🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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タグ「器具の修理」を含む投稿[99件](7ページ目)

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 久しぶりに機材修理のネタです。
 LED-PAR ですが、驚いたことが一つ。
 スペアの制御基板がNGです。どんなNGかと言うと DMX を取りこぼします。
 テストパターンとして色のフェードチェンジなど試しますが、一定周期のデータなのに規則性の無いカットチェンジになるのです。
 もちろん色を変えずにディマーのフェードイン/フェードアウトもチェックしますが、正常と思われる機体に遅れたり、カットイン/カットアウトになるのです。
 最初から新品の基板を疑う奴はいません。ケーブルやら他の部位を疑いますが、どんなにチェックしてもおかしくありません。別なスペアに替えたり、天ぷらハンダを疑ったりもしましたが好転せず。
 ところがです、販売店さんがモノは試し用にオマケしてくれだ旧世代の基板に替えたところ正常に動作するぢゃありませんか!
 てことは、制御基板以外は正常ってことになり、不良の原因は制御基板ってことになります。もちろん、スペア基板に替えて正常動作するモノも居ますので全てではないのですが、最後に手を付けたVカットされた4枚綴りがダメでした。
 中国製ですし、修理なんてこんなことの繰り返しですから怒ってはいませんが、原因が判明した後の虚脱感は半端ありません。
 本音を言えば、販売店さんに報告して不良と思わしき基板の数だけ別なのを送ってくれないかなぁ~なんて思ってはいます。スペアパーツはストックしておきたいですしね。
 ちなみに、旧世代と現行品ではディマーカーブとレスポンスがわずかに違います。疑って見なければ気付かないレベルですので、新旧が混在しないようにネタ毎にまとめれば誤魔化せます。

#器具の修理
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 ハンガーの横ネジのリビルドを先日書きましたが、ハンガー本体も直してみました。
 と言いますのも、脱落防止がネジではなくスプリングピンの物は部品を紛失すると再生し難いのです。
 ならばと、次の手段で脱落防止をM5ネジにしました。

1)脱落防止ピンの穴をφ8.5にしM10のタップを立てる。
2)メタルロックを塗布したM10のボルトを入れて穴を塞ぐ。
3)余ったボルトを切断し穴が無かったことにする。
4)φ4.2で貫通穴を空けM5のタップを立てる。
5)錆止め塗装をする。
6)ネジ穴の錆止めにグリスを塗布したM5の蝶ネジを入れて脱落防止にする。

 って感じです。ネジ穴を再生する方法の応用です。
 写真を撮り忘れましたがイメージして頂けたでしょうか。
 一見面倒ですが、この程度の工作で復活するならアリでしょう。

#器具の修理
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 ハンガーのネジを直してみました。
 ノブ付きボルトの取っ手が破損しているのでこれを再生したい。
 ネジを新品にすればいいのですが、純正品は価格がアレですし、先端加工がされたW3/8のノブ付きボルトの汎用品は見つけられません。
 なので、以前のノブを完全に取り払い、M8の雄ネジを構成してM8のノブ付きナットを取り付けます。緩み止めとしてメタルロックで接着です。
 写真は左から破損したノブ付きボルト、真ん中がノブを取り払ってM8雄ネジを構成した物、右がM8のノブ付きナットを取り付けた物です。
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 数が多いなら純正品を手配してもいいでしょうが、10個くらいなのでこんな修理もありでしょう。

 メタルロックは硬化が早すぎて扱いに難儀しますが、脱脂さえしっかりすればありえないほど強力に金属を接着します。
 コニシのEセットくらいノンビリ硬化(混ぜ合わせて90分後硬化開始)してくれた方が扱いやすいのですケド。

#器具の修理
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 日程が落ち着いたので修理大会を再開です。このところ舞監仕事や照明打ち込みが多かったものでここに書くようなネタがありませんでした。
 防滴の LED-PAR は言うに及ばず、ムービングやらケーブルやらPARライトやら盛り沢山。
 ムービングはGOBOホイールのポジションが狂う現象。他のホイールに接触しないためのガイドローラーがズレてホイールに引っかかるという本末転倒。ローラーはスプリングアームを介して取り付けられていますが、アームの回転軸に遊びが多く曲げ角度もおかしいためローラーがホイールから外れてしまうのです。アームの回転軸の受け金具を削り、曲げ角度を直して解決しましたが、そもそも製造状態が悪いのは困ったものです。

#器具の修理
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 愛機 MAdot2 のタッチパネルの不調が再発。<以前の記事>
 いよいよダメかなと開いてみたところ、砂ではなく銅線のカスが挟まっていました。砂がダメならこれはもっとダメ。
 除去して治りましたが、こんなゴミが入るのは怖いことです。

#器具の修理
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 ウシオさんの1kwクセノンピンが不調であります。
 常にではないのですが、濁った#18というか茶色っぽくなったり光量が落ちたりスパークすらしなくなったりします。
 電源条件が悪いとか球の劣化とかってのが普通の疑いだと思いますが、条件の良い100vでも200vでも、新しい球でも古い球でも不規則に発生します。
 数年前から稀に起こっていたので球を新しくしたりしたのですが、頻度が増しているので流石にヤバイ。。。
 自力はムリなのでメーカーさんに修理を依頼します。ウシオさんのテクニカルセンターは茨城県つくば市にありますのである意味近所。来週直に持ち込みの予定。
 にして、原因を知りたい・・・。どちらかと言えば興味として。
 状況を鑑みるに、電路のどこかが腐食しているか緩んでいると予想。それが本体なのかケーブルなのか整流器なのかはわかりませんが、整流器の回路は正しい電流を出しているのにランプまで届いていないのではないか?というのが今のところの疑い。
 興味はともかく、このままでは夏から冬のディナーショーがヤバイ。
 湿度100%とか降雨の野外現場でも使ってきましたので湿気にやられたんかなぁ~。そんな現場の後に必ずしも天日干ししなかったこともありますし。

#器具の修理
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 中華電機の器具類を XLR3P から XLR5P へ換装中。ケーブルは XLR3P の方が安いし音響のも使えるので良いところもあるのですが、3P だ 5P だと使い分けるのが面倒なので 5P に統一する方向で整備中です。XLR5P の国内正規品は高価ですが、中華電機のノイトリック互換品(数世代遅れ品)は安価です。XLR5P ケーブルコネクタは200円程度、レセプタクルに至っては100円しません。
 XLR5P に取り付ける専用基板も作りました。内部配線まで手を入れたくないためです。XLR5P レセプタクルの端子を差し込んでハンダ付けし XH コネクタで出すものです。オスもメスも取り付ける1枚基板にしたかったのですが、器具によってオスメスの取付間隔が数ミリ違うので使いまわしが出来ません。オス側だけ基板化し、メス側はケーブル出ししてオス側の基板に挿します。PCBGOGOさんで作ってもらい75枚38ドル、1枚あたり50セントでした。
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 コネクタの固定はブライドリベットです。元々はネジ止めでしたが、ナットを入れるのが大変ですし、滅多に外しませんのでいいかなと。

 当面の改造課題の試作は終わりなので今後はライン作業ですが、満足なハンダ付けを出来る人材が少ないのでどうしたものか。
 DMXケーブルは数年前に大規模なライトアップで使った残材で増やせそうです。カナレさんのDMX203が数百メートルあります。カナレさんの4E6Sよりもハンダ付けは楽なので皆さんに練習してもらいましょう。

 余談ですが、中国の話。
 主要メディアではそれほど報道されませんが、中国では不動産バブルが弾けて大騒ぎだそうな。部品関連の業者さんも親会社がこういったところだとどうなるものかと心配しています。
 ただ、中国に協力会社を持つ知人によると、バブルに踊ってイイ気になっていた人たちが溺れているだけで、バブルに踊らす地道に真面目にやってきたところは影響が少ないとか。この辺りは日本で不動産バブルが弾けたときと同じですね。

#器具の修理
 
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 愛機 MAdot2 のタッチパネルがおかしい。
 タッチしたのと違うところが反応したり一点をタッチしたのに領域選択になったり。キャリブレーションをしても改善せず。
 早い話故障です。
 モジュール交換だったら高くつくなぁ~と思っていたところ、M社のM氏から有益な情報。
 「タッチパネルの外周に砂などのゴミが付着しているとそうなりますよ」
 とのこと。
 早速分解。
 ネジが多くてドイツらしいなぁと思いつつ、モニタモジュールまで遠いなぁと思いつつ分解。
 モニタモジュールを外すと筐体との隙間に砂と土汚れが付着。野外で使うこともありますから仕方ないのかな。
 エタノールを軽く含ませた布で抜き取る。筐体側も掃除。エタノールを直接吹きかけるのは良くないと思う。
 掃除後、仮組みして電源投入。アッサリ治ってしまいました。
 タッチパネルにはいくつかの方式がありますが、どの方式でもパネル面の電位が狂うとダメです。砂によって電位が狂ってしまったのでしょう。
 修理は簡単っちゃ簡単ですが、問題はモニタモジュールを外すまでが遠いこととリボンケーブルの扱い。筐体を開けるのは当然ですが、基板類まで外さないといけません。リボンケーブルが多用されているので外し方を知らないと大事故になります。ノートパソコンの分解整備の経験があればナンてことありませんが、慎重を期す必要があります。
 簡単にやっつけるなら筐体とモニタモジュールの間をエアブローしてもいいかも。挟まっている砂の種類によっては基板を壊すので注意が必要ですけどね。
 モニタ面の電位が浸入物で不安定にならなければいいので、ゴムで枠を作って挟んでみましょう。要はパッキンです。これで安定するなら同様の故障が起こる可能性は減るハズです。

#器具の修理
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 本業で使う器具の製造や修理のネタはまだまだありますが、このところ段取りを進めていた物は一通り終わりました。
 次の段取りといきたいところですが、本業の都合で工作はしばらくお休みです。
 ただ、「6C30mini」と名付けたC型30Aコンセントボックスの増産は夏に間に合わせたいし、同じ形状でD型20Aコンセントボックスも製作しますので、これらの部品表の整理と発注は進めます。

#器具の製作 #器具の修理
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 単相三線や三相四線を入力する器具を改造してました。アナログ電圧計からパッシブタイプの7ゼグ電圧計へ換装です。
 これまではアナログ電圧計1個に対しロータリースイッチで相を切り替えていましたが、スイッチの接点不良が出始めたので小ぶりなパッシブタイプ7ゼグ電圧計3個に変更です。入力の有無と接続間違いをチェックするのが目的ですから中華電機の安物でもいいかなと。寿命に不安はありますが、3個でもスイッチ接点の半値以下だし、各相を同時に見られるのは悪くないかなと。取り付けパネルは3Dプリンタ製です。

#器具の修理

■思ってみた

社屋を囲む田んぼの田植えが終わり季節を感じます。

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2025年6月22日(日) 15時27分49秒