🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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2025年の投稿[193件](3ページ目)

2025年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 スポットライトの絞りを調整するにはレンズかLED光源を動かしてお互いの距離を調整しなければなりません。
 一般照明のスポットの様に手動で行うなら何かしらのノブを付けねばならず、PAR缶に穴を空けるなりの追加工が必要です。案外精度も必要だし内部の機構もそれほど簡単ではありません。
 そこで思ったのですが、絞りを調整する際はシュートの時であり光は出ています。ならば電源は入っているワケで電動でもいいんぢゃないかと。これならPAR缶への追加工は少なく出来ます。
 また、LEDの制御回路は既製品のLEDスポットライトの基板を流用しようと思っていますから卓から絞りを調整する機能を追加するのはほぼ不可能ですが、これとは別に単純な回路でモーターを正転/逆転出来れば良いでしょう。
 モーターはDCモーターでもいいのですが、小さなステッピングモーターがいいでしょう。ステッピングモーターなら保持トルクが大きくギアボックスも不要に出来そうなので物理装置を簡素に出来ます。制御回路はPICマイコンと汎用のドライバICを使えば簡単に作れます。何よりも、ステッピングモーターはDC24v仕様の物が多く、LEDドライバ電源から拝借すれば電源回路を簡素化できそう。ワンクリックと長押しでの速度変化をイイ感じにすれば使い勝手を自然に出来るでしょう。そのウチLEDのドライバを含め制御回路を自作した際には卓から絞り(Zoom)を制御出来ることにもつながります。

#器具の製作 #ガチ工作
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 アタマを使わないひたすら長い本番でしたので脳ミソは工作の世界。
 SS用LEDスポットはLED素子を15個使うので開発呼称を「SS15」としました。
 大きな課題が出てきました。レンズを固定してLED光源を動かす構成を考えていますが、さてどうやって動かすか、です。
 松村さんの CXシリーズや FXシリーズはこのアタリが出来過ぎているのです。回そうとすれば楽に回るのに固定操作をしなくてもズレません。フォーカスの変化も手に馴染む程良さ。褒め過ぎかもしれませんが素晴らしい設計と製作だと思います。比較的新しい機種ですからコンディションが良い機体が多いためかもしれませんが、一度徹底的にバラして勉強したいくらいです。
 PAR缶を使うことが前提で追加工は出来るだけ少なくしたいのでルールの無いパズルみたいでナカナカ難しい。こういった妄想という名の試行錯誤は楽しいのですけどね。

#器具の製作
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 SS 用LEDスポットのレンズを取り付けるマウントの試作品です。
20251011114432-admin.jpg
 寸法が少し合わないので修正しますがイイ感じです。
 今後 PARライトの缶が余っていくのでその再利用を兼ねていますが、必要な部品が納まるでしょうか。
 間違っても全天候で使えるようには作りません。いや、作れません。

追記
 松村さんのCX-6のレンズを使いたいと思っていますが、使わせてもらえるかはこれからご相談です。
 レンズが単品販売としてカタログに掲載されていますが、完成したら最低でも20台くらいは作ると思われる自作スポットライトに使うならご了解を頂かないと気が引けます。

追記のその2
 寸法を調整したらピッタリになりました。

#器具の製作
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 SS 用のLEDスポットを作るためにレンズを固定するマウントを作ってみました。PARライトにはネジを通す穴を空けてレンズマウントを固定します。
 レンズは買っていませんが、これがPARライトに確実に固定出来なければ始まりません。レンズを買っても先が無ければ費用が無駄なので。
 フォーカスにおいてはLEDを前後に動かします。レンズを動かすと重量もサイズもあるために機構が大掛かりになり全体の重量が増すからです。
 レンズマウントが良さそうなら、通常ならシールドビーム球を取り付けるところにも土台を構成し、LEDと制御部の取り付けを考えていきます。
 納期はありませんし、使える物を作りたいのでジックリ・確実に進めていきたいです。
 新しい3Dプリンタはこういった試作でも頼りになります。寸法確認が目的なので肉を減らしてはいますが、φ152mmのレンズを取り付けるマウントのプリントが1時間少々です。ABSが熱に耐えられるかは作ってみないとわかりませんが、もっと耐熱性の高いフィラメントも使えるので形が決まったら温度を計測して材質を検討しましょう。

#器具の製作
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 QIDI Q2 の動作を見ますとフィラメントを通すチューブが短い感じ。引っ張られて押し出し機が脱調する瞬間があります。
 PTFEチューブと呼ばれますが長い物に交換。
 動作がスムーズになりました。

#3Dプリンタ
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 スモークリキッドのノズルを組んでみました。
20251006084224-admin.jpg 202510060842241-admin.jpg
 既製品の白いノズルとボトルの間の黒いのがプリント品です。ボトルと繋げるネジで難儀しましたが何とかなりました。
 形は出来たので、漏水と使い勝手の確認です。

追記
 完全ではないですが、接着剤が落ち着いたので漏水のチェックをしました。良いと思われます。
 これを使ってもリキッドを注ぐ際はロートが必要だと思います。コンセプトMK-VIは上部にオイル口があって差し込めばホールドされますが、Antari F1-FAZER はポリのボトルなので何か考えた方が良さそう。
 四半世紀以上も昔のことですが、ツアー先でコンセプトのオイルを床にこぼしてしまい、小屋付きさんと舞監さんに死ぬほど叱られた思い出があるので、スモークリキッドの扱いには神経質になってしまいます。部下も取り返しのつかない失敗を経験した方がいいとは思うのですが、道具で安全を向上させられるなら作りたくなるのが性分。

#器具の製作 #3Dプリンタ
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 QIDI Q2 の使い方は見えてきました。以前のプリンタと比べあらゆる意味で高性能・便利になっていますが、扱い方の根底に大きな違いはありません。慣れてくると以前のプリンタと同じ感覚で使えています。
 驚くのはABSフィラメントの仕上がりです。何を基準に評価するかによりますが、以前のプリンタでPLAをプリントした程度に出ます。ABSでの条件出しに苦労した経験があると感動ものの綺麗さです。
 プリントはとにかく速い。データを入れてプリントが開始するまでの儀式が長い感じもしますが、プリントが始まってしまえばあっという間。以前のプリンタが10年以上前の代物ですから比べたら失礼かもしれませんが、プリント時間は1/3から1/5って感じ(体感)です。

 この QIDI Q2 がすごいというより、時代の進歩がすごいって感じです。
 初めて3Dプリンタを使った人には感じられない感動かもしれませんけど。

#3Dプリンタ
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 QIDI Q2 のスライサ(3Dデータから加工命令を生成するツール)には純正の QIDI Studio を使っています。以前のプリンタでは Qidi Print を使っていましたが、これよりもずっと進歩してます。表示もキレイでわかりやすい。また、何を与えて何を得るかは同じなのでメニュー構造がわかってくればスムーズに使えます。奇妙な便利機能は付け加えられていませんので迷宮を彷徨うこともありません。
 あ、日本語がほぼ正しくなりました。

#3Dプリンタ
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 こんなんを製作中です。
 スモークマシンのフォグリキッドのフタです。市販のφ40注ぎ口を取り付けて使用します。ちょっとわかりにくいですが、注ぎ口の向きを自由に決めて締め付けます。
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#器具の製作 #3Dプリンタ
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 AC/DC好きの自分にとって、これは楽しい。


#雑談

■思ってみた

夜になると息が白くなるようです。
冬も間近です。

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2025年11月23日(日) 20時21分48秒