🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2023年9月の投稿[30件]

2023年9月29日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルのことを考えていたのですが、塗装が重いのかもしれません。
 塗装で固めれば強度は増しますが、2平方メートルに厚塗りしたら無視できない重量でしょう。

 使用した塗料は1平方メートルあたり0.12~0.17kgだそうです。これを5回塗りしています。
 塗料の種類によって違いはありますが、溶剤が揮発して硬化すると70%くらいの重量になるらしい。
 これらの条件で計算しますと1kg程度です。無視はできないけど大したことないな・・・。
 実測は14.5kg、無塗装の計算値が7.5kgです。違いが大きいな・・・。
 エポキシで固めてみたりイロイロやりましたのでそのせいかな?

 ちなみに、角スタッドと呼ばれる軽量材を試しましたが、限界を越えると一気に座屈するのでだめでした。

 結局のところ、現行品と同じくファルカタ合板で平台作りにするのがいいのかもしれません。
 合板の表面を固めるならワシンの1液油性ニスがいいみたい。1層目を限界まで緩くして染み込ませてから積層していく方法です。

#ガチ工作
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 中国で倒産が多いとかナンとか言われておりますが、基板製造のPCBGOGOさんは健在でした。
 ちょっと急ぎの基板製造があって先ほど入稿したのですが、24時までの受付のところ23時43分に原稿を送ってデータ確認から送金まで終了しました。
 なんだかこれまでよりレスポンスがいい・・・。業務改善をしたのか、受注が減って手が空いているのかわかりませんが、早いのは助かります。
 単価は自作より安い。最小ロッドや送料を考えれば総額はそこそこになりますが、レジストのかかったキレイな基板が手に入ると思えば十分に安いと思う。
 リードタイムは一週間です。入稿して受け取りまでですから十分すぎる程早い。感光基板での自作は防腐処理まで一気にやらねばならないため丸一日かかりますが、丸一日使える日を待っていたら何時になるかわかりません。
 結果、PCBGOGOさんみたいなサービスは私にとって有難いワケです。

#電子工作

2023年9月28日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルについて頭が空いている時に色々考えてみました。
 軽量化には強い材料に替えるか材料を少なくするかのどちらかが主軸になります。
 となると材料の強度を評価できなければなりません。
 ようやくわかったことですが、材料の耐荷重強度は形状寸法と荷重支持条件、「ヤング率」と「断面2次モーメント」で求められるようです。ヤング率とは材質の強度。断面2次モーメントは断面形状の強度らしい。
 計算式は条件によって様々ありますが、評価の目安ならこの二つの数の積で行えます。試作品は必要な強度を持っていますので、これが持つ値を評価値として使えばいいからです。
 試作品の梁はファルカタ合板9.0tを縦方向に使っています。ラワン合板のヤング率は6.9G/Paとのこと。ファルカタは少し強度が落ちますので減るハズですが、塗装によって強度が増していますし、安全率の一部と考えてこのまま使います。断面2次モーメントは 32N/cm4 くらいなので、評価値を 220 くらいとします。
 他の材質のヤング率の目安ですが、鉄なら200G/Paくらい、アルミなら70G/Paくらいです。
 この辺りの数値をもとに、コストやら加工条件やらを加味し、評価値程度の材料を見繕えばいいのかなと。

#ガチ工作

2023年9月27日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 アタマが空いた時のパズルとして客席テーブルの改修を妄想しています。
 課題は軽量化です。基本機能や耐荷重は実用レベルですが、1BOX車に積み込んだりカマチから客席後方まで手運びするには重い。
 現在の総重量は21kgです。長テーブルとしては格別重いワケでもありませんが、希望は12kg以下です。
 軽量化の方法は、
1) 材を薄く
2) 材の肉を抜く
3) 軽い材に変更
 とかでしょうか。
 一番単位重量があるのは天板です。平台に似た構造ですが、ここから見直しです。14kgありますが、半分を目指しましょう。

#ガチ工作

2023年9月23日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 自宅の本棚を整理していたら「空飛ぶ円盤製作法」なる書籍を発掘。
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 中学生だか高校生だか、厨二病真っ盛りの頃に買った思い出があるので懐かしー。
 内容は難しい数式の羅列。たぶん、理系大学レベルの数学だと思われますので全く理解できません。
 一つだけ面白いなぁ~って思ったのは、電場を高速回転させることで重力に反する(相当する)力場を作れるって話。
 オカルト方面のネタになりますが、コマは回転中にほんの少しだけ軽くなるとの説もあり、物体は高速で回転すると軽くなるとかなんとか。
 前出の書籍によりますと「電場を3GHzの三相交流で回転させる」とあります。物質を3GHzの周期で回転させるなど不可能だと思いますが、物質を回転させずに電場の状態を回転させるなら3GHzも不可能ではないでしょう。今どきのパソコンも3GHzで動くCPUはザラですからね。
 回転中のコマが持つ電場が構成する物質に対して一定の位置関係ならコマの電場も回転していると見立てることが出来ます。高速回転が静止状態と違った物理現象を起こすならば、この本で言うところの電場を高速で回すことに興味が湧きます。

 厨二病当時の自分が今の知識を持っていたらこんな妄想をしただろうなぁ~って話www
 ただ、3GHzの三相交流を作ることには今の自分が興味深々です。これを作れたらインバーター回路の神になれそうです。

#雑談

2023年9月20日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 防滴のLEDスポットを使っていますが、本体に直接彫り込んである雌ネジがバカになっています。
 雌ネジを再生しなければなりませんが、肉が無くなっていますのでタップを当てただけではダメです。となると、何かで肉盛りして雌ネジを再生します。
 こんな時、インサートが便利です。
20230920184803-admin.jpg
 管の表と内側にそれぞれネジが切ってあります。今回は止ネジがM6ですので、表がM8(ただし細ピッチ0.75)の物を使います。
 M8の下穴(ネジピッチが0.75ですのでΦ7mmくらい)を空けてタップを切り接着剤を塗布してネジ込みます。接着剤は密閉状態でも硬化する2液式のエポキシを使います。もちろん仕上がり性能は脱脂に大きく左右されます。
 面倒ですが、溶接等で肉盛りするワケにはいきませんので、こんなことをするしかありません。

#器具の修理
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 FT232RL の送信終了を把握する方法が見つかりません・・・。FT232RL 内のキャッシュが空か(送信がアイドル状態か)という意味です。
 どうやら、FT232RL は Break 送信の指示を受けると問答無用に Break 状態に切り替えてしまうようなのです。DMX512 では送信フレームの折り返しを示しますのでキャッシュデータの一つとして扱って欲しいものですが、FT232RL では強制リセットに等しい扱いなのだろうと思われます。
 出来ないなら出来ないで発想を変えてみましょう。

#器具の製作

2023年9月19日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 FT232RL の Windows ドライバである FTD2XX.DLL について解説している本家の資料を読めるようになってきました。
「D2XX Programmer's Guide」
 C言語の勉強をした成果だと思われます。

 私が求めているのは FT232RL がすべてのデータを送信しきってアイドル状態にあるかどうかです。
 先の getstatus( ) は、パソコン側のドライバにデータが残っているかを得るものらしく違うようです。
 私が使わせて頂いている ftd2xx.py は ftd2xx.dll のラッパーですので ftd2xx.dll の解説を読んで ftd2xx.py の本文を読めば何がどうなっているかおおよそ検討はついてきました。
 けれど、FT232RL のセッティングや受信状況を読み取る方法はあっても送信状況を読み取る方法が見つかりません。

 Open DMX USB の 仕様書を見つけるしかないのかなぁ。
 本家の ENTTEC を探しても見当たらないないんですよね・・・。

#Python #器具の製作

2023年9月17日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 先のテストプログラムでは送信終了を経過時間で見ています。大丈夫なハズですが、本来ならデータを送りきってバッファが空になったのを確認して送信終了としたい。
 データシートを読み直したところ、getstatus( ) で バッファの Queue の残りデータ数と実行中のイベントが読めるらしい。ただ、残りデータ数の意味がパソコン側なのか FT232RL側なのかがわからない。パソコン側なら欲しい情報ではない。イベントの意味も不明。この辺りは試すしかなさそう。

追記
 getstatus( ) では求める物を得られない様子。戻り値は ( 0, 0, 0 ) だけである。
 テストプログラムでは送信を開始してから 23msec 弱の待ち時間で送信が完了しているとしています。理屈では十分なハズですが、送信が終わってアイドル状態なことを確認する方法を見つけたいところです。

#Python

2023年9月16日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 共有メモリを使う場合、読み書きが衝突しないように配慮しなければなりません。
 今回は情報が一方向ですから比較的簡単ですが、よく考えないとトラブルのもとです。
 一番簡単なのは、DMX512 の値の配列の共有メモリと読み書きフラグの共有メモリを使う方法です。読み書きフラグは送り側がセットし受け側がクリアします。送り側はフラグがクリアならば共有メモリに書き込んでフラグをセットし、受け側はフラグがセットしてあれば共有メモリから読み込んでフラグをクリアします。
 双方の待ちを考慮しないとといけませんが、送り側が受け側のフェーズ時間の数倍でチェックをすれば遅延は1フレームです。何よりも Queue に比べ処理時間が短く情報の渋滞も起き難いことを優先しましょう。

#Python #器具の製作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月27日(土) 21時33分29秒