🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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全年5月31日の投稿[5件]

2025年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 アタマがヒマな時にArtNetPatch の処理構成を考えています。
 今日は現地照明の卓番でしたから時間はありました。居なきゃいけない、トラブル無ければやることない、もちろん寝てもいけない。こんな置きダヌキは妄想にふけるに限ります。
 今のところ、Art-Net に流れているデータを表示するモニターから作ってみようかと。必要になるテクニックのほとんどを使うことになるので習作になりますし処理負荷が見えます。卓を何枚相手に出来るか、何ユニバース相手に出来るかの検討材料になります。
 RaspberryPi-CM4 を母体に使う予定ですが、高性能を求めるのではなく RaspberryPi で作れる範囲の最高スペックを形にすることが課題です。昨年の試作では RaspberryPi4で卓3枚、入力合計12ユニバース、出力4ユニバースくらいならいけそうでした。ミキサーとしても使えるプロファイルカーブ・ディレイ付きのパッチマシンが欲しいワケですが、自分の仕事ではこの規模で御の字です。RaspberryPi を使う理由は安くて小さくて電気喰わなくて PIC などのマイコンと協調しやすいからです。PCレベルのマザーボードにSPIやI2Cが付いていればそれでもいいのですけど、それが期待できる工業用のマザーボードは一般のPCマザーボードに比べてお高いのです。
 RaspberryPi上のDebianベースで作っておけば、ほぼそのまま工業用マザーボードに持って行ける期待感があります。Windowsベースでは難しいことですが、Debian(Linux)ベースでの製作はメリットが多いのです。

#[Art-net]

2024年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 10年以上前に作った調光ユニットでフリッカーが出るとの話しがありました。状況を再現出来ないので原因がわかりませんでしたが、予防策を突然閃く。ACのゼロクロス時にはSCRへのトリガー信号を強制的に切るのです。ある意味簡単なことですが、なかなか思い付かなかった自分に反省。調光装置は望むレベルで点灯させるのが役目ですが、確実に消灯することがとても大事です。
 フリッカー発生条件ので検証は不可能ですが、マイコンのファームウェアを修正したところ前よりもSCRのスイッチングが安定しているようです。
 ソースコードのコメントを数年後の自分への申し送りとして事細かに書いていたことも助けになりました。勢いで書き殴って動いたらオシマイとしていたら解決出来なかったかもしれません。

#電子工作 #照明器具

2023年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 LTC Generator のPICのファームウェアを書いています。
 今日の課題は「バイトデータ送出モジュール(補正機能付)」です。信号を出す要の部分でしょうか。
 30fps、29.97fps、25fps、24fpsに対応する予定ですが、それぞれに適したパルス波長を作る部位です。
 1時間単位の計測方法が無いので精度の確認は出来ませんが、オシロスコープで確認する限りは適切なパルス長です。
 データ送信も確認しました。0x00と0xFFを繰り返し送出するテストですが、ちゃんと差動バイフェーズの波形が出ています。そこそこ面倒なアルゴリズムですが一発で動いてしまい嬉しいやら寂しいやら。
 データに応じた波形が出せる状態になったのでファームウェアは一旦お休み。
 この後は、プリアンプの手直し、パソコンからFT232RL経由でデータを送るテストプログラムの作成と続きます。

追記
 そういやFIFOモジュールを書いてない。
 これは先にやっておきましょう。

#PIC #タイムコード
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 MUSES02Dが入荷したので入れ替えてみました。
 率直な感想は素直で良い音なこと。成り行きでエージングした無改造品と比べても明らかです。
 音に迷いがなく自信に満ちている感じ。中域がシッカリしていて余韻も気持ちよく、全域に渡って耳に入ってきます。ネットには「今まで聴こえなかった音に気付きます」との評価がありますが大げさな表現ではありません。
 私個人としては5,000円なら納得の変化ですが、大事なのは商売道具としての価値です。エージングが済んだら音響チームに確認してもらいましょう。

#音の世界

2022年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 間数マーカーver4.3が1台組めました。
 重箱の隅を突く様な目で見るなら改善したい点はありますが現場で使えるレベルです。
 電池の持ちを確認していますが、目標値である単三電池1個で12時間はクリア。現場的にはOKでしょう。
 乾電池は特性的にエネループなどの容量の大きな充電池がよさそうです。なぜなら、アルカリ電池などの1次電池は一定の割合で電圧が下がっていきますが、エネループは使用開始直後に一定値まで下がってからは切れる直前まで電圧がほとんど下がりませんので、一定の光量で発光し続けることが期待できるからです。
 発光面には不満が残りますが使えるレベルです。φ3mmの砲弾型LED2個からの光を厚み5mmの透明樹脂板を通して130×65mmの面に誤差±20%くらいの輝度で散らしていますが、これ以上は導光機構を金型から起こさないと難しいと思います。これ以上時間とお金をかけて精彩を求めても使用感は違わないと思われるので落としどころでしょう。
 試作は終わりとし、1個30時間かかるプリントをチマチマやっていきます。

追記
 消える瞬間は見ていませんが、13時間経過で点いており、14時間経過で消灯していました。
 電池のコンディションもありますので、公称値を8割の10時間とします。
 推奨電池はPanasonicのeneloop(エネループ・単三電池型・1.2v1900mAh)です。

 販売は予定しておりません。
 3Dプリンタの稼働コストを500円/時としていますが、30時間では15,000円です。電気代とフィラメントの消費量からするとこんなもんです。
 内部の部品原価は3,000円くらい。発光部を構成する専用基板や樹脂部品がそれなりにします。
 組み立ても何気に面倒なので開発費を含む手間賃やらで10,000円は欲しい。
 合計28,000円/台(笑
 自分だったら買わない価格です。

 アチコチにモックアップを見せて価格イメージ聞いたところ3,000~5,000円でした。自分もそう思います。
 試作品の価格は量産品の10倍でも安い部類ですが、量産化の初期費用や在庫を抱える気はないので、作るなら毎回試作価格になってしまいます。
 これでは売る側にも買う側にもメリットがありませんので、自分が使う分だけ作ることにしました。

#舞台の小物

■思ってみた

社屋を囲む田んぼの田植えが終わり季節を感じます。

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2025年6月22日(日) 15時27分49秒