🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2022年11月30日の投稿[2件]

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 資料映像をレンダリングしている待ち時間に分岐カバーの3Dデータを描き直してみました。
 形状的にポリゴン系の3Dモデラーが良いのかな?と思いつつFusion360を使っています。

 少し前にも書きましたが、積層痕で割れる事への対策を考えねばなりません。
 ネットを徘徊したところ、ABSなら「アセトン蒸し」と呼ばれる方法があるそうな。
 参考ページ
 揮発したアセトンで造形物の表面を僅かに溶かして積層痕を消す方法です。密閉容器にアセトンと造形物を入れて3時間ほど常温で放置するだけですから簡単です。
 層の内部の組成まで融合させることは不可能でしょうが、表面の積層痕を消せれば強度は増すかなと。

 先人の知恵には関心するばかりです。

#3D
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 試作2号に手を付ける時間はありませんが、スタイロフォーム・サンドイッチ板の試作1号の状態を再確認しました。
 思った通り、発泡材を芯にしてモノコック構造が成立しています。期待感はあります。
 ただ、接着に用いているコニシの木工用ボンドCH38は水性なので湿気に弱いのです。強度は十分ですが、水気に強い物を使った方が良さそうです。

 価格や性能を考えますとコニシの再生ゴム系溶剤形接着剤G2002が良さそうな感じ。建築で断熱材などの発砲樹脂をコンクリート等に貼るための物です。ゴム系なので水で溶解せず木材とも相性が良いでしょう。売り文句には伸びが良く塗布しやすいとありますので施工も楽だと思います。
 気になるのは仕上がり重量です。広い面積ですと接着剤の重量も無視できません。試作で確認したいポイントでもあります。
20221130144024-admin.jpg

 構造ですが、脚を取り付ける周辺にはスタイロフォームではなく木材を挟みます。額縁もスタイロフォームが露出しないように薄い貫板状の材料を取り回します。
 十分な強度を持ちながら重くならないように構造を調整することは難しいと思いますが、軽量化は強度とのせめぎ合いです。

 強度と言えば同時進行で試作している分岐カバーも同様です。
 3Dプリンタの造形物は繊維方向は強いのですが積層面で割れやすい傾向があります。
 分岐カバーの破壊試験をしたところ正にコレが発生。
 丁寧に扱わない人がいる以上、片手ハンマーで叩いたくらいで割れが入る様ではいけません。しかし、割れが入るのです。
 どうしたものでしょう。

#ガチ工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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