🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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全年全月7日の投稿[45件](4ページ目)

2022年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 numpy.arrayを含むtupleをsocketで送るにはシリアル化ってのをすればいいらしい。pythonのオブジェクトをバイナリ化する方法とのこと。
 pickleというライブラリを使います。pickle.dumps()でシリアル化し、pickle.loads()で戻します。
 テキストと3次元のnumpy.arrayが混在するtupleが一発で処理出来ました。
 変換したデータのtypeはbytesですからsocketで送れるハズです。

 ただ、pickleのシリアル化/復号には時間がかかる様子。
 先人の調査によると、scoket自体はとても速いけれどpickleの処理が案外遅くて総処理時間は他の方法と似たり寄ったりみたい。
 ただ、先人の比較方法はデータ量を起点にする比較が主で、都度のデータは少なくコネクションの回数が多いケースの比較ではありません。multiprocessingのQueueはコネクション毎のマネージ処理が重い感じがするので、コネクション自体は軽いsocketに分があるかもしれません。
 また、DMXのスロットデータを格納するnumpy.arrayは何も指定しないとint32やint64になりますが、uint8やuint16を指定すれば1スロット当たりのデータ長は小さくなります。つまり、データ総量が小さくなります。
 試さないとわからんですけど、オーバーヘッドが大きい通信処理でデータ量を減らせば十分な速度を確保できる期待感があります。DMXの1スロットは1バイトですから、Art-Netエンジンではスロットに対する計算処理をせずにuint8で運用するのがいいのかもしれません。今のところ、比較抽出のnumpy.maxはあってもスロットデータに計算らしい計算は当てないのでuint8で運用しても問題無さそう。
 つか、通信自体はsocketが凄く軽いことに驚いた。PythonというよりOS本体に依存するので当然かもしれませんが。

#Python
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 Art-Netエンジンの構成を整理していますが、そういやプロセス間通信はどうしましょう。

 PythonではmultiprocessingのQueueが予想以上に遅くて使い物になりません。便利なんですけどね。
 ネットの情報ではPipeや共有メモリが速いとあります。ですが、socketもQueueより速そうなレポートが多く見受けられます。
 実験してみないとわかりませんが、速度が足りるならsocketにした方が将来性があります。なぜなら、内部でのプロセス間通信も別プロセッサとの協調動作も設定するIPアドレスとポートが違うだけで全く同じプログラムで実現可能だからです。Pipeや共有メモリよりもsocketはシンプルで扱いやすいので速度が十分なら尚更です。
 Art-NetとEtherNetを共用するのは避けた方が良さそうですが、ローレベルのハードウェアを扱いやすいRaspberryPiと計算能力が高いPCを組合せば得意分野を活かして良い結果を出せるような気がします。もし調光卓を考えるならこの方法は必須かもしれません。もちろん、Art-NetエンジンそのものをPCに実装するのもアリでですけど。

 これまではQueueベースで書いてきましたが、タプルをバイナリ化してsocketで通信する方法から試してみましょう。

#Python #[Art-Net]
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 現場もホール資料の作成も一息つきました。
 終わっていませんが、自分の領分に区切りが付いて投げたところなのでしばらくは少しサボれます。
 なので、Art-Netエンジンを再開しています。
 基本的な機能の製作は済んでいるので最適化をします。常にそれなりの負荷で動くモジュールなので可能な限り動作負荷を軽減し例外エラーも出にくくしたいからです。
 特に処理の順位とタイミングの精査が重要です。無駄な繰り返し処理を極力減らし、やるべきことは適切に実行させるのです。パッと見はスマートでも順位が最適じゃないとか、状況確認のIF文が無駄に実行されていたりするのはよくあることです。自然な流れで実際の処理量をどれだけ減らせるかが勝負です。
 改めてフローを書いています。実験段階ではフローを書かず処理が成立するかコマンドを試しながら思いつきで書くことが多いのですが、最適化をするには分割した部分を並べ直して見直すのがいいようです。いわゆるフローチャートを書くのではなく、付箋に要素を書いてホワイトボードに並べるブレインストーミングみたいな作業です。一人作業なのでパソコンの中でやってますけど、LibreOfficeのドローがこの作業では使いやすいですね。

 時間も開発費も乏しいところですが、出来るだけ多くの製品を作りたいものです。

#[Art-Net]

2022年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 最近、中華電器からLED-BARを仕入れましたが、LHQの代替として使うならもちっと広がって欲しいなと思っております。
 フロストを入れたら解決しそうですが、プロストはエッジをボカすのが役目であって広角を広げる物ではありません。
 レンズを前にかざすのが効果的ですが、スペックが出ているレンズは高価で、スペックがわからないソレっぽいカタチをしたレンズは安価です。中華電器に安い物がありますが必ずしも同じ物が来ません。ならば、ポリエステル樹脂で作ってしまった方が結果的によくね?
 精度はボチボチでよいので型を作って流し込むだけ。初期段取りに手間はかかるけど、段取りが出来てしまえば同じ物が安価に作れる。
 真空ポンプが欲しくなるのは目に見えているけど、表面仕上げはジクロルメタンを塗れば済むので、少しの気泡は気にしない?

#ガチ工作
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 間数マーカーのLEDの制御にはCL0117を使っていますが、この制御レギュレータが廃番で入手出来ません。
 100個パックを買っておいたので当面は大丈夫ですが、乾電池1個で使える物が見つからず、これを使い切ったらどうするか。
 と思っていたら、比較的近い特性を持った制御レギュレータがありました。
 YX8115です。
 CL0117よりも電流が多いようなのでインダクタの値を調整しないといけませんが、YX8115の扱い方はこのサイトが参考になります。
 今はCL0117に47uHを使い、LED2個並列で1個あたり30mA弱流れているハズです。LEDのスペックに合わせてインダクタを調整しますが、47uH、68uH、100uH、120uHあたりを試していけば良きところが見つかりそうです。

#舞台の小物 #電子工作
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 間数マーカーのプリントを進めていますが仕上がりにムラがあります。
 プリンタのケース内温度が高めであれば仕上がりが良くなるのですが、高すぎるとフィラメントの送りが滑って出なくなり空振りが始まります。
 このところ夏日が続いた後にいささか肌寒い日が続いたために気付いたことです。夏日には滑りが起こるのでケースの扉を開けていましたが、そのまま肌寒い日になったところプリントの品質が落ちたのです(特に層剥離は問題)。
 細かいサンプルは取っていませんが、仕上がりが良いのは35度以上、フィラメントの滑りが起こるのは40度以上の様です。35~40度でケース内を維持する必要がありそうです。

 さて、どうしましょう。

 ケース内の温度を一定に保つ機能を付加するのが一案。温度センサを使い、高温ならケース内に外気を取り入れ、低温ならケース内を加温するのです。
 もう一案は、庫内の温度は加温して出来るだけ高めにし、フィラメントの送り装置を冷却するファンにだけ外気を導く手です。ケース内の温度は高めでフィラメントの送り装置は低めが望ましいならば、それぞれの温度をそれぞれに管理した方がいいかもしれません。
 どちらにするにせよ、温度リレーがアホみたいな数あるので制御にはこれが使えそうです。

#工具や資材 #舞台の小物

2022年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 私が勝手に中華電器と呼ぶAliExpressですが、最近は物が届かないことが増えています。
 発送出来なくて売り手キャンセルならまだいいですが、配達履歴は届いたことになっているのに現物が来ていないことがありました。配達履歴上届いたことになれば、買い手が受領確認をしなくても所定の期日後には売り手に入金されて売買完了となります。もちろん申し立てをすればほとんど場合返金されますが、申し立てをしないと決済されます。マイルドな詐欺?
 あちらの感覚は売り手と買い手の立場が対等です。売り手よりも買い手が上位とされる日本の感覚とは違いますので、権利や立場は自ら主張しないといけません。
 驚くのは、まったく別の国へ送られた履歴で配達完了となった事例です。先日はアメリカ合衆国、その前はベラルーシでした。何がどうしてこうなるのかわかりませんが、「配達完了とあるが受け取ってはいない。私は送付先を日本にしているが配達履歴は別な国だ!支払うつもりはない!!」と言い切れば100%返金されます。優しく遠巻きにお伺いを立てて暗黙に気遣いを求める日本的な物言いはダメです。故意にやっていることですから入金までの時間稼ぎをされるだけです。

 そんでも、中国の現状を僅かでも耳にすると同情もしたくなります。
 大雑把に言うとこれまでの様には製品を作れず出荷も出来ない状況らしいのです。ですが、受注した物は出荷したことにしないとAliExpressからペナルティを食らうので、返金手数料持ちでこんなことをしてるんじゃないかと想像するのです。あくまで想像ですけどね。

 新型コロナとウクライナ侵攻が収まらないと色々不自由しますねぇ。

#雑談
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 裸族のパイは部品が揃うまで半月待たねばなりませんが、仮組み品はいい感じで動いています。
 さて、これを使ってサーバーをどう組む?
 やりたいことはメールとwebとファイル共有(主にowncloud)ですが、今までと同じ役割り分担で機械を入れ替えるだけでいいのかよく考えないといけません。

#サーバー
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 田舎の舞台・イベント業者は何でもやらないといけませんのでリノリュームを敷いたりします。
 搬送や保管を考慮して厚1.5mm幅3尺の物しか所有しませんが案外稼働しています。
 ただ、最近はストリートダンス系の発表会などでも敷くことが増えたため、スモークマシンのオイルが付着して微妙に「にちゃ」っとした状態になります。細かい砂汚れも付着します。
 これはクリーニングしたいところですがどうしたものか・・・。
 リノリュームは床材ですので床掃除の方法で色々考えてみましたが、素足で踊る方もいるので素肌に優しいことも大事かと。
 今は薄い重層水(1リットルあたり重層を小さじ2)を噴霧器で吹きかけて布モップで拭き、セスキ炭酸ソーダ系のウェットシートで拭き上げています。弱アルカリ性で油と脂を落とし、弱酸性で中和しながら細かい砂汚れを取る感じです。脂が大したことなければ重層系のウェットシートでもいいようです。砂汚れは弱酸性のウェットシートが何故かよく取れます。水だけで拭くよりも手間が多いように見えますが、結果的には少ない手間でキレイになるようです。
 そもそもスモークマシンの環境下でリノリュームを使うなって話なんですがね。

 粘着テープの糊残りにはオレンジ系界面活性剤が入ったスプレー洗剤が良いようです。オレンジの皮もそうですが、ゴムを溶かす性質があるのでキレイに落ちます。ただし、ゴム以外の樹脂も犯してしまうことがあるので端やテストピースで試してから使った方がいいでしょう。出来ることならテストピースは処置してから一か月くらい様子を見ましょう。ユックリと反応が進むことがあり、気が付くとボロボロになったりします。

#本業

2022年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ライトアップのバラシで半日イントレに登っていたら気力の残量がゼロ。
 今日は工作作業をオフです。

 そういえば中国に頼んでいた基板が入荷。
 とてもキレイです。こんな上物がこの数でこの価格?と素直に思えます。有難いを越えて商売になっているのか心配になるほどです。
 リフローハンダで使おうと思って手配した工業用のホットプレートも入荷。
 気力が残っていれば、次のオフでリフローハンダの実験をしたいなと。

 リフローハンダが上手くいけば、随分前に試作だけしたTASCAM製プレイヤーのリモコンも作ろうかなと。
 所属会社の音響君たち曰く、バックアッププレイヤーも同時制御出来ると心強いらしい。同じソースを入れておくのは言うまでもありませんが、RS232を2分配するだけで2台同時に動くので難しいことはありません。
 今となってはMD/CDではなくCDプレイヤーが主になっていますが、TASCAM製のプレイヤーはRS232による制御方法がほぼ同じなので基本的な機能だけなら高い互換性を持たせられます。

#電子工作

■思ってみた

春ですねぇ~。
花粉症の部下は死にそうですが、暖かいってのはいいことです。

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2025年4月29日(火) 20時16分48秒