🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

or 管理画面へ

タグ「ガチ工作」を含む投稿[163件](5ページ目)

Icon of admin
 客席テーブルの天板は出来るだけ薄い板にFRPを施工する手もあります。
 FRPの比重は1.5とのこと。塗膜が1mmなら1.5kg/m2です。客席テーブルは1,520×600ですので0.912m2となり1.37kgです。
 ファルカタ合板は比重0.37ですから、天板面積では1mm厚で0.337kg/m2です。前作は9.0tを使っていますが、これを4.0tにすると-5mmで1.69kg減です。4.0tにFRPを施工するなら500gの軽量化です。大差ないっちゃ大差ありませんが、9.0tなら表面仕上げの塗装類が更に加算されますし、FRPを施工すればそれが仕上げになるので、800gくらいの軽量化になりそうです。
 知りたいことはFRPの施工がファルカタ合板の何ミリ厚に相当するのかです。仮にFRP1mm厚がファルカタ合板6mmに相当するならファルカタ合板は3.0tでも構わないとなりますし、ファルカタ合板2mmに相当するならむしろ重量が増して意味がありません。
 あとは、ガラス繊維を使うか使わないかです。使えば間違いなく強度が増しますがエポキシ樹脂が大量に浸み込んで塗膜が厚く重くなります。ファルカタ合板に染み込ませて木の繊維を固めるイメージならエポキシ樹脂の使用量を減らせます。むしろ繊維密度が低いファルカタの特性を利用する方針です。

 さて、どう進めましょう。

 前の書き込みでは4.0tとしましたが、3.0tで作ってみて強度を確認してみましょう。正直不安はありますが、アウトドアテーブルはこの程度の厚さにメラミン化粧板を貼っている傾向がありますので、無理を感じる最も厚い物で試す考え方です。
 もう少し強度があれば済みそうならエポキシ樹脂を塗布し、かなり足りないようならガラス繊維シートを使ったFRPを施工し、どうにもダメならコンパネを上貼りして倉庫の作業台にします。
 骨材を1台分作るも3台分作るも手間はそれほど違いませんので、天板違いのバリエーションを作ってもいいかもしれません。

 ・・・っと、本業本業。

#ガチ工作
Icon of admin
 本業がちょっくらシンドイ。やってもやっても終わりません。
 今は資料映像のレンダリング待ちです。

 このところ書いていますが、客席テーブルの課題は軽量化です。
 キャンプ用品の軽量テーブルの作りはとても参考になってますが、そのままでは耐荷重が不足と思われますし、何よりも脚構造を取り付けるには接合部の強度を確保できません。
 テストしたいのは天板として使える最も薄いファルカタ合板の厚みはどの程度?です。9.0tなら十分な強度出せているので減らす余地があると思うからです。
 実用耐荷重の目標値は120kgです。もちろん面で耐えられても点で破れたらダメです。3.0tでは無理がありそうなので4.0tで試作してみましょう。9.0tから4.0tの範囲で条件を探るのです。ダメならコンパネでも貼って倉庫の作業テーブルにすればいいし。

#ガチ工作
Icon of admin
 客席テーブルのことを考えていたのですが、塗装が重いのかもしれません。
 塗装で固めれば強度は増しますが、2平方メートルに厚塗りしたら無視できない重量でしょう。

 使用した塗料は1平方メートルあたり0.12~0.17kgだそうです。これを5回塗りしています。
 塗料の種類によって違いはありますが、溶剤が揮発して硬化すると70%くらいの重量になるらしい。
 これらの条件で計算しますと1kg程度です。無視はできないけど大したことないな・・・。
 実測は14.5kg、無塗装の計算値が7.5kgです。違いが大きいな・・・。
 エポキシで固めてみたりイロイロやりましたのでそのせいかな?

 ちなみに、角スタッドと呼ばれる軽量材を試しましたが、限界を越えると一気に座屈するのでだめでした。

 結局のところ、現行品と同じくファルカタ合板で平台作りにするのがいいのかもしれません。
 合板の表面を固めるならワシンの1液油性ニスがいいみたい。1層目を限界まで緩くして染み込ませてから積層していく方法です。

#ガチ工作
Icon of admin
 客席テーブルについて頭が空いている時に色々考えてみました。
 軽量化には強い材料に替えるか材料を少なくするかのどちらかが主軸になります。
 となると材料の強度を評価できなければなりません。
 ようやくわかったことですが、材料の耐荷重強度は形状寸法と荷重支持条件、「ヤング率」と「断面2次モーメント」で求められるようです。ヤング率とは材質の強度。断面2次モーメントは断面形状の強度らしい。
 計算式は条件によって様々ありますが、評価の目安ならこの二つの数の積で行えます。試作品は必要な強度を持っていますので、これが持つ値を評価値として使えばいいからです。
 試作品の梁はファルカタ合板9.0tを縦方向に使っています。ラワン合板のヤング率は6.9G/Paとのこと。ファルカタは少し強度が落ちますので減るハズですが、塗装によって強度が増していますし、安全率の一部と考えてこのまま使います。断面2次モーメントは 32N/cm4 くらいなので、評価値を 220 くらいとします。
 他の材質のヤング率の目安ですが、鉄なら200G/Paくらい、アルミなら70G/Paくらいです。
 この辺りの数値をもとに、コストやら加工条件やらを加味し、評価値程度の材料を見繕えばいいのかなと。

#ガチ工作
Icon of admin
 アタマが空いた時のパズルとして客席テーブルの改修を妄想しています。
 課題は軽量化です。基本機能や耐荷重は実用レベルですが、1BOX車に積み込んだりカマチから客席後方まで手運びするには重い。
 現在の総重量は21kgです。長テーブルとしては格別重いワケでもありませんが、希望は12kg以下です。
 軽量化の方法は、
1) 材を薄く
2) 材の肉を抜く
3) 軽い材に変更
 とかでしょうか。
 一番単位重量があるのは天板です。平台に似た構造ですが、ここから見直しです。14kgありますが、半分を目指しましょう。

#ガチ工作
Icon of admin
 なんとなーくネットを眺めていたところ「Open DMX USB」に目が止まる。
「Open USB USB」
 PCから DMX512 を出力する USB インターフェースです。仕様がオープンになっていてハードウェアは極めてシンプルです。FT232RL を用います。
 ライセンス仕様は GPLv2 です。大雑把に言うなら、改変しない限り商用/私用を問わず自由に使えます。
 FT232RL は LTC Generator でも使っているので、その延長線で使えるなら悪くないなぁ~と。

 このところ JASCII のオフライン打ち込みソフトのリクエストがあります。もちろん、ASCII や Comos-Text との変換を含めてです。
 正直言うと面倒臭い。有料にするとライセンスの管理やサポートが面倒だし、無料にすると空振り感が強い。プロでない私がコレを開発するには本業を1/3にして半年かかります。卓を持ち込めば済むことに掛ける手間ではありません。
 ですが、JASCII 関係は解決したいなぁ~って気持ちはあります。最近は、劇場間でデータを使いまわすためではなく、事前の空打ちが目的になっているからです。有志がお作りになったオフラインソフトもありますが、操作感に照明を作るリズム感がありません。テンキー操作でバンバン打ち込めるシステムがあってもいいのかなとは思います。
 もし作るなら、JASCIIベースでプレイバックも出来る様にしてPC卓にしてもいいのかなと。DoctorMX や Open DMX USB で DMX512 を出せばいいのです。

 イロイロ想うことはあるので、システムの構成だけでも考えていいのかなと。

#ガチ工作 #照明器具
Icon of admin
 チーズを削ろうと思ったら呼び径25のチーズは手持ちのミニ旋盤には入りませんでした。枝が引っかかるのです。
 ならば違うアプローチの工夫です。3D-CADのデータをチーズに合わせて変更しやすくしました。チーズと噛み合う寸法を現物に合わせてプリントするのです。
 数を作ることになればネットでまとめ買いすると思いますが、近所のホームセンターの物と寸法が違う可能性への対応です。

#器具の製作 #ガチ工作
Icon of admin
 呼び径25のチーズを買ってみたのですが寸法に問題あり。
 規格の外形寸法は40mmですが、実測すると3口の内2口は40.2mmだけど1口が41.0mm。0.2mmオーバーは許容範囲だけど1.0mmオーバーには無理がある。
 カタログを見ると公差表記は内径だけ。本来の用途からしたら内径が重要であって外径はオマケ。型抜きしやすい寸法なのかな?
 さて、どうするか。TRUE1を取り付けるマウンタを1.0mmオーバーでプリントをしてもいいけど、規格値からは大きく外れているので今回買ったチーズがたまたまかもしれません。
 チーズの寸法を整えるのが良いと思われる。回転センターの補助金具を作ればミニ旋盤で削れると思う。塩ビは柔らかいからミニ旋盤にはサイズオーバー気味でも削れるし、エスロンで接着するなら0.2mmくらいの精度で収まっていればOK。

#器具の製作 #ガチ工作
Icon of admin
 このところ本業が忙しい。
 落としどころは見えても道筋が見えない物件が多いので悩み多きオッサンであります。

 さて、息抜きには自分が作りたいモノを妄想するか作るのが一番です。TRUE1の分岐ボックスの試作を進めています。防水のブンキーはありますが、20Aクラスになるとお高いので。
 防水のためにはオスコネクタからケーブルを2本引き出すヤッツケ分岐はダメです。ブンキーみたいなモノにケーブルを生やすか、豆腐サイズのボックスにレセプタクルを埋め込むかの二択です。
 当初は3Dプリンタで樹脂製ブンキーを作ろうかと思ったのですが、積層が50mmを越えると割れが入ってしまい水が浸入します。PLAなら100mm積層しても大丈夫ですが真夏の倉庫の温度に耐えられません。ABSは丈夫で耐熱もいいのですが、積層が高くなると割れるのが欠点です。積層を低くしてハメ合わせにする手もありますが、防水性を得られる精度で嚙合わせられるかは運次第。樹脂製ブンキーは無理かなと。
 豆腐サイズのボックスを試作中です。アルミ角パイプの両端に3Dプリンタで作ったTRUE1を取り付けるフタをします。3Dプリンタの積層を低く抑えられるので割れませんし、仕上がり寸法がラフでも何とかなります。ただ、TRUE1のサイズ的に40x80x2.0tの角パイプが望みですが丁度よい切り売りが見つからず。仕方ないのでモノタロウさんで定尺4mのを購入。単価的には安いのですが、この長さではそれなりの金額。ヘタをすれば1個作って不要になりかねない試作でこの量と金額はどうしたものか悩みました。
 取り急ぎカットしてモックアップを組んだところイイ感じ。アルミパイプとABS製のフタの接合方法は検討中ですが、肝心の部分が見えれば何とかなるっしょ。
 この手の接合は接着や横ネジ止めが一般的ですが、アルミもABSも接着は苦手、横ネジは3Dプリンタの積層方向的に強度不足。
 となると、防水を兼ねて接着剤を併用しつつ、両側のフタを六角支柱(スペーサー)を介してネジ止めするのがいいかなと。
 六角支柱(スペーサー)は廣杉計器さんで様々なサイズが少量から安く買えます。M3-L100があるのでこれかな?

#ガチ工作
Icon of admin
 ライトアップの架台を現地設置してきました。
 取り回したパイプに灯具を取り付けます。
202303221949371-admin.jpg 20230322195311-admin.jpg
 縁石に取り付けたクランプはこんな物。
20230322195432-admin.jpg 20230322194937-admin.jpg 20230322195229-admin.jpg
 金具とパイプの加工は予想の3倍の作業量でした。
 図面で所要時間が見えないのは所詮素人だなと。

#ガチ工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

編集

■全文検索:

複合検索窓に切り替える

■複合検索:

  • 投稿者名:
  • 投稿年月:
  • #タグ:
  • カテゴリ:
  • 出力順序:

■日付検索:

■カレンダー:

2023年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031

■カテゴリ:

■最近の投稿:

最終更新日時:
2024年5月4日(土) 05時49分51秒