🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

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タグ「音の世界」を含む投稿(時系列順)[24件](2ページ目)

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 MUSES01Dに換装したDI-1はエージングが110時間ほど経過し安定してきました。昨日の中域が詰まった安っぽい音は解消しています。
 無改造品より良いのですが、手間暇お金をかける程の印象はまだありません。

 良い点を特筆するなら、生ギターの高音弦やハイポジションは圧倒的に良いことです。弦が擦れる音や細い響きに立体感があります。
 ダイレクトボックスの役目は楽器のレベル変換ですし、DI-1の不満点は高域の詰まった感じですから、これはこれで良いのかもしません。

 ただ、並列で音を通している無改造品も日に日に良くなってきている印象があります。
 上記の特筆点では改造品に負けますが、エージングしたら無改造品でもいいんじゃないか!?という予感もしています。

 ちょっと違う分野ですが、次の様なyoutube動画がありました。
「エイジングするとエフェクターの音はどう変わるのか」
 
 MUSES01D化したDI-1はもっと変わります。

#音の世界
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 エージングの仕方を少し変え、これまでは抑えめの信号でしたが、歪まないギリギリのところから3dBくらい下げたレベルのピンクノイズを与えることにしました。
 海外の某メーカーのテクニカルノートにかなり高いレベルの信号を与えてエージングを行うとの記述があったためです。正解は不明ですが、メーカーが言うならやってみるべきです。
 これが功を奏したのかわかりませんが、3時間後にチェックしたところダイナミックレンジが明らかに広がっていました。MUSES01Dはエージングが済むと出力レベルが高めになりダイナミックレンジが広がるとのレポートもありますので、ちょうどそういう変化が起こるタイミングだったのかもしれませんけどね。
 これまでは無改造品に比べ少しだけ良い感じが続いていましたが、改造品が徐々に差を広げ始めています。

#音の世界
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 MUSES01DのDI-1のエージングは135時間経過です。
 劇的ではないものの、時間経過と共に安定感と明瞭感が増しています。無改造品との違いも分かりやすくなってきました。
 今朝感じたことは、アコースティックギターのピックや指が擦れる音が一層明瞭に聴こえてきたことです。そういった音を主張したミキシングではありませんし、パルスに近い音が大きくなったワケでもありませんが、音の向こうの無音が以前より感じられる様になったとでも言えばいいでしょうか。聴こえるということは音が大きくなったかそれを隠す余計な音が無くなったかのどちらかですが、原因は定かでないものの、聴き取り難かった音が明瞭になったことは事実です。
 音作りは好みの世界で、低能率やノイズすら「味」や「色」とされることもありますが、ダイレクトボックスは楽器の音をPAに受け渡す入口ですから正確に次に渡すことが役目だと考えています。正確の意味は演奏者が作った音を足しもせず引きもせずということです。

 どこからの情報かわからないのですが、MUSES01Dのエージングは300~350時間らしいので半分経過です。

 ちなみに無改造品の変化は止まった気がします。そのため改造品と差が開いた印象があるのかもしれません。途中参戦なので少し短いですが、ここまでのエージング時間は約80時間だと思います。
 今後も改造品と共にエージングを続けますが、無改造品のエージングは歪み限界から-3dBのピンクノイズを100時間当てる、としておきましょう。

#音の世界
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 MUSES01DのDI-1のエージングは185時間経過です。
 無改造品は80時間時点から変化はありません。高域の詰まり感が減少して伸びる感じが出ているのでエージングは望ましいと思いますが、この辺りが限界なのかな?
 MUSES01Dの方は高域の明瞭度が更に良くなり、主旋の裏にある細い音が一層聴こえる様になっています。特に無改造品では聴き取れない高域のリバーブ音が存在感を持って聴こえます。無改造品とはすでに別物です。ただ、「シャー」ノイズが耳に付くような気もします。S/Nが悪くなったのではなく、高域が主張されるのに伴って音源からの「シャー」も大きくなったようです。
 良し悪しはともかく、改造によって別物になった意味では現状でもアリだと思いますので、この後はエージングの時間を決めることでしょうか。本番中に音が変わっても困りますからね。変化が落ち着くタイミングを知りたいところです。

#音の世界
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 MUSES01DのDI-1のエージングは230時間経過です。
 先日「シャー」ノイズが増えたと書きましたが、電池の電圧が落ちたことが原因みたいです。電池を交換したところノイズは無くなりました。ファンタム駆動なのに電池の影響を受ける不思議。その他、無改造品とは挙動が違うところがあり、正確な比較が出来ない感じもあります。
 音は良くなったと思います。高域の抜けが良くなり、特に残響音がストンと切れる感じはありません。しかし、一緒にエージングをしてきた無改造品も音質の向上が認められたために費用分の価値があるかというと正直微妙です。
 さて、どうすっかな。。。

#音の世界
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 無改造のDI-1のエージングは150時間を経過しましたが、ここへ来て急に音が良くなってるんですよ。24時間毎に音が変わるので評価がアッチコッチします。
 良いの意味はDI-1特有の高域が尻つぼみする感じがなくなったことです。よくよく比べればMUSES01Dの方が透明感を感じますが、言われなければわからない違いです。実用上はどっちでもいいんじゃね?って感じ。
 MUSES01Dのエージングが300時間ならまだ数日ありますが、DI-1に感じていた問題が解決してしまったなら無理してMUSESD01D化する必要はありません。
 ただ、オペアンプよりもコンデンサの方が音に影響がある可能性もありますので、この辺りも試すつもりです。

#音の世界
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 DI-1の内部電源はDC9vと表記あり。オペアンプの電源端子を実測すると8.3v。
 MUSES01Dの定格電源は±9~±16v。単電源換算なら18~32vですから圧倒的電圧不足ぢゃね?ちなみにM5218やNJM4580Dは±2~±16v(4~32v)なので楽勝。
 エージングをすれば良い方向になると思い込んではいたものの、NJM4580Dに比べて価格差ほど良質なのかと腑に落ちない感じはありました。ひょっとしてコレ?
 MUSES02D、MUSES8820D、MUSES8920Dは±3.5~±16v(7~32v)です。DI-1向けならこれらを選ぶべきぢゃね!?
 MUSES02Dをポチリました。エージングも評価も全部やり直しです。
 MUSES02Dで納得いけば、MUSES02Dの廉価版ながらNJM4580Dより高音質と評判のMUSES8820Dも試してみましょう。安く済むに越したことはありませんので。

 正直なところ、ナゼMUSES01DとMUSES02Dの2種なのかイマイチ理解出来ませんでしたが、電源電圧の違いではないかと思ったところ。
 音質云々以前に、電圧低めの回路にはMUSESD01DではなくMUSES02Dを使うべきです。所定の電圧を突っ込まずに良い音が出るワケありません。
 メーカーの意図は想像の域を越えませんが、基本的な確認を怠ったことは大反省です。部品と販売店さんに謝らないといけません。

 オペアンプの評価はこちらを参考にしました。
 オペアンプの違いによる音質比較表
 ここの評価を真に受けるなら、DI-1にはMUSES02Dではないか!?

#音の世界 #電子工作
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 MUSES02Dが入荷したので入れ替えてみました。
 率直な感想は素直で良い音なこと。成り行きでエージングした無改造品と比べても明らかです。
 音に迷いがなく自信に満ちている感じ。中域がシッカリしていて余韻も気持ちよく、全域に渡って耳に入ってきます。ネットには「今まで聴こえなかった音に気付きます」との評価がありますが大げさな表現ではありません。
 私個人としては5,000円なら納得の変化ですが、大事なのは商売道具としての価値です。エージングが済んだら音響チームに確認してもらいましょう。

#音の世界
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 MUSES02D化したDI-1はとても良い音ですが、どこか物足りない。オペアンプが鳴りきっていないというか躓いているような気がするのです。勘ですが、入口か出口のコンデンサがMUSES02Dに対して性能不足の様に感じます。
 当初はオペアンプの交換に留めようと思ったのですが、コンデンサは安価で元に戻すのも簡単なので試してみようかと。
 別な部品と共にコンデンサも手配しました。

#音の世界
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 改造したDI-1の主要なコンデンサも変えてみました。音響用として評判が良いニチコンのコンデンサ達です。
 MUSES02Dにしても改善されなかった特定の響きがスッキリと抜ける様になりました。特にガットギターの音源では使い古した弦と新品の弦くらい響きが違います。
 ダイレクトボックスは楽器の音声信号をミキサーに入れるためのレベル変換ですから、演奏者が奏でるニュアンスを出来るだけ正確にミキサーに渡すのが仕事です。この改造の発端はDI-1を通すと正確さに掛けるのではないか?という疑問からです。何を以って正確かというと難しいですが、「DI-1なら弦を新しくしなくてもよかったなぁ~」などと演奏者に言われてしまうならば正確ではないのだろうと思っています。イメージとしては、高域を膨らますというより、響きや余韻を出来るだけ多くミキサーに渡したいといったところです。
 今のところ、圧倒的な変化が起こっている訳ではありませんので売りは弱いですが、繊細な響きや余韻といったDI-1が苦手なところは改善されています。演奏者からすればこの辺りが大事だと思うので良い変化だと考えていますけどね。
 最終判断は、手持ちに無かった物を替えてエージングした後になります。

 新規開発や改造などの話は、モノの良し悪しより「誰が評価したか」が重要です。または、成り行きで使い続け、しばらくして以前の物に戻ってみたら物足りなさや不便を感じて意味を発見する、といった物語が必要です。残念ながら、自分の価値基準でゼロベースの評価をできる人は極めて少数です。ですので、社内でプレゼンすることは労力の無駄かもしれませんw
 誰に試作品を送ろうかな・・・

#音の世界

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月17日(金) 11時57分19秒