🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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全年8月21日の投稿[2件]

2023年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 MoCAに関する情報は youtube にもあります。
 視聴して思ったのですが、海外では家屋の各部屋にテレビを設置することが普通らしく電源コンセント並みに配線されているアンテナ回線を使えたら便利しょ、っといった発想みたいですね。MoCAは既存のアンテナと共存できるそうですから、スマートテレビを使いやすくするという発想も含まれているようです。テレビアンテナの回線にアンテナとインターネットが共存出来るからです。ただし、日本国内では衛星放送の送信周波数とMoCAの変調周波数が被るので注意が必要らしいです。クローズドな使用をすれば問題にならないと思いますケドね。

 今のところは手持ちの複合ケーブルを活かす目的で取り組んでいますが、普通に使えるならDMXの配信の標準にしてもいいのかもしれません。
 屋外のライトアップで効果を発揮しそうな予感もするので、パケージは屋外仕様で考えたいですね。

 ただ、調べを進めるとMoCAの最大ケーブル長は100ヤード(90m)の様な気がします。300m送れるという製品もありますが、逆に見るならMoCAで1000mは無理ともなります。
 事の真相やいかに。

「LINOVISION 同軸LANコンバーター POE対応 電源不要型 1000mまで配線可能 100Mbps最大通信速度 既存の同軸ケーブルでIPカメラ ルーターなどのネットワーク機器を配線可能」
 上記の製品は「EoC(Ethernet over Coaxial cable)」と呼ばれる規格らしくMoCAとは違います。こちらは100Mbpsながら1000m延長出来るとあります。推奨ケーブルはRG59ですが、これは3C-2Vの別名と捉えても支障なし。3Cですから特性インピーダンスは75Ωです。
 100Mbpsあれば8ユニバース以下のArt-Netには十分ですので、ピア・ツー・ピアな用法に限定したコレの方がいいのかもと想ったり。出来る限りの便利を目指すと制限を理解せずに使って「動かない!」とか騒ぐアホが湧きますので、100baseを安価な同軸ケーブルで1000m延長するだけの単機能な器具にするのがいいかもしれません。
 これもポチってみました。人柱をするのにケチなことを言ったらいけません。

#[Art-Net]

2022年 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 クリアカムの対応をしてて思い出しました。コール信号を取り出す回路が未完成でした。
 何をするって意味ではなく、コール信号を受けてリレーなどを動かせたら便利かなと思うのです。

 現場で長い待ち時間があったので妄想にふけってみました。
 イメージはコールボタンが押されていれば規定電圧を出力し、押されていなければ0vを出力する装置です。オープンコレクタやオープンドレインでもいいでしょう。
 まずはベルトパックの動作条件ですが、電圧がDC12-30v、電流が最大35mAです。電流が35mAで足りているかは疑問の残るところですが、この件に関係するのは電源電圧だけなので無視します。余談ですが、以前実験したところDC9vでもギリギリ動きました。
 コール信号とはなんぞやですが、インカムラインに電源電圧の約半分のバイアス電圧をかける方式です。30vなら15v、12vなら6vのバイアスがかかります。このバイアス電圧を検出するのです。
 具体的な方法はコンパレータを用います。コンパレータとは2つの信号を比較し、プラス端子の電圧が高ければプラス電圧を出力し、マイナス端子の電圧が高ければマイナス電圧を出力する回路(素子)です。簡単に言えば電圧比較器であり、挙動はオペアンプそのものです。ですから、コンパレータとして作られている製品もありますが、選択肢が広く安価なオペアンプを使うのがよいと思います。
 検出したいのはインカムラインの電圧が電源電圧の半分より上か下かです。電源電圧を抵抗で半分に分圧したモノ(基準電圧・しきい値)をオペアンプのマイナス入力に接続し、インカムラインをプラス入力に接続すれば基本的な回路は完成です。
 問題はインカムラインが音声信号で数v上下することです。電源電圧の半分と比較するだけでは誤認します。インカムラインにローパスフィルタを入れて音声を消してもいいですが、肝心要のインカム音声に影響を与えたくはないので他の方法にしたいところです。
 そこで有効な手段がコンパレータにヒステリンス特性を与えることです。ヒステリンスとは、OFFからON、ONからOFFに変化するしきい値をそれぞれ異なる値にする方法です。例えば、OFFからONになるしきい値(上り)を10v、ONからOFFになるしきい値(下り)を5vにするのです。しきい値の間では出力が変化しませんので、ノイズはもとより、今回の様に音声信号が混じっている信号での誤認を避けることが出来ます。
 コンパレータにヒステリシス特性を与えるには、入力信号と出力の間に抵抗を直列に二つ入れ、抵抗の間をプラス入力に接続します。抵抗の比率で上りと下りのしきい値を定義出来ます。
 しきい値はON電圧の最大値と最小値、振れ幅から求めます。

#電子工作

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月14日(火) 13時53分53秒