🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

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2022年5月の投稿[31件]

2022年5月31日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 間数マーカーver4.3が1台組めました。
 重箱の隅を突く様な目で見るなら改善したい点はありますが現場で使えるレベルです。
 電池の持ちを確認していますが、目標値である単三電池1個で12時間はクリア。現場的にはOKでしょう。
 乾電池は特性的にエネループなどの容量の大きな充電池がよさそうです。なぜなら、アルカリ電池などの1次電池は一定の割合で電圧が下がっていきますが、エネループは使用開始直後に一定値まで下がってからは切れる直前まで電圧がほとんど下がりませんので、一定の光量で発光し続けることが期待できるからです。
 発光面には不満が残りますが使えるレベルです。φ3mmの砲弾型LED2個からの光を厚み5mmの透明樹脂板を通して130×65mmの面に誤差±20%くらいの輝度で散らしていますが、これ以上は導光機構を金型から起こさないと難しいと思います。これ以上時間とお金をかけて精彩を求めても使用感は違わないと思われるので落としどころでしょう。
 試作は終わりとし、1個30時間かかるプリントをチマチマやっていきます。

追記
 消える瞬間は見ていませんが、13時間経過で点いており、14時間経過で消灯していました。
 電池のコンディションもありますので、公称値を8割の10時間とします。
 推奨電池はPanasonicのeneloop(エネループ・単三電池型・1.2v1900mAh)です。

 販売は予定しておりません。
 3Dプリンタの稼働コストを500円/時としていますが、30時間では15,000円です。電気代とフィラメントの消費量からするとこんなもんです。
 内部の部品原価は3,000円くらい。発光部を構成する専用基板や樹脂部品がそれなりにします。
 組み立ても何気に面倒なので開発費を含む手間賃やらで10,000円は欲しい。
 合計28,000円/台(笑
 自分だったら買わない価格です。

 アチコチにモックアップを見せて価格イメージ聞いたところ3,000~5,000円でした。自分もそう思います。
 試作品の価格は量産品の10倍でも安い部類ですが、量産化の初期費用や在庫を抱える気はないので、作るなら毎回試作価格になってしまいます。
 これでは売る側にも買う側にもメリットがありませんので、自分が使う分だけ作ることにしました。

#舞台の小物

2022年5月30日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 RaspberryPiが無い。世界中のどこにも無い。いわゆる転売屋系にはあるようですが、アホみたいに高いので余程のことが無ければ手を出したくありません。
 rpilocator.comってところに世界の正規代理店の在庫が一覧されていますが、RaspberryPi4Bは全く無い(2022年5月30日現在)。
 先日手に入りそうって話をしましたが、納品予定日に不達による納期未定とのメールがやってきました。そんで、改めて調べなおしたら・・・という話です。
 製作依頼があっても手に入らないか高値なのでこれまでの価格では作れないって話にしていますが、裸族のパイやArt-Netパッチを作るために今必要な数が揃わないのは困りものです。
 2023年には供給体制を戻せるって話ですが、財力があって数を使うところが優先されるでしょうから、下々のガレージメーカーにお零れが落ちてくるのはいつのことでしょう。

#電子工作 #RaspberryPi

2022年5月29日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 今日はカラッとした夏日。3Dプリンタにとって高気温低湿度は良い条件です。除湿器を稼働させれば3Dプリンタ内は温度40度弱、湿度30%弱になりますが、これは今まで試した中でも良い結果が出せる条件です。
 ですが、こんな部屋で人が作業をするのは無理。プリンタ内よりは低いとはいえ室温は30度以上あります。
 1個あたり30時間はかかるプリントを取り急ぎ10個近くやらねばなりませんが、工作部屋で人が作業するのはしばらく無理っぽい。

#雑談
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 間数マーカーは2刷り目でほぼ条件が出ました。思った以上に綺麗に仕上がっています。
 ただ、黒いフィラメントの細かいカスが透明の部分に入ってしまいます。15時間以上プリンタの前で監視しているワケにもいきませんし、遠目に見れば気にならない程度ですから妥協の範囲です。デュアルノズルの高級機を導入出来ればいいのでしょうが、欲しいと思っている機種は28万円もするのでとても無理。あぶく銭が入ればと思っていますが、今の株価ではとても無理そうです。
 余談ですが、工作の軍資金の大半は株で得ています。博才は皆無ですが、ここ数年現物のみで欲張らずに売買して年収の1/5~1/10くらい稼げています。朝昼晩、値動きを数分見るだけで工具やら部品が手に入るなら悪くありません。今は株価が下げ止まりで大きく負けていますが・・・。
 工作も株も自分の能力や運に合わせて欲張らないことが肝要です。

#工具や資材

2022年5月27日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 テストピースでの条件出しは見えたので、昨日から本データで間数マーカーの仮刷りを始めました。カスの対策で手を焼いてはいるものの、全体としては思った以上に良い仕上がり。今は仮刷りの2刷目です。目下の相手物は文字が書かれた上蓋ですが、16〜20時間かかるので条件を追い込みきるまで日数がかかりそうです。

#工具や資材
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 3Dプリンタの条件ですが、スティック糊の塗り方で随分違うことが判明。
 その前にスティック糊の意味ですが、プラットホームへの喰いつきを良くするために使います。私は幅広のマスキングテープを貼った上に塗ります。
 スティック糊は厚すぎず薄すぎず出来るだけ均一に塗ることが重要です。塗りムラが1層目のプリントにそのまま転写されると言っても過言ではありません。プラットホームを温め、糊を溶かして馴染ませながらユックリと一定の速度で一定の間隔で塗り進めます。溶かして馴染ませないと効果が半減するようです。スティック糊を使う場合の話ではありますが、スライサーのパラメータと同じくらい重要な下準備だと思われます。

 実はこの週末が珍しく3連休です。腰を据えて間数マーカーの試作を進めています。
 Art-Netエンジンを進めるつもりでしたが、部下がデータ作りで卓を使っているので別な作業です。

#工具や資材

2022年5月26日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 テストピースは65点でしょうか。
 お漏らしは無くなりましたが、プリント中に落ちるカスが透明の中に入ってしまいます。使えるレベルですが気分は良くありません。
 透明のフィラメントは黒に比べて神経質みたいで、温度条件が合わないと表面が荒れます。見えてはきましたが、条件がまとまるまで時間がかかりそうです。
 一番の問題は第1層面の荒れです。第1層が表になるのですが、若干の波打ちがありキレイとは言えません。ペーパーで削り、ミッチャクロンマルチと艶消しクリアーを吹けば誤魔化せそうですが、削り分を見越してプリントしなければなりません。この辺りの条件出しにも時間がかかりそうです。

 面倒なことがまだまだ続きますが、デュアルノズルによる2色刷りが出来るようになっただけでも大進歩なのでヨシとしましょう。
 ・・・デュアルノズルなのにサポートする機能が無いのです。わかれば簡単なことでしたが、この辺りの設定はマニュアルにも無いので手探りです。

#工具や資材

2022年5月25日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 先日作って現場で使ったCUEシート置きは素晴らしく良い使い心地でした。
 目線に正対した角度で見られるので薄暗い環境でも読みやすい。
 久しぶりに会心の出来です。

#ガチ工作
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 テストピースの印刷中ですが、次の対策で低層における3Dプリンタのお漏らしは無くなりました。

1)スタンパイ温度を下げる
 同レイヤーにおいて、一方のエキストルーダーのジョブが終わるまでもう一方はお休みです。スタンバイ温度とはお休み中のエキストルーダーの温度のことですが、コレを下げることでフィラメントのダレを防止出来ました。

2)レイヤー間でのノズル拭き取りを行う
 ノズルの清掃機構が付いているワケではありませんが、プリント物の周囲に囲い線(捨て線)を描くことでノズルに付いた余計なフィラメントを落とす動作の様です。
 それ程汚れないので本来の効果は不明ですが、レイヤー間だけでなくエキストルーダーを変える際にも実行されるので、(1)の温度を下げる時間稼ぎになるようです。

 今のところ黒も透明も同じ温度条件でやっていますが、特性が違う感じがします。黒は申し分ありませんが透明のプリントがイマイチです。温度条件を何パターンかやってみます。
 ・・・ただ、テストピースとはいえ5時間半かかります。今はお漏らしチェックですからこのまま終わりまで進めますが、温度条件のサンプルを幾つか取るにはかなりの時間がかかりそうです。

#工具や資材
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 3Dプリンタがいい調子なので間数マーカーを再開発しております。発光部がイマイチでしばらく止まっていました。
 最近、デュアルノズルで黒と透明の2色プリントに成功したのですが、これでプリントすると発光の具合いが良いかもしれない。
 一気に解決かと思いきや、そう甘くもありません。常に二つのエキストルーダーが温まっているため低層ではお漏らしが発生。黒に透明のお漏らしが被るのは気にならないけれど、透明部に黒のお漏らしが被ると台無し感。
 4-5層以降ではほとんど発生しないので解決策はありそうですが、ちょいと思案が必要です。

#工具や資材

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年3月28日(木) 15時49分12秒