🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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No.1050

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 先日ヒーター(発煙器)を新品に交換した Antari F1-FAZER を昨日の現場で使ったところ2台のウチ1台がオーバーヒートの警告。
 煙は出ませんので念のため持ってきていた予備機に交換して現場としては事なきを得ましたが、明けての今日稼働させても再現せず。「ボク、昨日もバッチリ働いたもん♪」って顔で煙を吐きます。なんか腹立つ。
 温度センサからの電圧を受ける基板の端子が怪しいように感じたので稼働テストする前に挿し直しをしましたが、端子の接触具合いで奇妙なヒステリンスでも起きていたのでしょうか。温度センサーの熱電帯は微弱な電圧・電流しか出しませんから端子の接触が悪いと誤認するのかもしれません。ヒステリンスの様な障害があれば温度が一定以上になった途端に検知電圧が上がる可能性はあります。
 動いてくれればそれでいいのですが、ヒーター(発煙器)を交換した後5時間くらい稼働テストをしていますので、なぜ警告が出たのかスッキリしません。
 日を改めて長時間稼働させてみましょう。

追記
 オーバーヒートの警告が出た Antari F1-FAZER の稼働テストを続けていますが警告は出ません。アホかってくらい煙が出ています。あまりの煙にお隣の自動車修理工場のご主人が火事ぢゃないよね!?と心配していらっしゃったくらい(笑
 コロナ以降、劇場の空調の排気が強くなっている傾向があり、コンセプトなら太刀打ちできますが、水性スモークマシンは残留が弱くて1台では負けることがありますので2台焚きを基本にしています。1台が動かなくなっても残りの1台があれば薄くともビームは出ますので相互バックアップの意味もあります。
 要の部品を交換したとはいえ、一度壊れた器具を完全回復させるのは難しいですね。こういうのは倉庫でのテストでは正常でも現場ではおかしくなる内弁慶さんかな!?。
 お塩とお神酒で簡易なお祓いをすると治るのかもしれません。機材が動くかの最後は神頼み運頼みですから・・・

追記の2
 機材修理の最後は神頼みです。しめ縄の作り方と祝詞を研究しましょうか・・・
 故障した道具には濁ったナニかがまとわりつく気配を感じます。故障部位の健全化が必須だとしても、そこには悪戯好きの何某が居ると感じるのです。
 機械のことを勉強すればするほど、修理の経験を積めば積むほど、付喪神の存在を当たり前に感じます。
 舞台は人の想いが集まるところですから、そこで使う道具は付喪神が憑きやすいのかもしれません。
 感謝と労わりを以って機材たちと向き合いたいものです。

 日本の舞台は引き籠りの天照大御神を天岩戸から引っ張り出したアマノ・ウズメのストリップ公演が記録に残る最初でしょう。性的アプローチや酔っぱらったオッサンたちのバカ騒ぎの是非はともかく、その石舞台と天岩戸が最初の舞台機構と言ってもいい。神々が使ったものですからそこに魂が宿っても不思議はありません。そこまで高貴でなくとも、人の想いが集まるところで使ったモノには何かが宿るものだと思ったりしてます。

#器具の修理

■思ってみた

社屋を囲む田んぼの田植えが終わり季節を感じます。

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2025年6月22日(日) 15時27分49秒