🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

or 管理画面へ

タグ「器具の製作」を含む投稿[161件](3ページ目)

Icon of admin
 スポットライトの絞りを調整するにはレンズかLED光源を動かしてお互いの距離を調整しなければなりません。
 一般照明のスポットの様に手動で行うなら何かしらのノブを付けねばならず、PAR缶に穴を空けるなりの追加工が必要です。案外精度も必要だし内部の機構もそれほど簡単ではありません。
 そこで思ったのですが、絞りを調整する際はシュートの時であり光は出ています。ならば電源は入っているワケで電動でもいいんぢゃないかと。これならPAR缶への追加工は少なく出来ます。
 また、LEDの制御回路は既製品のLEDスポットライトの基板を流用しようと思っていますから卓から絞りを調整する機能を追加するのはほぼ不可能ですが、これとは別に単純な回路でモーターを正転/逆転出来れば良いでしょう。
 モーターはDCモーターでもいいのですが、小さなステッピングモーターがいいでしょう。ステッピングモーターなら保持トルクが大きくギアボックスも不要に出来そうなので物理装置を簡素に出来ます。制御回路はPICマイコンと汎用のドライバICを使えば簡単に作れます。何よりも、ステッピングモーターはDC24v仕様の物が多く、LEDドライバ電源から拝借すれば電源回路を簡素化できそう。ワンクリックと長押しでの速度変化をイイ感じにすれば使い勝手を自然に出来るでしょう。そのウチLEDのドライバを含め制御回路を自作した際には卓から絞り(Zoom)を制御出来ることにもつながります。

#器具の製作 #ガチ工作
Icon of admin
 アタマを使わないひたすら長い本番でしたので脳ミソは工作の世界。
 SS用LEDスポットはLED素子を15個使うので開発呼称を「SS15」としました。
 大きな課題が出てきました。レンズを固定してLED光源を動かす構成を考えていますが、さてどうやって動かすか、です。
 松村さんの CXシリーズや FXシリーズはこのアタリが出来過ぎているのです。回そうとすれば楽に回るのに固定操作をしなくてもズレません。フォーカスの変化も手に馴染む程良さ。褒め過ぎかもしれませんが素晴らしい設計と製作だと思います。比較的新しい機種ですからコンディションが良い機体が多いためかもしれませんが、一度徹底的にバラして勉強したいくらいです。
 PAR缶を使うことが前提で追加工は出来るだけ少なくしたいのでルールの無いパズルみたいでナカナカ難しい。こういった妄想という名の試行錯誤は楽しいのですけどね。

#器具の製作
Icon of admin
 SS 用LEDスポットのレンズを取り付けるマウントの試作品です。
20251011114432-admin.jpg
 寸法が少し合わないので修正しますがイイ感じです。
 今後 PARライトの缶が余っていくのでその再利用を兼ねていますが、必要な部品が納まるでしょうか。
 間違っても全天候で使えるようには作りません。いや、作れません。

追記
 松村さんのCX-6のレンズを使いたいと思っていますが、使わせてもらえるかはこれからご相談です。
 レンズが単品販売としてカタログに掲載されていますが、完成したら最低でも20台くらいは作ると思われる自作スポットライトに使うならご了解を頂かないと気が引けます。

追記のその2
 寸法を調整したらピッタリになりました。

#器具の製作
Icon of admin
 SS 用のLEDスポットを作るためにレンズを固定するマウントを作ってみました。PARライトにはネジを通す穴を空けてレンズマウントを固定します。
 レンズは買っていませんが、これがPARライトに確実に固定出来なければ始まりません。レンズを買っても先が無ければ費用が無駄なので。
 フォーカスにおいてはLEDを前後に動かします。レンズを動かすと重量もサイズもあるために機構が大掛かりになり全体の重量が増すからです。
 レンズマウントが良さそうなら、通常ならシールドビーム球を取り付けるところにも土台を構成し、LEDと制御部の取り付けを考えていきます。
 納期はありませんし、使える物を作りたいのでジックリ・確実に進めていきたいです。
 新しい3Dプリンタはこういった試作でも頼りになります。寸法確認が目的なので肉を減らしてはいますが、φ152mmのレンズを取り付けるマウントのプリントが1時間少々です。ABSが熱に耐えられるかは作ってみないとわかりませんが、もっと耐熱性の高いフィラメントも使えるので形が決まったら温度を計測して材質を検討しましょう。

#器具の製作
Icon of admin
 スモークリキッドのノズルを組んでみました。
20251006084224-admin.jpg 202510060842241-admin.jpg
 既製品の白いノズルとボトルの間の黒いのがプリント品です。ボトルと繋げるネジで難儀しましたが何とかなりました。
 形は出来たので、漏水と使い勝手の確認です。

追記
 完全ではないですが、接着剤が落ち着いたので漏水のチェックをしました。良いと思われます。
 これを使ってもリキッドを注ぐ際はロートが必要だと思います。コンセプトMK-VIは上部にオイル口があって差し込めばホールドされますが、Antari F1-FAZER はポリのボトルなので何か考えた方が良さそう。
 四半世紀以上も昔のことですが、ツアー先でコンセプトのオイルを床にこぼしてしまい、小屋付きさんと舞監さんに死ぬほど叱られた思い出があるので、スモークリキッドの扱いには神経質になってしまいます。部下も取り返しのつかない失敗を経験した方がいいとは思うのですが、道具で安全を向上させられるなら作りたくなるのが性分。

#器具の製作 #3Dプリンタ
Icon of admin
 こんなんを製作中です。
 スモークマシンのフォグリキッドのフタです。市販のφ40注ぎ口を取り付けて使用します。ちょっとわかりにくいですが、注ぎ口の向きを自由に決めて締め付けます。
20251004063921-admin.jpg
202510040639211-admin.jpg

#器具の製作 #3Dプリンタ
Icon of admin
 小さな野外フェスです。
 オペを部下に任せて3D-CADで設計。
 スモークマシンのリキッドのボトルの注ぎ口です。
 無くても仕事に支障はない地味な品物ですが、ネジがS38と思われる注ぎ口は市販品に見当たらないし、ちゃんとしとくに越したことない要素ですし、これまでネジをプリントしたことがないので新しい3Dプリンタのトライアルにちょうどいい。

#器具の製作
Icon of admin
 Art-Net切替器の構成メモ
・マザーボード:EtherNet-Portを2つ、Wi-fiを1つ持つ RaspberryPi (CM4 + Dual Ether Boardなど)
・Ether Hub:ごく普通の EtherNet-Hub × 2
・NICの設定:OEMコードとMACアドレスからIPv4アドレスを定義しこれを基本アドレスとする
・ネットワークの構成:ネットワークはArt-Net切替器を挟んで卓側とノード側の2ゾーン構築する。この2ゾーンは全く同じ構成とする。Wi-fiは操作用のスマホやタブレットなどを接続するアクセスポイントとする。
・IPアドレスの工夫:手打ちやArtPollを用いてネットワーク上のArt-NetデバイスのIPアドレスを取得し、卓側ゾーンのArt-NetデバイスのIPアドレスをノード側ゾーンのエイリアスとして設定し、ノード側ゾーンのArt-NetデバイスのIPアドレスを卓側ゾーンのエイリアスとして設定する。

追記
 必要になりそうなコードをChatGPTに聞いたところそれらしいモノが出てきました。これで動いたらこの上なく便利ですね。雛形であってもChatGPTと10分もやりとりするだけで得られるのは生産性が無茶苦茶いい。IPアドレスのエイリアスを一覧の状態にするコードを尋ねたのですが自分ですべて書いたら何日かかったでしょう。
 こういった手段でC言語の関数ライブラリを増やしていけばいいのかもしれません。
 ただ、概要を理解して質問しないと求める答えに近づくには時間が掛かるようです。

追記の2
 「IPv4アドレスの配列から「0.0.0.0」と重複を削除する」とか
 「4バイトのchar配列からIPv4アドレスの文字列配列を作る」とか
 「IPv4アドレスの文字列配列から4バイトのchar配列を作る」などの一見地味だけど絶対必要になる処理は chatGPT で一発解決。先人が作った関数ライブラリがあれば簡単ですが、自作するには案外時間がかかったりする代物かもしれません。得られたコードを整理して関数ライブラリ化しヘッダーファイルまで作っておけば便利に使えそうです。この他にも使いそうなローレベルの関数を chatGPT に質問してコレクションしています。IPv4アドレスの一覧からIPアドレスのエイリアスをNICに定義する処理も得ましたが、Google検索だけで自作するには数週間かかったかもしれません。これは本当に凄い。Google検索で先人たちの成果を参考に書いていた時とやっていることは同じですが、より答えに近いところに短時間で到達出来るので生産性は良さそうです。別にC言語を身に着けたいのではなく、C言語でないと処理速度を確保出来ないから仕方なくC言語で書いているだけですからね。
 ただ、やってて思ったのですが、全体のアルゴリズムを chatGPT にまとめてもらうにはプロの設計さん並みの知識と説明力が必要かもしれません。求める結果と状況を適切な言葉で簡潔に表さないといけないからです。AIはこちらの求めていることを推測しようとしてくれますが、説明が足りなければ、AIからの提案を理解出来なければ、その先に進むことは出来ません。いや、無料で得られる範囲では限度があると思うべきでしょう。

#器具の製作 #[Art-Net] #C言語
Icon of admin
 現場に出るまで少し時間があったので Art-Net切替器について考えてみました。
 Art-Net切替器を挟んで物理的なネットワークゾーンが二つある状態になります。片方には卓が数台居て、片方にはノードが数台居ます。これらを全く同じ構成に見えるようにしたらどうかなと。Art-Net切替器の卓側のネットワークインターフェースにはノードのIPアドレスを持ったエイリアスを作り、ノード側のネットワークインターフェースには卓のIPアドレスを持ったエイリアスを作るのです。それぞれのゾーンは見た目が全く同じになり、エイリアスのIPアドレスへの通信はArt-Net切替器で受信されます。もちろん、エイリアスであってもネットワークインターフェースに実在するIPアドレスですからsocketによる通信は普通の手段で可能なハズです。
 DMXのレベルデータを扱うArtDmxだけなら不用かもしれませんが、出来るだけクソ真面目にやってみようかなと。
 ちょっと面倒ではありますが、こういうことでいいのかな?

#器具の製作 #[Art-Net]
Icon of admin
 なんとなく RDM について調べを進めてみました。
 ArtDmx はブロードキャストによる一方通行の通信ですが、RDM はユニキャストによる双方向通信です。
 ArtDmx の中継は簡単ですが、RDM の中継はどうやりましょうってのが現在の懸念。
 切替器のIPアドレスは卓やRDMノードとは無関係なIPアドレスを用います。中継するのですから卓やRDMノードからの送信を一度受信して送信しなおすことになりますが、全く関係ないIPアドレスを持つ切替器でどうやってそれらからの送信を受信するかが懸念というか課題となっています。
 ArtpollでRDMノードを確認して対応したソケットをすべて作るか、ネットワークキャプチャで通信をすべて読んでフィルタするかになりそうですが、どうするにせよ今の知識の範囲では対応できません。

追記
 TCP/IPでは条件がややこしくなりますが、UDP/IPならばC言語のsocketではポートを指定してすべてのIPアドレスから受信が簡単に出来るそうな。送信元IPアドレスとポートを指定しても送信もできるそうな。
 もっと調べないとわからないけど、この方向で対応出来そうな気がする。

追記の2
 socketはネットワークインターフェースに設定されていないIPアドレスは扱えない様子。
 ネットワークインターフェースにエイリアスドレスを設定すれば良いのかもしれない。

#器具の製作 #[Art-Net]

■思ってみた

夜になると息が白くなるようです。
冬も間近です。

編集

■全文検索:

複合検索窓に切り替える

■複合検索:

  • 投稿者名:
  • 投稿年月:
  • #タグ:
  • カテゴリ:
  • 出力順序:

■日付検索:

■カレンダー:

2025年10月
1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

■カテゴリ:

■最近の投稿:

最終更新日時:
2025年12月14日(日) 13時49分17秒