🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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No.1082

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 秋口に大規模な花火大会の仕事を請けたと社長の鼻息が荒い。
 売り上げは大きいので良いことですが問題はダイムコード。音に合わせて花火を打ち上げるのですが、この音で花を咲かせたいとなれば点火のタイミングは花火の挙動から逆算したところにあります。この対策に今どきの花火師さん達はタイムコード(LTC)を使います。音源のLchに音楽、RchにLTCを入れてそれを制御(点火)のキーにするのです。困ったことに、タイムコード(LTC)を理解してない人が多すぎ。アナログ音声信号としてデジタル信号を構成しているってことを全くわかってない。
 差動バイフェーズなので音声信号として-4~4dBで渡せば済むのでハイパス・ローパスフィルタとコンプレッサをかけてノイズ除去をすればいいのですが、その理屈を理解してもらえない。
 フィルムにフレームの番地を与えるために発祥した技術ですが、そもそもがわかってないので伝わらない。
 伝送方式である差動バイフェーズ(差動マンチェスター)は1980代にパソコンのデータをカセットテープに保存した様式と同じなのですが、デジタルも結局はアナログって思考が無い人にどうやって説明したものでしょう。システムレイヤーって概念がわかれば伝わりやすいことですが思ったより難しいことのようです。

追記
 ChatGPT に差動バイフェーズやLTCのことを質問したらとてもわかりすい回答を得られました。
 私もLTCについて本体ページに書いていますが、AIにここまでやられたら記事をまとめる必要を感じなくなったりして(笑

#タイムコード

■思ってみた

社屋を囲む田んぼの田植えが終わり季節を感じます。

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2025年6月30日(月) 07時20分49秒