2022年7月11日の投稿[1件]

以前購入した加熱台ではリフローハンダがうまくいきません。
専用の機械を買おうかと思いましたが、ネットの書き込みを読むと「TESCOM TSF601」がイイ感じとのこと。庫内に熱風を回すタイプのコンベクションオーブンです。これで成功されている例が多いようです。
温度の管理は、盤面の温度設定だけでは不十分で、熱電対などでの実測が必要みたいです。手持ちで試して具合がいいなら専用の温度計を買いましょう。
懸念するのはハンダペーストです。溶解温度138度の低温タイプを使ったレポートが多いので購入を考えましたが今は品薄で手に入りません。185度の物は手元にあるので当面はこれで試してみましょう。
追記
帰宅して試しました。
ストップウォッチを片手にやってみましたが簡単でした。本体のリレーのカチカチ音とヒーターの発光を参考に計測します。
テストピースは3wのLED素子を秋月さんの六角アルミ基板に取り付ける作業です。
ソルダーペーストはXG-50。溶解温度185度の物です。
基板にソルダーペーストを塗ってLEDを置きます。
基板を庫内に入れ160度設定で起動します。時間管理はストップウォッチなので、TSF601のタイマは作業中に落ちない15~20分くらいの設定にします。
リレーが切れる音が鳴ってヒーターが切れたところからストップウォッチで計測します。予熱です。
90秒予熱したら温度設定ダイヤルを230度まで回します。ストップウォッチもリセットします。
温度が上がってソルダーペーストが溶け始めたところから20秒後に電源を切って網ごと取り出し冷却。
部品の耐熱限界を考えると230度に切り替えてから90秒たってもソルダーペーストが溶けない場合は失敗と思ってよさそう。この場合はハンダゴテで誤魔化すしかありません。
上記のレシピでLEDは正常に点灯しました。これでいいのかまだわかりませんが、LED素子が大丈夫なら他の部品でも良いと思われます。
さらに追記
上記のレシピではLEDの透明カバーが変形しました。低融点のソルダーペーストを使ってリフローの温度を下げる必要があると思われます。
リフローでハンダ付けしたLEDを5灯直列ツナギにし、DC24v電源のCL6807ドライブで問題無く点灯しました。電流値も設計通りです。
長時間点灯を試すにはヒートシンクを取り付けないといけません。
今日のところはヨシとします。
#電子工作