🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

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タグ「器具の修理」を含む投稿[96件](6ページ目)

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 LED-PAR には不思議な現状が起きております。
 先日の例ですが、信号を8台直列にしてフリッカーが起きたり途中から先が動作しなかったりしました。
 スプリッターを使って3台3台2台の3系統に分けると正常に動いたので現場はやり過ごしましたが、原因は何でしょう?
 四の五の言っても仕方ないので、この8台すべてを LT1785 化したのですが、1台だけフリッカーします。
 フリッカーしたのは8台並びの最後ですが、これを最初にすると正常に動作します。
 さらに、フリッカーが出る並びのまま途中の1台を外すと正常に動作。この機体が経路にあるとダメっぽい。自分は平気な顔をして動くこの機体に何かありそうです。
 全体としては良くなったのでフリッカーの原因を探ります。

追記
 フリッカーの原因は配線ミスでした。
 灯体内部でDMXケーブルを分岐する部分があるのですが、カナレの4E6Sを使っているのでダブルツイストペアのためDATA-に青2本、DATA+に白2本とするのですが、DATA-に白を1本付けていました。DATA-とDATA+がショートしている状態です。
 不思議なのは、信号経路がショートしているにも関わらず動いたことです。
 また、改造後はテスターでケーブルコネクタ端子のショートチェックとIN/OUTの導通チェックをすべて行っていますが、そのチェックの際には問題無しでした。不良発生後の再チェックでもしかり。にも関わらず、イジリ倒して万策尽きた気分になった頃合いでショートチェックと同通チェックをしたところ不良が確認されました。
 何が起こったのか未だに理解不能。

#器具の修理
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 少し時間が空いたので、LED-PAR の基板を触りました。
20241002104925-admin.jpg
 DMX の入力部の部品を換装です。
 DMX コネクタからレシーバICの間に繋がる部品すべてと SN75176 を取り外し、LT1785 を取り付け、DMX コネクタから LT1785 まで繋がる様に 3216 の 0Ω を入れます。
 NG 基板を使っての練習ですが、良さそうなので次は稼働機に手を付けてみます。

 この作業は表面実装タイプの部品が相手になりますが、先端が平たい半田ゴテが楽です。
 本体はHAKKOさんのFX600-2、コテ先には同じくHAKKOさんの2.4mm幅T18-D24と5mm幅T18-S3です。それぞれ2本使いすれば一般的な円錐型より表面実装部品を簡単に扱えます。

FX600-2・・・温度調整が可能で相手物の熱容量が大きくても極端に温度が変わらないので扱いやすい。
20241003064615-admin.jpg
T18-D24・・・先端が平たく幅2.4mmです。3216や2012などの表面実装部品を扱いやすい。
202410030646151-admin.jpg
T18-S3・・・先端が平たく幅5mmです。今回はSOP-8のLT1785を外すのに力を発揮しています。
202410030646152-admin.jpg

#器具の修理
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 3216(1206)サイズ0Ωの抵抗が入荷しました。
 抵抗と呼ぶのに0Ωってのは奇妙な感じがしますが、パターンをジャンパーするのに便利な部品です。
 中華電機の方が安かったのですが、送料と納期を考えてモノタロウさんです。
 週明けまで作業する時間がありませんが、早々にテストしたいです。

#器具の修理
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 LED-PAR は基板の SN75176 を LT1785 に替えることでフリッカーが治まりました。
 LT1785 化することで不要になる保護回路も外してあります。
20240914142551-admin.jpg
 ハンダ付けが少し汚く見えますが影のせいなのでご容赦。
 筐体を開けるのも一苦労なので、ターミネーターを付けないとフリッカーが出やすい機体から順次改造していきます。

追記
 保護回路を外したところにビニル被覆線のジャンパー線を付けましたが、表面実装の 0Ω を用いるのがいいかもしれません。3216サイズです。
20240902091130-admin.jpg
 刻印が JF と 510 の4カ所です。510 は3226サイズですが、3216サイズでも問題無いでしょう。
 JF はフェライト系のフィルタと思われます。510 は 51Ω の抵抗です。

#器具の修理
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 LED-PAR の基板です。
20240902091130-admin.jpg
 赤枠で囲まれた所がRS485を受信するSN75176と保護回路の様です。これを全て取っ払い、SN75176 の代わりに LT1785 を取り付け、配線の一部をジャンパーします。
 功を奏すかはやってみないとわかりませんが、中華電機に発注した SOPパッケージの LT1785CS8 が届いたら試してみましょう。
 これらを外すには先端が平たい半田ゴテの2本使いが便利なのでポチリました。

追記
 中華電機に発注した LT1785CS8 は日本に上陸したそうですから、遅くとも今週中には手に出来そうです。
 半田ゴテも入荷しました。
 さてさて。

#器具の修理
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 LED-PARのSN75176の保護回路を当たりました。抵抗・インダクタ・ダイオードで構成されていますがゴツイ回路ですね。この回路が適正なのかは理解出来ませんが、SN75176を守っても信号波形を鈍らせる可能性はあるかもしれません。これらを取っ払ってLT1785に換装してみましょう。

#器具の修理
 
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 LED-PARの制御基板の不良ですが、なんとなーくですけど、RS485トランシーバーSN75176に施されている入力保護回路が悪さをしているような気がしてきました。RS485の保護回路は抵抗でブリッジしたりツェナーを入れるのが一般的ですが、下手な設計だと単体では動くけれど複数接続するとダメになることもあります。自作のDMX製品ではLT1785一択ですが、保護回路無しでもトラブルに遭遇したことはありません。
 で、思ったのですが、RS485トランシーバーをSN75176からLT1785に換装して保護回路を無くしてしまえばいいんじゃないかと。LT1785は電気的耐性が高く中華電器なら安価。パッケージがSOPなので付け替えの難易度は高めですが、悩んでいる時間と現場でのトラブルを考えたらLT1785にした方がいいんじゃないかと思うのです。
 DMXの挙動がおかしい基板で試してみましょう。

#器具の修理
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 久しぶりに機材修理のネタです。
 LED-PAR ですが、驚いたことが一つ。
 スペアの制御基板がNGです。どんなNGかと言うと DMX を取りこぼします。
 テストパターンとして色のフェードチェンジなど試しますが、一定周期のデータなのに規則性の無いカットチェンジになるのです。
 もちろん色を変えずにディマーのフェードイン/フェードアウトもチェックしますが、正常と思われる機体に遅れたり、カットイン/カットアウトになるのです。
 最初から新品の基板を疑う奴はいません。ケーブルやら他の部位を疑いますが、どんなにチェックしてもおかしくありません。別なスペアに替えたり、天ぷらハンダを疑ったりもしましたが好転せず。
 ところがです、販売店さんがモノは試し用にオマケしてくれだ旧世代の基板に替えたところ正常に動作するぢゃありませんか!
 てことは、制御基板以外は正常ってことになり、不良の原因は制御基板ってことになります。もちろん、スペア基板に替えて正常動作するモノも居ますので全てではないのですが、最後に手を付けたVカットされた4枚綴りがダメでした。
 中国製ですし、修理なんてこんなことの繰り返しですから怒ってはいませんが、原因が判明した後の虚脱感は半端ありません。
 本音を言えば、販売店さんに報告して不良と思わしき基板の数だけ別なのを送ってくれないかなぁ~なんて思ってはいます。スペアパーツはストックしておきたいですしね。
 ちなみに、旧世代と現行品ではディマーカーブとレスポンスがわずかに違います。疑って見なければ気付かないレベルですので、新旧が混在しないようにネタ毎にまとめれば誤魔化せます。

#器具の修理
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 ハンガーの横ネジのリビルドを先日書きましたが、ハンガー本体も直してみました。
 と言いますのも、脱落防止がネジではなくスプリングピンの物は部品を紛失すると再生し難いのです。
 ならばと、次の手段で脱落防止をM5ネジにしました。

1)脱落防止ピンの穴をφ8.5にしM10のタップを立てる。
2)メタルロックを塗布したM10のボルトを入れて穴を塞ぐ。
3)余ったボルトを切断し穴が無かったことにする。
4)φ4.2で貫通穴を空けM5のタップを立てる。
5)錆止め塗装をする。
6)ネジ穴の錆止めにグリスを塗布したM5の蝶ネジを入れて脱落防止にする。

 って感じです。ネジ穴を再生する方法の応用です。
 写真を撮り忘れましたがイメージして頂けたでしょうか。
 一見面倒ですが、この程度の工作で復活するならアリでしょう。

#器具の修理
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 ハンガーのネジを直してみました。
 ノブ付きボルトの取っ手が破損しているのでこれを再生したい。
 ネジを新品にすればいいのですが、純正品は価格がアレですし、先端加工がされたW3/8のノブ付きボルトの汎用品は見つけられません。
 なので、以前のノブを完全に取り払い、M8の雄ネジを構成してM8のノブ付きナットを取り付けます。緩み止めとしてメタルロックで接着です。
 写真は左から破損したノブ付きボルト、真ん中がノブを取り払ってM8雄ネジを構成した物、右がM8のノブ付きナットを取り付けた物です。
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 数が多いなら純正品を手配してもいいでしょうが、10個くらいなのでこんな修理もありでしょう。

 メタルロックは硬化が早すぎて扱いに難儀しますが、脱脂さえしっかりすればありえないほど強力に金属を接着します。
 コニシのEセットくらいノンビリ硬化(混ぜ合わせて90分後硬化開始)してくれた方が扱いやすいのですケド。

#器具の修理

■思ってみた

春ですねぇ~。
花粉症の部下は死にそうですが、暖かいってのはいいことです。

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