🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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木製ファンカバーは組立後の本塗り一層目です。先日は組み立てた後では塗れなくなる部分を塗りました。
雨漏りさせないためには、木材の合わせ目に両面のブチルゴムテープを貼り、環境耐性の良い塗料で塗り固めます。使う物は違いますが船を作る工程に似ています。
注意点は合わせ面を出来るだけ平らにすることです。僅かな段差でもそこに水が溜まると雨漏りの原因になります。完璧な防水でなくとも流れ落ちてくれるなら雨漏りにはなりません。
わずかな隙間にも注意です。毛細管現象で水が吸い込まれていくからです。0.3mmの隙間より5mmの隙間の方が向きによってはマシだったりします。

#ガチ工作
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ブロアファンは木製ファンカバーの塗装まで入りました。
電装はありますが、もう少しです。

塗装は日本ペイントの「一液ファインウレタン」です。
扱いやすくて丈夫。これ以上の塗料もあると思いますが、私の知る限り1液式としては断トツに良いと思います。
木材に塗る際、1層目はシンナーで少し緩めにすると良いようです。シーラー的な使い方ですが、繊維に浸み込んで表面を硬くしてくれます。浸み込み具合はワシンのウレタンニスよりも良いと思います。樹脂などお構いなしに浸み込んでいく力強さがあります。
丁寧にやるなら、固まったのをペーパーで砥いでもう一塗りしてペーパーで砥ぐと良い下地になりそうです。今回の課題は色付けと耐水のみなので重ね塗りするだけです。

モーターのマウンターも終わりました。
3Dプリンタで11時間弱のジョブを15回。
毎日2ジョブで丸一週間です。

ブロアファンはこんな代物です。
20211119151315-admin.jpg 20211119151343-admin.jpg
フィンはハンドブロアからの流用。
フレームは3Dプリンタ製。
モーターは中華電機のRS775互換品。
取付穴は120角の軸流ファンと同じφ4.2mm/105mmピッチ。

#ガチ工作
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ブロアファンが終わりません。
特に木製のファンカバーが難物です。全天候対応の箱は何かと手間がかかります。
隙間があれば水が漏れますので切り出し精度は最低でも±0.5mmくらい必要だし、突合せ部にはブチルゴムを貼らないといけないし、単なる箱を作るよりも工数が多くてとにかく時間がかかります。

#ガチ工作
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ここ一週間ほど、どうにもダルいなぁ~と思っていたのですが、塩分不足をやらかしていたようです。
ふと気付いて「ソルティライチ」を一気飲みしたら数十秒でダルさが抜け始め、更に、あえて塩気を強くしたスープを飲んだからダルさがほぼ無くなる。
夏の現場連チャン時にやってしまうことがありますが、この時期は珍しい。
気温は下がりつつありますが、この時期でも屋外で日差しを浴びながら作業すると塩分を失いがちなのかもしれません。
自炊すると塩味が薄い料理を作ってしまうので、外食だと塩の味しかしないなぁ~なんて思うこともあるのですが、注意しないといけませんね。

#食と健康
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DC16vとDC19vのACアダプタが入荷したのでブロアファンの電源電圧を上げる試験をしましたが始動電流が不足みたいで回転セズ。
これ以上パワフルなACアダプタは価格的にムリだし、DC12vでも条件は満たしているのでコレで行きます。

#ガチ工作
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今日は舞台の現場ですが、明日からブロアファンの製作を開始します。
作業は木材の切り出しからです。地味に量があるので、明日は丸一日丸ノコ作業でしょうか。
この手の製作では3×6の合板を切り出す事が多いのでパネルソーが欲しいですね。価格もそれなりにしますが、一番の問題は置き場所の確保かなぁ。

#ガチ工作
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修理したLEDスポットの動作確認のついでに、以前買った中華電機のLEDバーを評価してみました。
これはレインライト系ではなく広角なウォッシュ系。LHQの代わりになる物はないかと探す中で買ってみた物です。公称スペックは4色95w35度1m。4色4wのLEDが24個直線に並んでいる構成です。
当たり前ですが、同数のLEDが付いたスポットと明るさは同じくらい。LHQの代わりにするならもう少し拡散して欲しい気もしますがこんなもんかな。
ホリ染めとか、ランウェイのフットライトとか、天井が低い小劇場などでボーダーライト的に使えるモノを探していたのですが、安くて軽くて細いので便利に使えそうな気がします。
散財ではありますが、数を仕込まないと最終評価は出来ませんので、20本追加オーダーしてみました。

新品なのに点かないLED素子があったことには呆れましたが、ハンダ不良だったのでちょいと当て直して回復。
この辺りは価格(1本1万円くらい)からすれば仕方ありません。同様の物を自作したら部品だけでもこの価格には納まりませんので、キットを買ったと思えばむしろこの作業だけで仕上がったとも言える(笑
中華電機の安いLEDスポットは難しいことをしていない基本に忠実なモノが多いので、LEDドライブの基本を知っていれば故障してもどこがダメかわかりやすい。

#照明器具
#LED
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所属会社で使っているLEDスポットに不良が出ました。
2台あり、1台は電源が入らない、1台はグリーンが点きっぱなし。
その機種をほぼ全数使う現場が迫っているので修理しないといけません。

まずはバラシです。
筐体がアルミですからネジの取り外しには注意しないといけません。ネジ穴をやってしまうと手間が倍増だからです。

開いたら電源経路からチェックです。パソコンが立ち上がらない原因のトップと同じで、こういった配線がやられていることが少なくありません。
案の定、電源が入らない1台はコレでした。入力された電源が温度ヒューズを通って電源モジュール繋がっていますが、これらの配線をまとめる基板のパターン線が断線している様子。ジャンパー線を入れて復帰です。

グリーンが点きっぱなしになるもう一台は、マイコン基板とLEDドライブ基板を繋ぐケーブルを抜くと全色フル点灯するので接続はオープンコレクタなのでしょう、とか考えながら手を動かしていたところ、ケーブルを刺しなおしたらグリーンが消え、DMXを入力すると正常に動作します。何回か抜き差ししたりゆすったり電源を入れなおししても症状が再現されません。不良を再現出来なければ当たりようが無いのでそっ閉じ。

全天候型のLEDスポットですから、組み上げる際のパッキン周辺の手入れに一番時間がかかったとさ。

#照明器具
#LED
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仮組みしたブロアファンモジュールを本体に取り付けて稼働試験をする。
排気口に指を当てての感覚だが、風量は以前より数倍になっている気がする。
騒音は本体箱の胴鳴りのために大きくなったが、それでも以前に比べたら遥かに静か。ブロアファンモジュールの取り付け面にゴムパッキンを挟み、内容物を入れれば更に静かになると思われる。
一応条件クリアではあるが、可能なら風量を増やしておきたい。DC36vまで耐えられるモーターをDC12vで動かしているからもう少し電圧を上げてみようと思う。DC16vとDC19vの二種類でお試し。
ただし、回転数が増えすぎてフィンが失速すると風量はむしろ減るし、許容出来ない騒音になるなら手間暇かけて改造した意味が無いし、電源電圧の決定(ACアダプタの全数購入)はお試しの後。
ACアダプタの入荷には数日かかるから、その間に筐体の製作・改造を進める。

#ガチ工作
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オリジナルのブロアファンは削り出しシャフトが全数と3Dプリンタ作のフレームに組み込んだ試作品1号機が上がる。
シャフトの精度はボチボチだが、振動モーター化しなければいい。どうやら許容範囲に収まっている気配。
3Dプリンタ作のフレームに組み込んだ試作品も良いと思う。

唯一の問題はブラシノイズだけど、コンデンサを用いた基本のフィルタを加えることでクリア。
DCモーターに施すフィルタは電源電圧を乱すことを抑えるために用いるのが基本だが、ブラシ接点から「聴こえる」ノイズにも効果がある。僅かであるが、気付くと耳から離れない高周波を出す。
今回はモーターのハウジングと電極の間にセラミックコンデンサ0.1uF/50vを入れるコモンモードフィルタが効果を発揮。耳を寄せないと聴こえないレベルまでノイズ音が減る。前回ブラシノイズに悩まされたことからすれば無音にも等しい。もちろん、フィンの風切り音「のみ」という意味である。
電極間に同様のコンデンサを入れるノーマルモードフィルタという手法もあるが今回はそれほど効果が無かった。代わりに、200Ω/2wの抵抗を電極間入れて電源の責務軽減を狙う。
長時間駆動させないと効果は量れないから、明日は朝から帰るまで回してみる。

#ガチ工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月27日(土) 21時39分45秒