🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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タグ「器具の製作」を含む投稿[71件](7ページ目)

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 オレメモです。

 LTCジェネレーターの制御は、パソコンやらRaspberryPi(以下、母艦と呼称)でLTCのバイナリを生成し、PICで所定のbpsの差動バイフェーズに変換することにします。
 PICにはFIFOバッファーを構成しようと思っていますが、母艦からPICへの送信がバッファオーバーフローか遅延にならない様にタイミングを考慮しないといけません。PICから母艦へデータ送信要求(許可)をする方法が必要でしょう。FT232RLはフロー制御も出来ますからそれを使ってもいいのですが、RaspberryPiのUARTにはフロー制御がありません。GPIOを直接制御してその様な信号を作ってもいいのですが、フロー制御を持ちなくても済むならそれに越したことはありません。UARTはデータを双方向でやり取りできますので、PICから母艦へデータ送信要求を送ることにしましょう。
 SMPTE12Mのフォーマットを8bit(1byte)区切りで見ますと、バイナリグループのビットを常に0にすることが条件ですが、上位4bitは0x0,0xB,0xF,(0x3)のどれかにしかなりません(0x3は逆再生した際にシンクワードで発生する値)。これ以外の値ならば制御コードとして使えます。ASCIIテキスト制御ではありませんから0x00と0xFF以外なら何でもいいので、双方で使える制御コードにしておけば後でわかりやすいかなと。
 この場合、上位4bitは0x5か0xAが一般的でしょうか。2進数ならb0101またはb1010です。0x7F以下のASCII文字になる値がデバックしやすいかもしれないので0x5かな。
 例えばですが、

0x50 初期化(LTC送信停止・バッファクリア)
0x51 これに続くデータは設定データ(設定はfpsとDF/NDF)
0x52 これに続くデータは送信データ
0x57 データエンド
0x58 データ受信要求
0x59 データ送信要求
0x5F データ(動作)エラー


 こんな感じ?

 後はbpsの精度をどこまで求めるかです。
 タイムコードの項に延々と書いていますが、波形周期を得るタイマー割込みのコンペア値を動的に変化させることで長周期の精度を水晶発振子の精度ギリギリまで出すことは可能です。ですが、どこまでの精度が必要なんでしょうね。

#器具の製作 #タイムコード
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 連休が終わってしばらく現場がありません。開発やらメンテナンスをする余裕が出ました。

 LTCジェネレーターの研究を進めてみます。
 これは「LTC Sound Player」で使うタイムコードジェネレーターで、UARTで受信したデータをPICで送出する物です。間にFT232RLを繋げばパソコン等からUSBでも制御出来るハズです。
 FT232RLはUSBシリアル変換ICです。比較的簡単な回路で動き、ドライバは最近のOSなら予め入っているか自動でインストール出来ます。
 FT232RLのいいところはMacでもWindowsでもLinuxでも使えることです。アプリケーションからは極々シンプルなシリアルデバイスに見えるので、大半の開発言語の標準ライブラリで扱うことが出来ます。
 当初C言語で開発しようと思ったのですが、音源再生やらLTCジェネレーターの構成を考えていくとPythonを用いるのが良さそうです。巧く書けばMacでもWindowsでもLinux(RaspberryPi)でも使えるモノになるからです。

#器具の製作 #タイムコード
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 昨日に引き続きバレエ発表会です。
 道具の転換だけですからリハ中の今はヒマなのでアイデアを整理しています。

 課題は「LTC Sound Player」です。
 wavやmp3の音源プレイヤーですが、再生している音源と並列のLTCも出力します。先日も書いたネタですが、折角の空き時間ですから改めて整理しています。
 音源再生にはVLCのライブラリであるlibvlcを使います。もっと直接的にOSとやりとりする方法もあるようですが、フォーマットやコーデックの違いをVLCが吸収してくれるので頼った方が間違いありません。記述はC言語系ならC++ですから勉強が増えますが、Pythonなら比較的簡単に書けそうです。
 LTCの出力にはPICを挟みます。LTCの変調は差動バイフェーズですが、RaspberryPiには専用モジュールはありませんし、ソフトウェアで波形を起こすよりPICを使った方が自分には簡単です。RaspberryPiとはUARTやSPIで通信します。
 レイテンシーを管理したガチの業務用ならC++記述しなければなりませんが、とりあえず作ってみようならPythonでイイと思います。

#器具の製作 #タイムコード
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 TRUE1のT分岐は完成した感じです。
 ケーブルをハウジングに通してからレセプタクルに取り付けるのでケーブルの余長を押し込むことになりますが、この際の捩じりやコジる力がタブ端子にかかって半抜けになることがあるのです。組んだ後に中を確認することは出来ませんから対策が必要でした。前の書き込みでハンダ付けを試しますなんて書いたのですが、ハンダが馴染む温度ではTRUE1側が溶けてしまい使い物になりません。
 ちょっと発想を変え、ハウジングに収まる範囲でケーブルを出来るだけ長くしてみました。ハウジングの中で余裕を持ってトグロを巻ける様にしたらタブ端子に負荷がかからないのでは?というアイデアです。チーズを太くしたために可能になった方法です。
 結果から言うとビンゴです。組み上げてから数日おいて分解してみましたが半抜けの気配すらありません。
 TRUE1の取り付け部に水漏れ防止のコーキングを挿して本組みです。

 ちなみに、求める水対策性能は「防水」ではなく「防滴」です。水に浸すのはNGですが、水がかかるのはOKという意味です。
 防滴を考える上で気を付けなければならないのは狭い隙間です。毛細管現象で水が吸い込まれていくからです。明らかな水の進入路をコーキングで塞ぐのはもちろんですが、こういったところも気を付けるべきです。

 先に製作していたアルミ角パイプを使う方法も進めています。あとはコーキング処理だけだったのでお休みしてました。
 これも分岐ですが、ケーブルの方向性からY分岐と呼びます。

#器具の製作
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 呼び径25のチーズでTRUE1の分岐を試作ってみました。
 チーズは10mmほど切り詰めています。
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 チーズとプリントしたマウンタの両側にエスロンを薄めに塗ってハメ込んでいます。ハメ合わせた直後に少し回して馴染ませて位置決めをします。固着が早いのでノンビリしていると動かなくなるので注意です。
 いい感じなので、マウンタにはジクロロメタンを塗布して目を潰し、全体を塗装して仕上げます。塩ビやABSは塗装が苦手ですが、シリコンオフで拭き上げ、ミッチャクロンを塗布して本塗りすれば十分に強い塗装に仕上がります。

 配線のためにチーズを太くしたワケですが、吉と出るか凶と出るか。
 手で扱う器具は小さくて軽いのがいいのですが、見た目は太ましくなったものの、計測すると重量も外寸もそれほど違わないのでいいかなと。

追記
 落下防止ワイヤー用の金具を付けたので写真を差し替え。

#器具の製作
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 チーズを削ろうと思ったら呼び径25のチーズは手持ちのミニ旋盤には入りませんでした。枝が引っかかるのです。
 ならば違うアプローチの工夫です。3D-CADのデータをチーズに合わせて変更しやすくしました。チーズと噛み合う寸法を現物に合わせてプリントするのです。
 数を作ることになればネットでまとめ買いすると思いますが、近所のホームセンターの物と寸法が違う可能性への対応です。

#器具の製作 #ガチ工作
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 呼び径25のチーズを買ってみたのですが寸法に問題あり。
 規格の外形寸法は40mmですが、実測すると3口の内2口は40.2mmだけど1口が41.0mm。0.2mmオーバーは許容範囲だけど1.0mmオーバーには無理がある。
 カタログを見ると公差表記は内径だけ。本来の用途からしたら内径が重要であって外径はオマケ。型抜きしやすい寸法なのかな?
 さて、どうするか。TRUE1を取り付けるマウンタを1.0mmオーバーでプリントをしてもいいけど、規格値からは大きく外れているので今回買ったチーズがたまたまかもしれません。
 チーズの寸法を整えるのが良いと思われる。回転センターの補助金具を作ればミニ旋盤で削れると思う。塩ビは柔らかいからミニ旋盤にはサイズオーバー気味でも削れるし、エスロンで接着するなら0.2mmくらいの精度で収まっていればOK。

#器具の製作 #ガチ工作
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 TRUE1のT分岐のハウジングには呼び径16の塩ビ管チーズを用いていますが、ケーブルを処理しやすくするためにもう少し太くしたい。内寸は呼び径25がいい感じですが、TRUE1のネジ穴がチーズの外壁に被ってしまい取り付け方で悩む。コップ状のカバーとし、底というかレセプタクルを取り付ける面を厚くすることにしました。

#器具の製作
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 TRUE1のT分岐を配線してみました。
 ケーブルは圧着したタブ端子がハウジングより顔を出す長さにしましたが、TRUE1のレセプタクルを回してケーブルを捩じりながら押し込むと収まります。
 ただ、捩じることによってケーブルが引っ張られるため、マレにですが、先に固定したレセプタクルのタブ端子が半抜けすることがあります。
 ハウジングの構造上、組付け後の状態確認が出来ませんのでちょっと怖い。何らかの固定方法が必要です。
 タブ端子は全カバーの物を使っていますが、半カバーの物にしてハンダ付けで固定でしょうか。もしくは、TRUE1のタブ端子にケーブルをハンダで直付けでしょうか。

#器具の製作
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 ふと思いついてこんなん試作ってみました。
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 塩ビ水道管のT分岐にTRUE1のレセプタクルを取り付ける方法です。
 TRUE1の取付部は3Dプリンタで作っています。何の仕上げもしてないのはご愛嬌。
 塩ビ水道管の接着剤(エスロン)はABSも溶かすようです。ABS接着剤と臭いが似てるので試したところビンゴでした。
 溶着なら水漏れの心配はありませんし接着強度も十分です。
 
 先日作ったのはY分岐で、これはT分岐です。
 どちらがいいというより使い分けです。
 サスバトンに鈴蘭ケーブルごとく横繋ぎしていくならこれの方がいいかも。
 寸法の手直しがあるので、もう1セット作って評価しましょう。

 Y分岐もそうですが、意外な問題点はケーブルの仕舞い方です。
 ハウジングにはレセプタクルの取付穴しか開口部がありませんので、ケーブルの先端が取付穴から顔を出さないと結線が出来ません。この顔を出すための余長が思った以上に仕舞い難いのです。
 出来るだけ柔らかく、出来るだけ細いケーブルが望ましいのですが、KIVではなくHKIVなら太さを1ランク落とせます。KIV2.0スケアとHKIV1.25スケアの許容電流はほぼ同じです。
 

#3Dプリンタ #器具の製作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年5月2日(木) 08時23分44秒