🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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タグ「照明器具」を含む投稿[41件]

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 チマチマ進めている LED-Bar の改造はサイドプレートの半数が出来上がったので我慢できず取り付け。前記事
 3Dプリンタで1枚あたり4時間かかるので全数上がるのはまだまだ先ですがイイ感じです。
 安い割に本機能は優秀ですが、建具がシッカリしていないと使えるものではありません。地道にチマチマ進めていきます。
 この後も専用のオベタというか脚も作らねばならず、運用品としてコンプリートするのはまだまだ先ですけどね。

#照明器具 #器具の修理
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 先日UPS(無停電電源装置)のことを書きましたが、自宅サーバーのUPSはバッテリーがダメになって久しいのでBX50Fを購入しました。
 折角なので使用する前に現場で使うパッケージの検討。BX50Fは固定のための作りがされていないのでどうしたものか・・・。
 ハウジングの裏には深いネジ入れ穴があります。計るとΦ6.7mmの深さ20mm程度。これならM6インサートナット(外ネジM8細目)を入れられるかなと。穴をΦ7.0mmにしてタップを切るアイデア。試し切りしたところM8細目のタップがキレイに切れました。インサートナットは自宅なので持ち帰って入れてみます。
 穴は前側に1個、奥側に3個です。前側1個では少し不安がありますがベルトも併用すれば大丈夫でしょう。ジャンク板で試験マウントを作って振動を与えてみます。
 これでOKだったら自宅で稼働せず現場に行きそうな悪寒。

#照明器具 #器具の製作
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 音響も照明もデジタルコンソールを使うのが日常となりました。
 これらはとても高機能で便利な機器ですが、弱点を申し上げるなら起動に時間がかかることと、瞬間停電で動作不良に陥ることがあることです。
 機器に与える電源は半仮設なことが多いためコネクタの脱落や接点不良の可能性は拭えず、老朽化した劇場ですと空調器等の動作によっては瞬間停電に等しい状態に陥ることもあります。
 完全停電ならともかく、瞬間停電による動作不良はクライアントに理解を得ることが難しく、ストレージへのアクセス中に電源が落ちますとシステムが深刻な支障に至ることもあります。
 前置きが長くなりましたが、瞬間停電や数分の停電があってもコンソールの動作を維持する対策を施したいので「無停電電源装置」を使いたい。いわゆる「UPS」です。
 UPSのバックアップ方式には様々な種類があるのでどんな状況でも安心とは言い切れませんが、無いよりは明らかに事故率を下げられます。
 ただ、UPS製品は据え置きを前提にした物が多く、仕込んでバラしてを繰り返すと物理的に傷みやすい。
 ならばと思ったのが、デスビとUPSをラックケースに1パッケージにしたモノはどうだ?というアイデア。デスビとはノイズフィルタとサージカットを提供する電源分配装置と言えばいいでしょうか。欲しいのは瞬間停電に対策し、電源ノイズを軽減し、サージカットをする物です。安価なUPSでもサージカットは入っています。ノイズフィルタまで入っている物は重装備の設備用となりますが、コモンモードフィルタを入れれば事足ります。
 私の印象ですが、UPSと言えば「OMRON」さん。安価な普及品から高性能な重装備品まで幅広くラインナップし、何よりも保守用の交換バッテリーの入手に安心感があります。バッテリーの寿命は3-5年のため、安いだけ品はいざ交換したいときにバッテリーが手に入らないこともあるからです。
 コンソール周りの消費電力は300wくらいが平均でしょうか。上には上がありますが、一番頻度の高い条件を一般条件とし、もっと必要なら複数使うなり専用品として対策する方向で。
 OMRONさんの製品で19インチラックにマウント出来そうな安価な製品ですと「BX50F」でしょうか。
「BX50F」
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 バックアップ容量は500VA/300wなのでもう一息欲しい気もしますが、小型軽量だし、空冷余白や付属パネルを含めても2Uに収まりそうなので実用的かなと。
 実は、OMRONさんのBZ50LT2をすでに使っています。一見安っぽいのですが十分に使えています。事故に遭遇したことはありませんが、試験停電させたところ数分保持しました。卓周辺で単体の消費電力が300wを越える製品は多くありませんし、BX50Fは形が違うだけで同等の製品ですから十分使えるでしょう。

#照明器具
 
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 久しぶりにディナーショー。
 小屋付でもないのに細々した宴会場の機構まで対応させられるので気疲れしますケド。
 そんなこんなでやっていると色んなイメージが出てきます。
 今回は使っていませんが、DMXの信号主幹にはEoC(同軸ケーブルでEthernetをやり取りする規格)によるArt-Netが良いことには自信が持てました。もちろん、確実性、安定性、汎用性などの大雑把に言えば「使い心地」は実際に使ってみないとわからんですけどね。
 全体をArt-Net化するのが主軸の話ですが、Wi-fi中継器も併用出来ると汎用性が高くなります。Art-Netは10MbpsのEthernetでも10ユニバースくらい扱えるようですから、今時のWi-fiなら実用レベルかな?と。ホテルの宴会場のサスバトンにはDMXの回線が出ていないことが多いですし、客導線のためにケーブルを敷設出来ないこともありますので。これらをプルボックスに内蔵してハンガー吊り出来るパッケージにしておくといいでしょう。沢山のスマホが集まる場所でWi-fiを使うこと自体怖いですけど、自動チャンネル変更機能が良いWi-fi中継器を使えば良いかなと。先日試したWi-fi中継器は本番中の大ホールでも普通に動いていましたのでこのメーカー・シリーズで試す予定です。
 他にもイロイロありますが、今後の検討課題です。

#照明器具
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 仕事が予想以上に早く終わって中途半端に時間が空いたのでメスダボの試作をしてみました。
 まずは専用のバイスの製作です。バイスのくわえ部をアルミの角棒に替え、0.5mmの板を咥えてφ22のドリルで穴を空けます。ボール盤も購入したドリルチャックも貧弱ですので綺麗な穴は空きませんが、パイプ(SGP-15A)を変形させずに咥えられるバイスになりました。
 次はドリルで丸パイプの内径を削ります。専用のバイスを作ったのはアタリしたが、貧弱なボール盤では1回に内径を0.5mm大きくするのが関の山でした。1.0mm1回よりも0.5mm2回の方が短時間なのでまぁいいかなと。オスダボは16/17兼用ですので、内径φ16.1mmの母材パイプをφ16.5mmで貫通し、オスダボのφ17の分(深さ11mm)をφ17.0・φ17.5と進め、穴口をφ18.0mmで3mm削ってみました。ドリルを4本替え進めるのは面倒ですが、結果、16/17兼用のメスダボとして悪くない物になりました。
 こんなんを70本近く作るのかと思うと気が遠くなりますが、外注する費用がありませんので手持ち工具でノンビリやるしかありません。置き場所があるならシッカリした汎用旋盤を手に入れたいものです。

#ガチ工作 #照明器具
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 なんでかんで本業は忙しい。例年なら3人の現場を1人とか。
 別にやれることなんでいいんですねどね。

 常にアタマまで一杯ぢゃありませんので、LED-Barの改修を考えています。
 今日の現場でも使っていたのですが、プラ製のサイドパネルが絶望的にダメ。屋外に放置して10年間紫外線を浴びせたかの様に少し力をかけるとパリパリ割れてしまいます。
 これを修復するのは不可能じゃありませんが大変です。先の書き込みの通り、ABSでプリントして補強を入れた物を試してみましょう。

 もちろん専用の脚もです。
 ドリルなどの刃物と手持ち工具をアップグレードする用具の購入費ですが、メスダボを作るための初期投資がかなりの額になっています。先月、株で小遣いを稼いでいなかったら辛い投資です。
 ただ、丸パイプ(SGP-15A)の内径をφ17.5~18.0mmにするのは費用以上に加工が難しい。ちゃんとした汎用旋盤があればちょいと中グリするだけですが、そんなモノを買う費用も置き場所もありません。使える工具はミニ旋盤と小型ボール盤ですが、この範囲でどうにかしないといけません。
 まず、ドリルのくわえ寸はφ13mmになります。以前、6.5mmの六角軸のφ17.5mmのドリルを使ったことがありますが、これは軸が安定せず使いモノにならなかったからです。手持ちのミニ旋盤も小型ボール盤もφ13mmはくわえられません。φ13mmを装着できるドリルチャックに換装しなければなりません。ミニ旋盤は取り付け部が特殊で専用のドリルチャックしか使えませんのでφ13mmのドリルは使用不能。小型ボール盤は1/2インチの雄ネジなので使えそうなドリルチャックがありました。今コレの到着待ち。
 さらに、小型ボール盤を使うならバイスが必要ですが、外径φ21.7mmのSGP-15Aを変形させずにくわえられるバイスは自作するしかありません。くわえ部を付け替えられるバイスにアルミの角棒を取り付けてφ22mmの穴を空けるのです。φ22mmのドリルがこれまた高価。
 なにかと面倒ですねぇ。

#ガチ工作 #照明器具
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 施工の現場が思った以上に早く終わったので少し工作。
 LED-Bar にはハンガー吊りのためにダボを取り付ける専用アングルを作ってあります。ダボは寸法の都合でΦ16-17兼用です。
 吊りの使い勝手は良いのですが、置き使いをどうするかが問題です。純正の脚に付け替えるのが順当な方法ですが面倒ですし安定もイマイチ。ダボがあるので普通のオベタを付けてもいいのですが運び方を間違えるとサイドパネルが強度不足で割れます。となると、軽量な専用のオベタというかメスダボの脚を作るのがいいと思われます。
 メスダボはΦ18mm弱の丸穴ですが、内径が丁度良い規格品のパイプはありません。近しい寸法の物があればと思って調べ直したところ、規格品のガス管に外径Φ21.7mm内径Φ16.1mmの物がありました。SGP-15Aです。肉厚2.8mmですので0.8mm落として内径Φ17.7mmにしても肉厚2.0mmあるので実用域です。
 今日の工作はこのパイプの試し切りです。ミニ旋盤で中グリしましたが鉄は一回に0.05mmくらいしか削れません。アルミを削るのが精一杯の旋盤ですから仕方ありませんが、0.8mm落とすのに時間がかかること。ちゃんとした汎用旋盤ならば瞬殺なのに・・・。
 時間はかかったものの、出来上がったパイプは良さそうですのでこの方向で進めてみましょう。

追記
 中グリに比べ良いかわかりませんが、ドリルビットを手配してみました。φ16.5mm、φ17.0mm、φ17.5mm、φ18.0mmの4本です。
 十分な剛性とトルクを持った旋盤を買うのは無理なのでミニ旋盤を使うのが前提となりますが、これらのドリルを径を上げながら数回に分けて切れば何とかなるかな。切削は一か所ではなく対面二か所を0.2~0.25mm毎ですので芯ズレも少ないでしょうし、単に中グリをするとチャッキングが弱くてチャック側と刃物側では0.5mmくらい違ってくるのでドリルビットの方が良さそうな気配。このくらいの径になるとドリルビットも高価ですが旋盤を買うよりは安いし。
 メスダボを作る手段を確保しておくと何かと便利ですから研究です。

#ガチ工作 #照明器具
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 なんとなーくネットを眺めていたところ「Open DMX USB」に目が止まる。
「Open USB USB」
 PCから DMX512 を出力する USB インターフェースです。仕様がオープンになっていてハードウェアは極めてシンプルです。FT232RL を用います。
 ライセンス仕様は GPLv2 です。大雑把に言うなら、改変しない限り商用/私用を問わず自由に使えます。
 FT232RL は LTC Generator でも使っているので、その延長線で使えるなら悪くないなぁ~と。

 このところ JASCII のオフライン打ち込みソフトのリクエストがあります。もちろん、ASCII や Comos-Text との変換を含めてです。
 正直言うと面倒臭い。有料にするとライセンスの管理やサポートが面倒だし、無料にすると空振り感が強い。プロでない私がコレを開発するには本業を1/3にして半年かかります。卓を持ち込めば済むことに掛ける手間ではありません。
 ですが、JASCII 関係は解決したいなぁ~って気持ちはあります。最近は、劇場間でデータを使いまわすためではなく、事前の空打ちが目的になっているからです。有志がお作りになったオフラインソフトもありますが、操作感に照明を作るリズム感がありません。テンキー操作でバンバン打ち込めるシステムがあってもいいのかなとは思います。
 もし作るなら、JASCIIベースでプレイバックも出来る様にしてPC卓にしてもいいのかなと。DoctorMX や Open DMX USB で DMX512 を出せばいいのです。

 イロイロ想うことはあるので、システムの構成だけでも考えていいのかなと。

#ガチ工作 #照明器具
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 ボーダーケーブルを修理しています。
 シースを剥いてバラになった芯線をカバーするチューブが酷い状態になっています。チューブが縮んだのか芯線がシースから出てしまったのか七分丈になっています。これにビニテを巻いて誤魔化していたのですから困りものです。これは機能を失っている故障ですから要修理品だと思って欲しいなぁ~。
 取り急ぎなのでホームセンターを徘徊しましたがよさそうなビニールチューブがありました。
「三洋化成 特殊耐寒チューブ T-12」
 カタログスペックを読む限り環境耐性は良いと思われます。溶けるギリギリまで加熱しましたが寸法の変化は見受けられません。ビニル製品は熱、紫外線、水気を受けると形状がゆっくり変化していきますので数年経過を見ないとわかりませんが、安価なビニールチューブより期待出来そうです。
 ビニールチューブの固定方法ですが、被覆付き針金を巻き付けて本体ケーブルのシースと繋げてみました。電気工事のバインド線処理やカムロックコネクタの組み立て方法などをヒントにしています。ビニテやロックタイで巻くだけより長持ちしそうな気がします。
 一番の問題は作業時間です。バラして組み直すのに1本あたり2時間強かかります。安全のためにやらねばなりませんがかかりますねぇ。

#照明器具
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 3Dプリンタを直すための部品(サーミスタ)が予定よりも早く届きました。
 4/20到着予定が4/10です。印象操作を感じなくもないですが、土日を挟んで6日間ですから十分に早いでしょう。
 これで治るといいですが、どうなることでしょう。

 そういやムービングライトが1台動作しません。先日も同様の不良が出たので修理を試みたのですが、原因を探ろうとしたところ動いてしまい原因を追えなかった機体です。
 ウォッシュタイプですが、PAN/TILTは動くのにLAMP周り(LEDとズーム)が動きません。PAN/TILTとLAMPは制御基板が別々なので、LAMP側の基板が動作していないことになります。
 動作しないと言っても基板の故障とは限りません。電源のパイロットランプは点灯するし、要所には定格の電圧が来ています。正常な機体で試してみたのですが、サーマルセンサからと思われるケーブルを抜くと同じことになりますので、たぶんこのケーブルの先に故障があるのでしょう。サーマルセンサか、ケーブルか、間に入っている回路か、ジックリ確認しましょう。
 サーマルセンサが不良の場合、今回買った物が使えるなら楽なんですけどね。50個も買ってしまったし。

#3Dプリンタ #照明器具

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月24日(水) 18時16分16秒