🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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全年全月27日の投稿(時系列順)[36件]

2021年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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たまたま目にしたYouTube動画の中でプリント基板製作の話しがありました。jlcpcbですが、小さめの基板なら100円/枚だとか。p板.comさんに初めてお願いした時は価格破壊だと思ったのに更にその1/10です。
p板.comさんはオーバースペックな程良質な基板を作ってくれますので高いとは思いませんが、感光基板より安く作れるなら使わない手はありません。納期も早いみたいだし。

同様の製作会社は他にありますが、共通点は中国の工場であることとガーバーデータをネット入稿することです。
ならば、まずはガーバーデータを起こすことから学習です。
ガーバーデータならEAGLEとKiCadがフリーウェアの双璧な感じですが、完全フリーのKiCadが情報も多く良いようです。
YouTubeに良い解説があるのでそれで勉強です。





この動画にあるPCBGoGoよりjlcpcbの方が安いようですが、PCBGoGoは日本語ローカライズされていたりわかりやすようです。

#電子工作

2021年11月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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仕掛品の仮置き場の基本方針はまとまりました。
図にしないと伝わり難いと思いますが、細くした合板を互い違いに貼り合わせて支柱からアームが突き出たパネル(クシ状というかアルファベットのEみたいな形)を構成し、丸パイプと雌ネジのボスを組み合わせた長ナットでつなげていきます。番重にとっては両横に受けアームがあるような形状です。普通の棚にしてもいいのですが、仕掛品は必ずしも番重の深さに納まるとは限りませんから、一つ上の番重を抜けば高さがあっても入るようにします。
合板は12.0厚を使い、3枚重ねで構成しますから36.0厚です。接着さえキチンとすれば一枚板から切り出した物と同じことなので強度は十分です。しかもお安く済みます。

後は加工手順を整理です。手がける前にアタマの中で材料の切り出しから仕上げまで出来るだけ明確にイメージすることは大事です。
手順がぼんやりした状態で始めるとロクなことがありませんし、出来ない加工、簡単そうに見えて手間がかかる加工も避けないといけません。

ここしばらくは本業の工作を進めないといけないので、仕掛品の仮置き場はしばらく後です。客席テーブルも途中なので仕掛品だらけです。

#ガチ工作

2022年1月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルは意匠的にはOKだと思うので、次は天板の耐摩耗性を上げつつ構造の単純化と軽量化を目指すことになります。

 ・・・言うの簡単ですがどうしましょう。
 プラダンの親戚に「プラパール」という、俗称プチプチを肉厚で丈夫な素材で作った板材があります。一種のハニカム構造になっているワケです。調べたところ、肉厚が10mmの物があり、同じ厚みの合板に等しい強度をもっているとかいないとか。価格が現実的ならサンプルを取り寄せてみますか?
 ver4の天板にはラワン合板ではなくファルカタ合板を使っていますがこれが軽い。比重が0.4弱。ちなみにラワン合板は0.6前後。これより軽くて丈夫ならプラパールの線もありです。

#ガチ工作
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 先日購入したLED-BARの箱を加工してみました。
 内容物は中華電器の長さ1mの製品ですが、合板製の受けを入れて収納します。
 箱屋さんに硬質ウレタンの受けを作ってもらおうかと思ったのですが、出来る限り安く済ませたいし、ポリエステル樹脂の試験にもなるので自作。
 使った箱はコレです。期待以上にピッタリサイズ。軽くて丈夫。

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 ポリエステル樹脂を塗って仕上げるつもりですが、木ボンドの水分の逃げ道が無くなって硬化しきれないかもしれないので、塗布は木ボンドが完全に硬化してからです。1週間くらい?
 と、思いきや、ポリエステル樹脂の塗膜厚を考えてない。良くも悪くも塗装前の状態で遊び無しのピッタリ寸法なので、ポリエステル樹脂を塗ったら入らなくなるかも。ポリエステル樹脂は厚塗りしてナンボですから0.5~1.0mmくらい塗りたいし。
 どうするかは木ボンドが固まってから決めます。少し寸法を間違えてもいるし、最終的にかなりの数を作るから1セット増えても影響無いし、これは試作として作り直してもいいかも。

 合板でこういった仕切り形状を作る場合、単なる突合せだと強度が出ません。理想は溝を掘って差し込むのがいい。
 けれど溝を掘るのは面倒なので、寸法が許す範囲で互い違いに合わせるといいです。積み木作りです。

#ガチ工作

2022年2月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 キーボード、モニタ、ネットワークなど、ハードウェアとのやり取りを先に進めていますが、ボチボチ本丸であるパッチ機能の具体的な作りもまとめ始めています。
 パッチ機能はマッピングファイルに従って入力を出力に置き換える作業なのでアルゴリズムに難しいことはありませんが、十分な速度を得られるかが難しい課題です。
 DMX512は1スロットあたり44usecです。100万分の44秒ってことですが、8ユニバース扱うなら100万分の5.5秒以内に1スロットを確実に処理しなければなりません。RaspberryPi4BのCPUクロックは1GHz以上であり、それが4スレッドありますから間に合うような気もするのですが、確認しながら工夫していく必要があると思われます。
 なんの工夫もなくPythonを動かすとCPUは1スレッドしか使われません。RaspberryPiでは能力の1/4しか使えないってことです。CPUの能力を最大限使おうとするなら、実行ファイルを複数に分けてOSレベルでプロセスを分けるか、Python内でmultiprocessingを定義して複数のCPUスレッドがPythonの処理を請け負うように仕向けないといけません。
 multiprocessingの使い方はThreadingと似ているので難しいことは無さそうですが、こういったちょっと深いところをちゃんと書かないとRaspberryPiでパッチマシンは厳しい感じです。

#Python #[Art-Net]
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 先日書いた謎のオレメモ

 np.abs( np_array_dt - ( datetime.datetime.now() - datetime.timedelta(seconds=0.1) ) ).argmin()

 これはDelay機能で重要な処理です。
 日時の配列(np_array_dt)の中から、現在日時から一定の時間を差し引いた日時に最も近い日時を項に持つIndexを得ます。

 Delayを構成するにあたり、受信値に日時を付けて数世代のデータを保存し、少し前の入力値を使います。出力を遅らすのではなく入力を遅らすのです。
 パッチはパッチマップに従って入力スロットの値を出力スロットにコピーしますが、コピー元の入力スロットを探すアドレスに受信世代のインデックスも持たせれば1フェーズでパッチとDelayの処理が完了します。コピー元のアドレスの表現を「何秒前の何番LINEの何番スロット」とするワケです。Titan系からのパクリですが、LINEとはDMXの内部系統のことです。8ユニバースを扱う構想ですから8LINEあります。内部系統に入出力先をパッチするのは言うまでもありません。
 意味合いとして正しいのはパッチが済んだデータの出力を指定時間遅らすことだと思いますが、入力を遅らせてもその様に振る舞うならいいかなと。

 そもそも反応が鈍い劇場の調光装置と反応が鋭い機器をワンボードで操作しても明かりの変化を一斉にさせたいという要望からのDelayです。カットインをカットインにしたいだけで、照明効果を作るエフェクトではありません。
 ですから、厳密に設定時間分遅らせることが目的ではなく、全体が同じタイミングで動いているように「見えれば」いいので、入力の世代を管理する方法で十分だと思うのです。

 「少し前の日時のインデックス」を見つけるのが謎式の正体です。

 ちなみに、時刻を使わず日時を使う理由は、深夜24時、日付が変わる瞬間に必ずエラーが起こるからです。0時0分0秒付近でほんの一瞬ですが、設定可能な最大Delay時間前のデータが出ます。Delay最大値が1秒なら1秒前のデータが出てしまうのです。一瞬のこととはいえ、こんな潜在エラーがあったらカウントダウンの現場では使えません。

#Python #[Art-Net]

2022年4月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 サーバーは順調に動いてくれています。RAIDも問題ありません。
 案外複雑なバックアップも取っていますので、これらの動作確認も大切です。

 連休は何気に忙しくなりました。
 コロナが収まった感での「やっぱり開催」的なバレエのおさらい会が数本あります。
 舞監ではなくリノ敷き道具さんですから大変ではありませんけど。

 そんな準備があるので工作は一時休業です。
 Art-Netドライバを仕上げたいところですが、微妙な書き加えなのでアタマを全振りしないと出来ません。空いた時間に少しづつって訳にはいかないのです。

#本業
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 デジタル庁が「デジタル推進委員」と称する人材を募集するそうです。
 岸田首相の掲げる「誰ひとり取り残されないデジタル化」を実現するための方策とのこと。
 平均的にパソコンやスマホを苦手とする年配者にそれらの使い方を教える先生的な役割らしい。
 雇用の促進になるならいいんでないか?と思ったら、交通費等の必要経費は出るものの無給だそうな。。。
 耳を疑う話ですが、デジタルな知識や技術に社会的な価値は無いとデジタル庁が言っているに等しい。
 専門知識と人に教える技能と忍耐を持った人でなければ何の成果も出ないのにアホかと思います。

 そもそも、年配者にそこまで配慮する必要があるのかな?必要なら自ら学ぶべきことでしょう。
 実母はスマホはおろか携帯すら持ったことのない人ですが、何不自由なく生活してます。
 別段求める訳でもなく、無いなら無いなりに生活出来ている人たちに何を学んでもらおうというのでしょう。

 デジタル化の究極は「電子執事」です。
 主人の意図を読み取って先んじて準備を進めて遅れることなくサービスを提供していれる存在です。
 「デジタル化」と呼ばれることは程度の差はあっても目指している先はこれだと思います。
 ならば、年配者に対してはデジタル化というサービスがまだまだ未熟です。一方的に気を使ってくれるレベルに達していないのですから。

 そもそも「デジタル化に取り残される」とはどういった社会問題なのでしょう?
 政治家さん自身がゴール地点をイメージ出来ているのか?そこが一番の問題点だと思います。

 1985年時点で坂村教授(当時助教授)が提唱したTRONの思想を国が守るべきでした。
 あくまで思想であって商品とは言いませんが、当時坂村教授が書いたTRONに関する書籍を読んで目からウロコでした。
 そして、その本に書かれていた未来像が正に今実現されています。
 必要なのは、過去の事例を沢山知っているだけの専門家ではなく、未来を予言出来る専門家です。そして、その未来像を理解して実現出来る政治家です。
 デジタル化とか言いますが、その実態は機械であっても、そこにある思想が最も大事なことに偉い人がもっと敏感になるべきです。

#雑談
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 実作業はなかなか進みませんが、Art-Netドライバの方針が整理出来ています。
 Pythonについて継続して調べていますが、そんな中で遭遇した「PythonはC++で書かれたライブラリを呼び出すプラットホーム」というご意見に納得。
 Pythonは処理が遅い。変数の型の定義が曖昧でも何となく動くのは便利だけど、大事な時に変数の型のミスマッチでエラーが出るのは面倒。けれど処理の構図を作る生産性は高く、変数の型も意識して書けば問題になりません。C++で部分の関数を書いてPythonでまとめるのは良い方法だと思うのです。
 なので、先のご意見には納得なのです。
 Cythonではなく、Pythonコードから完全なバイナリに直接コンパイルする方法があったらなと思います。

#Python

2022年5月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 3Dプリンタの条件ですが、スティック糊の塗り方で随分違うことが判明。
 その前にスティック糊の意味ですが、プラットホームへの喰いつきを良くするために使います。私は幅広のマスキングテープを貼った上に塗ります。
 スティック糊は厚すぎず薄すぎず出来るだけ均一に塗ることが重要です。塗りムラが1層目のプリントにそのまま転写されると言っても過言ではありません。プラットホームを温め、糊を溶かして馴染ませながらユックリと一定の速度で一定の間隔で塗り進めます。溶かして馴染ませないと効果が半減するようです。スティック糊を使う場合の話ではありますが、スライサーのパラメータと同じくらい重要な下準備だと思われます。

 実はこの週末が珍しく3連休です。腰を据えて間数マーカーの試作を進めています。
 Art-Netエンジンを進めるつもりでしたが、部下がデータ作りで卓を使っているので別な作業です。

#工具や資材

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年5月4日(土) 05時49分51秒