🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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タグ「3Dプリンタ」を含む投稿(時系列順)[20件]

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 現場が続いております。
 難易度は低い物件ばかりですが、連日はナカナカ重いです。

 そんな渦中、「靴屋の小人」もとい3Dプリンタさんが試作品を作ってくれてます。
 プリントには小物でも数時間かかりますから、出掛ける前や寝る前にセットすると丁度いいです。プリント不良が出るのは1層目が大半ですから、最低限それは見送りますケドね。

 これまで結構な量をプリントしてきましたが、必ずしもCADデータの通りにプリントされないのが難しい。樹脂成型は金型を使ってもそういうモノらしいので仕方ありません。
 私が使っているプリンタの場合、例えば平プレートに穴が空いているモノを作るとして、プレートの外形はCADデータの寸法がほぼ出るのですが、穴径は0.5〜1.0mmくらい小さくなります。特に小さな穴ではCAD段階で大きくしておかないといけません。どんな形状を作るとしても、テストプリントの実測から重要寸法の調整は必要です。

#3Dプリンタ
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 3Dプリンタが不調です。
 起動直後は正常ですが、しばらくするとプラットホームの温度が0度を示すかエラーを吐いてプリントが止まります。以前は極稀な現象でしたが、徐々に頻度が増えてきて、昨日今日は毎回発生してプリントが終わらなくなりました。
 原因は不明ですが、プラットホームの温度を測るサーミスタ(温度抵抗)が寿命かもしれません。サーミスタに寿命あるとは思ってもいませんでしたが、先達の書き込みによると連続運転での寿命は1~3年とのこと。購入したのは5年くらい前ですから使用頻度を考えればそんなもんかなと。
 プリンタの買い替えも視野に入れていますが、その前にサーミスタを交換してみます。定格は不明ですが、壊れかけながらも正常な値を示しているであろう室温で98kΩ前後を示しますので100kΩの物と思われます。形状とサイズは表面実装3216(JIS)サイズですが、基板のパターンは2012(JIS)サイズでも取り付けられそうです。表面実装タイプは最大でも100kΩなので、定格を間違っても壊れることは無いと思います。

追記
 国内で探したところ1608(JIS)サイズばかりです。さすがに小さすぎて基板のパターンに合いません。
 中華電機に3216(JIS)サイズの100kがありましたので発注。最小単位50個です。送料含めて1,000円以下なので許容範囲ですが、この数をどうしろと・・・。安いのは有難いことですが、中華電機で部品を求めると数が多くて困ることが少なくありません。サーミスタのハンダ付けは温度条件が厳しいので、失敗しても構わないと思えばいいのかもしれませんけどね。
 配送予定は4/20です。このところ配送が早い中華電機に期待しますが、3Dプリンタ作業はしばらく中断です。

追記
 4/20到着予定のサーミスタが4/10に届きました。
 早い!
 

#3Dプリンタ
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 3Dプリンタを直すための部品(サーミスタ)が予定よりも早く届きました。
 4/20到着予定が4/10です。印象操作を感じなくもないですが、土日を挟んで6日間ですから十分に早いでしょう。
 これで治るといいですが、どうなることでしょう。

 そういやムービングライトが1台動作しません。先日も同様の不良が出たので修理を試みたのですが、原因を探ろうとしたところ動いてしまい原因を追えなかった機体です。
 ウォッシュタイプですが、PAN/TILTは動くのにLAMP周り(LEDとズーム)が動きません。PAN/TILTとLAMPは制御基板が別々なので、LAMP側の基板が動作していないことになります。
 動作しないと言っても基板の故障とは限りません。電源のパイロットランプは点灯するし、要所には定格の電圧が来ています。正常な機体で試してみたのですが、サーマルセンサからと思われるケーブルを抜くと同じことになりますので、たぶんこのケーブルの先に故障があるのでしょう。サーマルセンサか、ケーブルか、間に入っている回路か、ジックリ確認しましょう。
 サーマルセンサが不良の場合、今回買った物が使えるなら楽なんですけどね。50個も買ってしまったし。

#3Dプリンタ #照明器具
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 3Dプリンタは治ったようです。ただ、主原因はサーミスタ(温度センサ素子)ではなくコネクタピンでした。
 サーミスタを交換しても完全に治らないので、改めてテスターで当たりまくるとプラットホームのコネクタピンの一部が根元は導通するのに先端は導通しないのを発見。ピンを取り外して確認しましたが、変色などまったく無く見た目はキレイでコジっても折れず。不良とは到底思えないのに導通がありません。しかも、そんなのが2本。同じ銘柄のコネクタからピンを取って交換したところ正常に戻った次第です。
 不良コネクタピンの1本は複数あるGNDの1本でしたが、ヒーター電源の通りが良くなったのかセンサーの反応が良くなったのか、プラットホームの温度がこれまでになく安定しています。取り外したサーミスタはよく見るとコゲっぽい色になっていたので交換時期と思って間違い無さそうですが、よもやコネクタピンが不良の主原因とは思いもよらず。コネクタの不良はメスコンタクトが緩んで接触不良になることが多いのですが、オスコンタクト(ピン)の中折れは初めてです。ユーザーのナニのナニとシンクロしたのか!?
 オヤジ小ネタはともかく、キツネに抓まれたような気分です。何がなんだか・・・。毎年初詣に行く稲荷神社に行かなかったのでお狐様が意地悪しに来たのでしょうか??腑に落ちないとはこのことですが、わからんもんはわからんので、プリンタを買い直さずに済んだことを素直に喜ぶしかありません。
 試作品の製作を再開しました。喜ぶのはこのジョブが最後まで終わったのを見届けてからかな?ジョブを開始して1時間、今のところ安定して動いています。
 明日から浜松まで出向いて2日程現場なので、プリントの品質が良くなることを祈りつつ今夜は寝ます。

#3Dプリンタ
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 プリントが終わったので仮組み。
 寸法の修正はありますが一応形になりました。あと2-3回やれば条件が出るでしょう。
 実際はアルミ角パイプの中にコレを入れます。
20230411082906-admin.jpg 202304110829061-admin.jpg
 3Dプリンタは復活したようです。

#3Dプリンタ
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 3Dプリンタの条件が出たようです。
 六角スペーサーを差し込む穴の寸法で難儀してました。M3の六角は5.5mmですから5.6mmくらいの仕上がりにしたいのですが、CAD上で5.6mmとしても仕上がりは5.6mmになりません。今回は5.9mmにして仕上がり5.6mm強でした。ぢゃ0.3mmふかすのが定数かというとそうでもなく、内形か外形かでも違いますし、周囲の肉厚によっても違います。目安にはなるものの試作を繰り返して追い込まなければなりません。
 FDM式の3Dプリンタは溶かした樹脂でプロッタように線を描いていくのですが、描画した樹脂の幅には±0.2mm程度の誤差があるようです。内形寸法では対角で合わせて倍の誤差になりますので、今回の狙い寸法に対しては比率的に大きい値です。ただ幸いなのは、プリントの度に寸法が違うことはほとんど無いことです。誤差ではなく、プリンタとフィラメントの組み合わせによる特性と呼ぶのが正しいのかもしれません。補正設定がCAMにあるかもしれませんので調べてみましょう。

#3Dプリンタ
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 トラブルは続くんすね。3Dプリンタさんはフィラメントを飲み込めなくなりました。
 これまでに何度もあったことですが、フィラメントを送るローラーにフィラメントのカスが詰まって滑るのです。ローラーは歯車状のギザギザにフィラメントを引っ掛けて送るので、カスが出て目詰まりするのです。
 対策は分解清掃です。ギザギザが見えるところまで部品を外し、千枚通しでギザギザの詰まりを取り除きます。少し面倒ですが、ローラーを取り外した方が詰まりが見えやすく掃除もしやすいかな?
 分解を前提に作られておりませんので部品の位置やアタリに気を付けながら組み直します。作業は20分くらい。目に見えてプリントの質が良くなります。

#3Dプリンタ
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 3Dプリンタさんは「靴屋の小人」として復活。
 朝起きると綺麗にプリントされてました。
 次はケーブルの配線を決めましょう。

#3Dプリンタ
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 「靴屋の小人」さんは完全復活です。
 追加で2セット作りましたが、途中で落ちることもなく仕上がりも綺麗です。
 現場続きだったので配線の検討はこれからですが、筐体は十分な仕上がりでしょう。
 まだ決めていないのは目地止めです。コーキング剤に何を使いましょう。アルミもABSも接着は苦手な素材です。求めるのは強度ではありませんが、十分な水漏れ対策となりつつ、修理でバラせなければいけません。バスコークが安価で無難な気もしますが、黒っぽいのが無いので仕上げが難しくなります。シリコン系コーキング剤は安価ですがはABSと相性が悪い様子。ダークグレーでブチルゴムに特性が近い変成シリコン系でしょうか。「変成シリコンコークQ」ならフライトケースのウレタンが外れた時の補修にも使っているので常備しています。

#3Dプリンタ #工具や資材
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 3Dプリンタはイイ感じですが、そもそもCADデータの通りプリント出来ないのはよろしくありません。
 当面の課題はクリアしたので、CAMの設定でどこまで追い込めるか実験を始めました。
 まずは、内形もある簡単な形状でテストプリントです。どの方向にどれだけ寸法がズレるかサンプルを取るのです。
 CAMのどの設定項目が影響するのかを見つけるのにかなりの回数プリントすることになりそうですが、都度の調整作業が減るなら価値はあります。トータル時間はかかりますが、拘束時間は大したことありませんしね。
 室温やフィラメントの質にも左右されそうですが、樹脂成型はそういうものらしいので、季節の変わり目やフィラメントの入れ替え時に確認するのもありでしょう。
 ということで、靴屋の小人さんには今夜も頑張ってもらいます。

#3Dプリンタ

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年5月4日(土) 05時49分51秒