🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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タグ「器具の修理」を含む投稿[113件](12ページ目)

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 防滴のLEDスポットを使っていますが、本体に直接彫り込んである雌ネジがバカになっています。
 雌ネジを再生しなければなりませんが、肉が無くなっていますのでタップを当てただけではダメです。となると、何かで肉盛りして雌ネジを再生します。
 こんな時、インサートが便利です。
20230920184803-admin.jpg
 管の表と内側にそれぞれネジが切ってあります。今回は止ネジがM6ですので、表がM8(ただし細ピッチ0.75)の物を使います。
 M8の下穴(ネジピッチが0.75ですのでΦ7mmくらい)を空けてタップを切り接着剤を塗布してネジ込みます。接着剤は密閉状態でも硬化する2液式のエポキシを使います。もちろん仕上がり性能は脱脂に大きく左右されます。
 面倒ですが、溶接等で肉盛りするワケにはいきませんので、こんなことをするしかありません。

#器具の修理
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 中華電機の小さなムービングライトが全数戻ってきたので修理をしています。これまでの修理で確認すべき点が出ているので全台予防修理です。
 作業は主にハンダ付けの確認です。正常に動く機体でもハンダコテを当てると故障機体と同じ症状が見られますのでやっておいた方がいいでしょう。1年生部下でもここまでヘタには出来ないよねってくらい酷い施工なので念には念をです。
 一度にやりきれない台数ですからヒマを見てボチボチと。

#器具の修理
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 中華電機ムービングの筐体が割れています。アッパーボックスの樹脂パネルです。これを修理します。
 樹脂の補修は材質を把握するのが第一歩です。材質によって治し方が違うからです。
 材質の判断は匂いで見当を付けて溶剤もしくは接着剤で溶解具合いを見るのが基本です。今回のはABSでした。

 ABSどうしの接着ならコレが基本でしょう。セメダインの「ABS用」です。
 接着には様々な方法がありますが、これは「溶着」です。材を溶かして結合させます。
 面積のあるABSどうしの接着ならコレを両側に塗って貼り合わせればほとんど場合十分です。
20230227200529-admin.jpg
 今回のブツは肉薄なので肉盛りして補強した方がいいみたいです。破断面がキチンと嚙み合いませんので歪みというか応力がかなり残っているようです。今回の破損も衝撃が引き金だとしても応力のために割れやすくなっていたとも思われます。加熱して応力を取ることも出来るそうですが、職人技なので私には無理です。
 こういう時にはプラリペアです。樹脂材全般に使えますが、ABSとは相性が良いので裏側に盛って補強にします。
20230227201504-admin.jpg
 ただ、単にプラリペアを盛るより接合面に谷を掘って盛るのがお勧めです。
 こんな時、ミニルーターが便利です。私はPROXXONのミニルーターを使っています。
20230227204722-admin.jpg

 ABS用で形を戻し、裏側の目立たないところにプラリペアを盛って補強します。

#器具の修理

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稲刈りが終わったと思ったら夜のBGMは秋の虫の音です。

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2025年10月21日(火) 07時10分40秒