No.612
オレメモです。
PICにおいてPORTx,nに対するbit反転方法。
TMR1のコンペアで割り込みしてPORTの出力を反転すればパルスになりますから、差動バイフェーズで重要です。
; PORTAの3bit目だけ反転させる。
MOVLW 00001000B ; Wレジスタにフィルタ値を定義 3bit目だけ1
XORWF PORTA,SELF ; PORTAの3bit目だけを反転
※ 書式はXC8のPIC-as
データシート読むとPORTxではなくLATxに対して計算を当てるのがいいらしいのですが、ここではわかりやすさのためにあえてPORT相手です。
XORの計算は次の通り。
0 xor 0 = 0
0 xor 1 = 1
1 xor 0 = 1
1 xor 1 = 0
PIC16系にはbit単位の反転命令がありませんので、反転させたいbitだけ1にしたフィルタ値をXORで当てます。
左の値をPORTの現在値、右の値をフィルタ値とすると、2行目と4行目が反転になり、1行目と3行目は非反転になります。
論理演算の基本ちゃ基本ですが、案外忘れてしまうのでメモメモ。
アセンブラに限らずですが、出来るだけ簡単な計算で条件分岐を行うことが大事です。
例えば処理を10回繰り返すとして、0から加算してカウンタが10になったことを判断するより、10から減算して0になったことを判断する方が好みです。PICのアセンブラの分岐処理は計算結果が0かで扱うのが自然だからです。
; 10回繰り返す
MOVLW 10 ; COUNTに10を設定する
MOVWF COUNT ;
LOOP:
~ 10回繰り返す処理をここに書く ~
DECFSZ COUNT,SELF ; COUNTをデクリメント(-1)し、結果が0なら次行の処理を飛ばす
GOTO LOOP ; LOOPを繰り返す
~ 繰り返しの後の処理をここに書く ~
DECFSZはDECFとBTFSSを組み合わせたマクロ命令みたいなものです。
少し蛇足ですが、レジスタの現在値が0であるかを見るには、
; レジスタNUMの値は0か?
MOVF NUM,SELF ; 自分自身へ値をコピー
BTFSC STATUS,ZE ; 計算結果がゼロかどうかで分岐
GOTO NUMisZERO ; ゼロの場合NUMisZEROへジャンプ(CALLでもいいけど)
MOVFで自分自身に値をコピーするとSTATUSのゼロフラグ以外変化しないので便利です。
もちろんWレジスタにコピーしても同じ結果を得られますが、Wレジスタが変化しない方がスッキリまとまることが多いようです。
てな感じで、PICのアセンブラのリハビリをしています。
#PIC
PICにおいてPORTx,nに対するbit反転方法。
TMR1のコンペアで割り込みしてPORTの出力を反転すればパルスになりますから、差動バイフェーズで重要です。
; PORTAの3bit目だけ反転させる。
MOVLW 00001000B ; Wレジスタにフィルタ値を定義 3bit目だけ1
XORWF PORTA,SELF ; PORTAの3bit目だけを反転
※ 書式はXC8のPIC-as
データシート読むとPORTxではなくLATxに対して計算を当てるのがいいらしいのですが、ここではわかりやすさのためにあえてPORT相手です。
XORの計算は次の通り。
0 xor 0 = 0
0 xor 1 = 1
1 xor 0 = 1
1 xor 1 = 0
PIC16系にはbit単位の反転命令がありませんので、反転させたいbitだけ1にしたフィルタ値をXORで当てます。
左の値をPORTの現在値、右の値をフィルタ値とすると、2行目と4行目が反転になり、1行目と3行目は非反転になります。
論理演算の基本ちゃ基本ですが、案外忘れてしまうのでメモメモ。
アセンブラに限らずですが、出来るだけ簡単な計算で条件分岐を行うことが大事です。
例えば処理を10回繰り返すとして、0から加算してカウンタが10になったことを判断するより、10から減算して0になったことを判断する方が好みです。PICのアセンブラの分岐処理は計算結果が0かで扱うのが自然だからです。
; 10回繰り返す
MOVLW 10 ; COUNTに10を設定する
MOVWF COUNT ;
LOOP:
~ 10回繰り返す処理をここに書く ~
DECFSZ COUNT,SELF ; COUNTをデクリメント(-1)し、結果が0なら次行の処理を飛ばす
GOTO LOOP ; LOOPを繰り返す
~ 繰り返しの後の処理をここに書く ~
DECFSZはDECFとBTFSSを組み合わせたマクロ命令みたいなものです。
少し蛇足ですが、レジスタの現在値が0であるかを見るには、
; レジスタNUMの値は0か?
MOVF NUM,SELF ; 自分自身へ値をコピー
BTFSC STATUS,ZE ; 計算結果がゼロかどうかで分岐
GOTO NUMisZERO ; ゼロの場合NUMisZEROへジャンプ(CALLでもいいけど)
MOVFで自分自身に値をコピーするとSTATUSのゼロフラグ以外変化しないので便利です。
もちろんWレジスタにコピーしても同じ結果を得られますが、Wレジスタが変化しない方がスッキリまとまることが多いようです。
てな感じで、PICのアセンブラのリハビリをしています。
#PIC