学ぶには逆順で理解していくといいのかもしれません。

#CAD #電子工作
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 寸法を調整したレンズマウントです。
20220808094316-admin.jpg
 ゆるくもなくきつくもなく、ごく自然に取り付けられます。
 乗っているだけなので固定手段はこれからですが、レンズとは別面にスイッチやコネクタ類があるので取り回し位置を替えられるマジックテープかなと。
 全数分作ると288個にもなります。これを手持ちの3Dプリンタで作ると3個セットで96ジョブ。1ジョブ12時間ですから目一杯やっても48日間かかります。
 最小でも26台分208個。これでも35日間。
 どうしよう。

#照明器具 #LED
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 LCDモニタモジュールをI2CやSerialで制御する補助基板を書いてみました。
 制御チップがSC2004の「LCDキャラクタディスプレイモジュール 20×4行」用です。
20220808095639-admin.jpg
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20220808030316-admin.jpg
 LCDの裏側から挿して使います。
 ちょっと面倒なパラレル制御なのをI2CやSerialでANSIエスケープシーケンスっぽい制御が出来る様にします。
 補助的な品物ですが、これがあると製作が楽になります。
 ちなみに、信号の電圧変換とバッファを兼ねてPCA9306Dを入れています。LCDは5v制御ですがRaspberryPiなどは3.3vだからです。

 そういや手首は痛くありません。アームレストのおかげ?
 作業姿勢は大事ですね。

#電子工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月19日(金) 06時10分48秒