2023年2月27日の投稿[1件]
中華電機ムービングの筐体が割れています。アッパーボックスの樹脂パネルです。これを修理します。
樹脂の補修は材質を把握するのが第一歩です。材質によって治し方が違うからです。
材質の判断は匂いで見当を付けて溶剤もしくは接着剤で溶解具合いを見るのが基本です。今回のはABSでした。
ABSどうしの接着ならコレが基本でしょう。セメダインの「ABS用」です。
接着には様々な方法がありますが、これは「溶着」です。材を溶かして結合させます。
面積のあるABSどうしの接着ならコレを両側に塗って貼り合わせればほとんど場合十分です。

今回のブツは肉薄なので肉盛りして補強した方がいいみたいです。破断面がキチンと嚙み合いませんので歪みというか応力がかなり残っているようです。今回の破損も衝撃が引き金だとしても応力のために割れやすくなっていたとも思われます。加熱して応力を取ることも出来るそうですが、職人技なので私には無理です。
こういう時にはプラリペアです。樹脂材全般に使えますが、ABSとは相性が良いので裏側に盛って補強にします。

ただ、単にプラリペアを盛るより接合面に谷を掘って盛るのがお勧めです。
こんな時、ミニルーターが便利です。私はPROXXONのミニルーターを使っています。

ABS用で形を戻し、裏側の目立たないところにプラリペアを盛って補強します。
#器具の修理
樹脂の補修は材質を把握するのが第一歩です。材質によって治し方が違うからです。
材質の判断は匂いで見当を付けて溶剤もしくは接着剤で溶解具合いを見るのが基本です。今回のはABSでした。
ABSどうしの接着ならコレが基本でしょう。セメダインの「ABS用」です。
接着には様々な方法がありますが、これは「溶着」です。材を溶かして結合させます。
面積のあるABSどうしの接着ならコレを両側に塗って貼り合わせればほとんど場合十分です。

今回のブツは肉薄なので肉盛りして補強した方がいいみたいです。破断面がキチンと嚙み合いませんので歪みというか応力がかなり残っているようです。今回の破損も衝撃が引き金だとしても応力のために割れやすくなっていたとも思われます。加熱して応力を取ることも出来るそうですが、職人技なので私には無理です。
こういう時にはプラリペアです。樹脂材全般に使えますが、ABSとは相性が良いので裏側に盛って補強にします。

ただ、単にプラリペアを盛るより接合面に谷を掘って盛るのがお勧めです。
こんな時、ミニルーターが便利です。私はPROXXONのミニルーターを使っています。

ABS用で形を戻し、裏側の目立たないところにプラリペアを盛って補強します。
#器具の修理