🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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タグ「器具の製作」を含む投稿[95件](8ページ目)

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 「Open DMX USB」について考えていたのは移動中アタマが空いていたからです。
 学園祭への機材レンタルで搬送をしていたのですが、片道1時間半くらいかかるので考え事をするには丁度良い時間でした。

 そんな中で Art-Net Patch も思い出す。余りに難しく、数日アタマを全振りしないと進められないネタのために止まっています。
 ミキサー(マージ)、プリディレイ(入力に施す)、プリプロファイルカーブ、パッチ、ポストプロファイルカーブ、ポストディレイ(出力に施す)が主な機能ですが、これらの処理(エフェクターと呼称)は参照して計算、参照して計算、参照して計算をひたすら繰り返します。一つ一つはとても簡単な処理ですが、タイミング良く群のデータを短時間で処理しないといけないので構成が難しく、僅かな無駄が後からボディブローの様に効いてきます。

 年齢が年齢なので経験量に対し学習量が少ないなぁ~と思いつつも、オブジェクト指向やマルチスレッドなどが普通に使える様になってきますと今までと違った構成がアタマに浮かんできます。全体を一度に見ると難しい処理ですが、構成を分解・整理すれば分割したライブラリとして進められるんじゃないかと。
 厄介なのはミキサーとディレイですが、これらを実現するには最大遅延時間分の過去を送信元分保存しておく必要があります。このデータ構成を良く考え、エフェクターの出入りを一般化して進めれば機能単位での製作が可能になりそうな気がします。

 目的に対しその環境や言語をどう使えばいいか具体的な見込みを付けてからデータ構造と処理アルゴリズムの本構成を考えることが大切だと思う今日この頃。
 開発のプロからしたら当たり前過ぎることなんでしょうけど。

#[Art-Net] #C言語 #器具の製作
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 LTC Generator のファームウェアもボチボチ製作開始です。初期設定から整理を始めています。
 まずはPICとプリアンプの確認を兼ねてパルス出力のテストプログラムからでしょうか。これが思惑通りにならないと何も始まりません。
 30fps向けの2,400bpsと25fps向けの2,000bpsです。実際は倍の4,800Hzと4,000Hzのパルス生成です。
 生成にはTMR1をコンペアモードで使います。
 TMR1はタイマと呼ばれるもので、CPUクロックなどをキーにした自動カウンターです。時間の計測に使えます。
 コンペアとはタイマが指定の値になったらタイマの値を初期化しつつフラグを立てる機能です。一定の周期を得られます。
 周期を動的に調整して1時間あたりの総カウント数を出来るだけ正確にしようというのが今回の肝です。

#PIC #器具の製作 #タイムコード
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 LTC Generator の基板をハンダ付け。
 表面実装部品の取り付けはオーブントースターを用いたリフローです。手順が決まれば簡単です。
 リフローに関する過去記事
20230522221900-admin.jpg 202305222219001-admin.jpg
 当たり前ですが、KiCADで描いた3D図のままです。
 Windows11がCOMとして認識しましたので、Pythonでシリアル通信が出来るハズです。
 この後はPICのファームウェアを書きます。MPLABX-IDEも使えるようにしましたので地道に書いていきます。

 基板に書いた抵抗値が一部間違ってました。
 データは修正しましたが、次の製作では注意が必要です。

#電子工作 #器具の製作 #タイムコード
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 LTC Generator の部品も揃いました。
 次のオフでリフローをやって組んでみます。
 まずはFT232RLをパソコンで認識出来るところまで早々に確認したいです。

#電子工作 #器具の製作 #タイムコード
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 MUSES01Dが入荷したので我慢出来ず実験。
 エージングが済んでいないのにNJM4580Dよりも圧倒的に良い音です。良い音の基準は難しいですが、第一印象は重なって隠れてしまう音が一つも感じられないことです。今まで聞こえなかった音が聴こえるとか、音の向こうの無音まで聴こえてきそうだと書いたら大げさですがそんな感じ。ジャズっぽい音源で試していますが、主旋律は勿論、僅かに入っている伴奏の輪郭や余韻まで明瞭に聴こえ、NJM4580Dではあまり聴こえなかったスネアのブラシにまで存在感があります。粒立ちが良く透明感があるとでも書けばオーディオ評論っぽい?
 いかにもJRCの音なのは否定しませんが、これ以上は自分のバカ耳では評価不能かも。凄いの一言です。ちょっと聴いただけで「良い音ぢゃね!?」と思ってもらえるレベルだと思います。
 バンドモノの現場で楽器を繋いで試してみたいです。ベースはもちろん、キーボードの音も圧倒的に良くなりそうな期待感があります。
 本領発揮には300-350時間のエージングが必要とのこと。本当にここまで必要なのか疑問もありますが、やらないとわかりませんのでエージングを開始。2週間ガンバレ!

 ちなみに、どの比較情報を見ても「OPA627」が群を抜いた高評価。形はMUSES01Dと同じDIP8ピンですが、1回路物なので今の基板では使えません。
 実売価格は1個6,000円もします。DI-1に使うなら2個必要ですが、ここまでになると良質なダイレクトボックスを買った方が良さそうなので止めておきます。
 端っからDI-1の限界に挑戦するつもりは無く、部品代5,000円未満で改善出来るならアリぢゃねってプランですからね。
 予想以上に良い経過を得ているので更に上を試してみたい気持ちは捨てきれませんけどwww

 余談かもしれませんが、amazonや中華電機には刻印を書き換えた偽物が多いらしいのでご注意を。5,000円以下のOPA627は怪しさ満点だし、MUSESシリーズは秋月電子通商以外で買わない方がいいとのこと。真相を確かめる気はありませんので、ナンとも言えないところですけどね。

 オマケとして、今回の基板と外したM5218の記念撮影。
20230518210431-admin.jpg
 aitendoさんに同じ用途の基板がありました。
 0.65-2.54/8P★SIL変換基板(3枚入)
 DI-1の基板並みに太くて真っすぐな配線にグランドシールドが過剰にされている物が欲しかったので私には少し違うのですが、これを使えば同様の改造が可能だと思います。
 aitendoさんのアイデア商品は売り切りで終わりになる事が多いので、興味のある方はお早めに購入されることをお勧めします。
 3枚100円は安い!!

#音の世界 #器具の製作
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 LTC Generator の基板が入荷しました。
 今回はDHLを使ったこともありますが、オーダーしてから6日です。早し。
 送料を見ると発送後2-3日で届く業者の中でDHLが一番安い。今までならDHLが一番高いくらいだったのに不思議。通常使っている日数が倍以上かかる安い業者と比べると3ドルしか違わない。不思議だなと思いつつ、安くて早いならヨシでしょう。数日早いと日程的にリフローの研究をジックリやる時間が取れるので数百円の違いはアリアリです。

 組み立ては他の部品の入荷後ですが、リフローハンダの段取りを玉成することも含めての作業となります。

 PICのファームウェアはもちろん、PC側のプログラムもありますのでしばらくかかりそうです。
 今はFIFOのライブラリを考えています。これがまた簡単そうで難しい。

追記
 秋月さんから部品が発送されたそうです。
 次のオフにリフローの研究をジックリ出来そうです。

#電子工作 #器具の製作 #タイムコード
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 オレメモです。
 LTCの差動バイフェーズのクロックをPICで起こす計算です。
 Fosc32MHz(8MHzPLLx4)にすると、Timer1でコンペアモードとするクロックは最速で8MHz。
 1時間は3,600秒。
 8MHzで1時間カウントすると28,800,000.000.カウント。
 1時間あたりの総カウント数をこれに近づける。

 CCPRxH/Lに与える値は次の通り。

● 30fps(2,400bps相当)
 ベース値は1,666.
 3回に2回、1,667.にする。
 (1,666count×2,400bps×2倍周期×3,600秒)
 +(((2,400bps×2倍周期×3,600秒)÷3)×2)
 =28,800,000,000.
 誤差無し

● 29.97fps(30÷1.001fps、約2,397.602bps相当)
 ベース値は1,668.
 3回に1回、1,669.にする。
 (1,668count×2,397.602bps×2倍周期×3,600秒)
 +((2,397.602bps×2倍周期×3,600秒)÷3)+0.25
 =28,800,000,000.004238...
 誤差 004238...
 水晶発振子の精度からして十分だと思う。
 ※ 最後の+0.25は4時間1回+1するって意味。タイムコードは24時間時計なので因数だからいいかな。

● 25fps(2,000bps相当)
 ベース値は2,000.
 (2,000count×2,000bps×2倍周期×3,600秒)
 =28,800,000,000.
 誤差無し

● 24fps(1,920bps相当)
 ベース値は2,083.
 3回に1回、2,084.にする。
 (2,083count×1,920bps×2倍周期×3,600秒)
 +((1,920bps×2倍周期×3,600秒)÷3)
 =28,800,000,000.
 誤差無し

 以前の計算と何か違うのだけど、まぁいいか。

#器具の製作 #タイムコード
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 頭の区切りが付かないので、LTC-Generatorの回路図を描いてみました。
20230511184545-admin.jpg
 FT232RLを使ってPICにUARTを送る
 → PICで所定のbpsの差動バイフェーズ化する
 → PICの出力を分圧して約1vp-p(要は2v)にする
 → オペアンプの1:1ボルテージフォロア回路で音声信号化
 → 出力
 といった簡単な構成です。
 1vなので音声信号としては約+3dBです。
 グランドループさせない様にした方がいのかな?

追記
 気分が乗って描いてしまった基板の3D図も揚げます。
20230512123739-admin.jpg 202305121237391-admin.jpg

 折角なので発注しました。
 本体価格は10枚で$19です。1枚300円しないのですから安いですねぇ~。

#器具の製作 #タイムコード
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 タイムコードの使用にあたり卓(MAdot2)の挙動で重要となるのは次の点です。

・入力されたタイムコードがCUEに設定された値になると、エグゼキューターのON/OFFに関わらずCUEが走る。とにかく走る。

 取り溢しが起こらないので安全という見方もありますがどうなんでしょう。
 注意点が2点あります。

1)CUEに与えるタイムコード値はシーケンス内で重複してはいけない。
2)卓に入力されるタイムコードの有効無効を操作出来なければならない。

 (1)については、卓よりもタイムコードを出す側の課題かもしれません。例えば20曲ある演目として、それぞれの曲が同じタイムコード値から始まってはいけないのです。プレイリスト内の通し値、もしくは曲ごとに開始値を設定する必要があります(1曲あたり10分割振りとか)。
 (2)については、直しなどでタイムコードを受けたくない状況が想定されるからです。音響さんのチェックと照明の直しが同時進行するなど普通のことですからね。必要な時に有効にし、外したい時には外すのです。少し蛇足ですが、音響さんとは無関係に照明ローカルでチェックしたいこともあります。手元の音源でのチェックという意味です。もちろん音源にはタイムコードも伴う前提ですので、複数のタイムコードから選択出来ればいいのかなと。

 一番の問題は(1)でしょうか。ここまでタイムコードの扱いに特化した音源再生アプリなんてあるのかな?
 その筋に詳しい音響担当に相談していますのでしばらく待ちです。

 ・・・専用アプリ「LTC Sound Player」は作らないとだめかなぁ~。

#タイムコード #器具の製作
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 秋月電子通商さんからFT232RLが入荷しましたので、Windows11に接続してチェックしてみました。
 ドライバは自動でインストールされますが、ネットからドライバを引っ張ってくるためかCOMとして認識されるまで数分かかります。
 RaspberryPiにシリアルコンソール接続して試してみましょう。

#電子工作 #器具の製作

■思ってみた

春ですねぇ~。
花粉症の部下は死にそうですが、暖かいってのはいいことです。

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