🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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全年全月16日の投稿[53件]

2025年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 SS15のレンズマウントは寸法を1mm変更したらピッタリ。高精度な対応を「ミリ単位」などと表現することがありますが、1mmを笑う者は1mmに泣くのがモノつくり。物を作る精度は最低でも0.1mm単位です。
 PARランプを取り付けるところにもプレートを入れます。レンズマウントと支柱で繋げて基礎フレームとします。支柱にブッシュを入れ、別なプレート(スライドプレート)が前後に動くようにするのが基本構造となります。レンズを動かすか光源を動かすかは状況を見てですが、レンズは重い部品ですからこれを動かすと重心が変わりすぎて使い勝手が悪くなると思われます。
 あとは、モーターでスライドプレートを動かします。これが作れなければ駄目です。モーターは35BYJ46という安価で入手性が良い製品で試してみます。減速ギア内蔵のユニポーラモーターです。12v仕様は国内でも手に入りますが、24v仕様は中華電機にありました。ポチリましたので入荷したら実験してみましょう。

#器具の製作

2025年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 そもそもソースフォー(ELP)ではなく凸スポットの特性に近い物にする理由を書いておきます。
 ソースフォーのレンズ構造は虚像投影系です。カッターやゴボの形に光を出すのですから映写機(プロジェクタ)と同じ構造です。
 凸やフレネルのスポットはレンズを使うので虚像の投影になることもありますが、レンズを用いて照射サイズ(広がり)を変えられるフラットライトと言ってもいいでしょう。
 私の好みですが、SSにソースフォーを用いる際の問題点はプロジェクタ構造なのでレンズ(灯体)の先に焦点が出来てしまうことです。演目やプラン次第ですが、SSらしさって意味ではレンズ先に焦点があるのはイマイチだと思うのです。その点、光源がレンズの焦点距離より近い位置に配置される凸やフレネルのスポットはレンズのエッジから広がる光が出ます。バレエやストリートダンスなどの舞踊演目のSSでソースフォーはイマイチとする方が多いのはこのあたりの特性だと思っています。何も考えないでSSにはC-8って先入観でプランするのが実情かもしれませんけど。。。純粋な光学系で評価するならソースフォーを使うのが正解だと思いますが、「らしさ」や「これまで」を重要視するならC-8っぽい特性のカラーミックススポットがよろしいのではないかと思うのです。
 あと横長の長方形にする理由ですが、自分がプランする際はC-8にブラックラップをかざして上下の丸エッジを切ることが多いからです。演目によりますが、床や文字幕を嫌うなら上下の丸エッジが無い方がいいからです。

 ロッドリフレクタの製造は目途が付きました。
 いつもお世話になっている鉄工所さんにはウォータージェットカッターがありまして熱を加えることなく鉄板が切れます。磨きのステンレス板を変色させることなく切断できます。加工コストが少し高いのですが、熱変色を磨いて取り除く手間を考えたらアリでしょう。ワイヤー放電加工機を使う程の精度は不要ですから丁度いいと思われます。

#器具の製作
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 SS用途に特化したLEDスポットについて寸法の検討をしてみました。昨日まで使っていた美術幕などの返却で片道120kmくらい走っている間は脳味噌がヒマしてたので。
 LEDは12wのRGBWの素子を5個3列の15個使い、管端が横長のロッドリフレクタを通します。電流検出抵抗を調整すれば最近修理しているLED-PARの制御基板がそのまま使えると思われます。ロッドの管端は75×34mmとしてみます。LED素子のスペックが不明瞭なので放熱するべき熱量は不明ですが、これは測るしかありません。
 筐体を作るとコストが掛かり過ぎるので、球を買うのを止めて空になっているPAR64ライトを再利用します。
 レンズは単レンズとします。コンデンサーレンズを入れたい気持ちもありますが、重くなりそうだし、光の出目を長方形にすること以外一般的な凸スポットに特性を似せたいのでいいかなと。レンズを作るのも現実的ではありませんから6インチの凸スポットの物を流用します。8インチのレンズはPAR64ライトに入らないし重いので6インチが妥当かなと。松村さんの6インチ凸スポットに使われているレンズは直径152mm、焦点距離178mmなのでいけそうな感じがします。このスポットのシリーズは私好みですが、用途外の目的に供給してもらえるかは交渉次第。

 そうそう、新しい3Dプリンタが入荷しました。複数のフィラメントを使うためのオプションは入荷が数か月先ですが、本体のみでも単色のプリントは出来ますのでテストを兼ねてPAR64ライトにレンズを取り付けるマウンタを作ってみましょう。このプリンタは最大横270x奥行270x高256mmが作れますから収まります。熱は心配ですがABSで作れはなんとかなるっしょ。

#器具の製作

2025年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 4色3Dプリンタが6万円切ってる。
20250816190541-admin.jpg
 ヒートテーブルがもう数センチ大きければと思うところもあるけど。。。
 買うに買えない最大の理由は自宅に置き場所が無いこと。
 精度は価格ナリと思うけど、今のプリンタが逝ってしまったら修理せずにこれを買おう。

#3Dプリンタ
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 ウォルボックスにC型30Aコンセントを入れた物が全数(42個)出来上がりました。
 全天候の先バラ-Cみたいな物です。
20250816151657-admin.jpg

 この後はUPSの仕上げです。
 ここまで終われば自分の製作に専念出来ます。

#器具の製作

2025年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 このところ3Dプリンタが昼夜稼働し続けています。
 3Dプリンタは製作条件をまとめるのに難儀しがちですが、今はビルドテーブルで少し困ったちゃん。
 ありがちなのは製作中に剥がれて浮いて変形してしまうトラブルですが、Enderのマットは良すぎるのか逆に喰いついて取れない・・・。
 600番くらいのペーパーを当て、クレの226吹きかけて30秒くらい待ってから拭き取って作ると丁度イイ感じ。
 脱脂して使うのが普通なのに潤滑油を塗るとはなんか不思議。

#3Dプリンタ

2025年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ここまでやっておいてナンですが、一度吸い込みが悪くなったヒーター(発煙器)は復活しない前提で扱おうと思います。復活するとしても時間と手間が掛かり過ぎます。
 白酢を用いた洗浄は効果があると思われますが、中の弁は一度固着すると洗浄ではどうにもならんようです。
 ですので、使用後はすぐに白酢洗浄液を呑ませる方針にしようと思います。

追記
 やってないパターンがありました。
 ギリギリ低い出力レベルにすることです。
 5%にしてみました。通りが悪ければ出力レベルを上げても吸い込み量は少ない。なら、今の吸い込み量より少ないレベルにしたのです。これなら止まることなく出続けます。
 洗浄液は重量比で精製水8:白酢2、これを2リットル作ってフォグリキッドを10ml追加。フォグリキッドを入れると少なからず煙が出るので挙動がわかり易いからです。
 発注したヒーターの到着は10日前後の予定です。それまではダメ押しで色々試してみます。

#器具の修理

2025年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 Antari F1-FAZER は正常機の状態の把握から仕切り直しです。
 情報として取れそうなのは「発煙口の温度」と「制御基板のチェック端子の電圧」です。
 発煙口の温度は熱電対を使った温度計で測ります。熱電対を取り付ける何かを作らねばなりませんが、銅で簡単なクランプを作ればいいでしょう。
 制御基板のチェック端子の電圧は発煙器の中の熱電対の電圧のことです。どうやら基盤にあるコネクタにそれが上がっているようです。
 これらの最寄りにある半固定抵抗が熱電対の微調整器だと思いますがので、これらの値を見ながら調整にすればいいのかなと。
 故障機で怪しいのは、この半固定抵抗を動かしても何の変化もないことです。煙の出も変わりませんしチェック端子の電圧も変化しません。私の思い違いかもしれませんが、これが壊れているのではと疑っています。
 正常機の状態を把握するにしても、故障機を調整してみるにしても専用の用具は必要です。これらを作るところから行きましょう。

#器具の修理

2025年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 Antari F1-FAZER の発煙器の清掃は試行錯誤が続いておりますがイイ感じの方法を発見。
 精製水、エタノール、フォグリキッドを混ぜて吸わせます。比率は精製水2、エタノール1、フォグリキッド1です。フォグリキッドを混ぜるのはポンプのためです。精製水とエタノールだけではしばらく動かすとポンプから異音が出ることがありますが、リキッドを混ぜると起こりにくくなるようです。
 チョロチョロ煙だったモノが新品の1/3くらいの煙を出すようになりました。他の方法でも改善はみられましたが、この溶液を使って劇的に改善。まだ100mlくらいしか吸わせてないのにこの変化は期待大です。
 これから前乗りなのでタイムアップ。フォグリキッドを吸わせて状態を再確認し、精製水を通して仕舞いにします。
 週明けタップリ吸わせてみましょう。

#器具の修理
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 Antari F1-FAZER の発煙器の清掃では空焚きが効果ありましたが、1~2時間の空焚きを3回もやると変化が少なくなりました。
 そこで思い付いたのがエタノールを吸わせること。精製水とエタノールを1:1です。
 メタノール程ではありませんが、ゴムや樹脂はエタノールで侵されることもあるので痛める可能性もあります。一度は不燃ゴミになったのですからこんな実験もありかな。ただ、エタノールを噴霧すれば延焼の危険性があります。火の気が無い換気の良いところで行うべきでしょう。
 結果は空焚きでは行けなかったところまで改善。まだまだではありますが、これを繰り返したらどうなるのか興味があります。
 エタノールの在庫が少なかったので今日はあるだけで実施。自宅に30リットルくらいあるので持ってきます。

#器具の修理

■思ってみた

稲刈りが終わったと思ったら夜のBGMは秋の虫の音です。

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2025年10月21日(火) 07時10分40秒