🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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No.181

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 Art-Netを受信した後、送信元別だった受信値をミックス(HTP)する方法。

 numpy.maxを用いれば簡単

 受信値を3次元のnumpy.arrayで保存します。
 3次元のnumpy.arrayはエクセルでイメージするとわかりやすいかなと。

 1スロットの受信値は0-255の数値で、これが横方向(行)に512個並んだ状態をユニバースとします。
 これをルート別に縦方向(列)で並べます。ここまでは縦横の1枚のシートです。
 この1枚を送信元別のシートとし、レイヤーとして重ねます。もちろん、スロットアドレスとルートは同様にします。

 あとはレイヤーを串刺しで最大値を得ればHTPでミックスしたルートとスロットの2次元のnumpu.arrayを得られます。

 numpyをnpの名前でimportし、3次元のnumpy.arrayをan_cache_senders_route、最大値の2次元のnumpy.arrayをan_cache_htpとすると次の様になります。

an_cache_htp = np.max( an_cache_senders_route, axis=0 )

 こんな感じの1行で計算出来ます。axis=0は最大値を得る次元方向の指示です。3次元なら、axis=2は横で、axis=1は縦で、axis=0は奥行という指示です。


 以下、ちょいとオレメモ

 受信値、付随するデータ

an_bytes          受信したArt-Netパケットのデータ(type=bytes、別途デコード必要)
an_sender_ipaddress    受信したArt-Netパケットの送信元IPアドレス(type=string、4つのドット切り10進数 IPv4の一般的な表記)
an_received_datetime    受信された時点でdatetime.datetime.now()により取得した日時(type=datetime.datetime)

 処理の処理を指示するデータ

an_universes2route     対象ユニバースの1次元配列           ( Net, Subnet, Universe )[ ルート ]

 受信値を処理、管理するデータ

an_ipaddress_senders    送信元のIPアドレスの1次元配列         IPアドレス [ 送信元 ]
an_datetime_senders    送信元ごとの最終受信日時の1次元配列      最終受信日時 [ 送信元 ]
an_datetime_senders_route 送信元ごとにルートの最終受信日時の2次元配列  最終受信日時 [ 送信元, ルート ]
an_cache_senders_route   送信元とルートごとに受信値を保存する3次元配列 受信値 [ 送信元, ルート, スロットアドレス ]
an_cache_htp        次の処理へ渡す処理済み受信値の2次元配列    受信値 [ ルート, スロットアドレス ]
 ※ [ ]内はインデックスの要素([3次元目,2次元目,1次元目])
 ※ 同名のindexは同じ値になるように設定

#an_ipaddress_senders から an_sender_ipaddress と同じIPアドレスを持つ[ 送信元 ]のindex配列を得る
list( zip( *np.where( an_ipaddress_senders == an_sender_ipaddress ) ) )
 ※ 受信した際に重複しない様に送信元情報を保存してインデックスを発行し、送信元別に日時と受信値を保存するために使う。
 ※ ただし、対象のユニバースを送って来ない送信元は無いものとする。早い段階でフィルタしないと後が面倒。

#an_datetime_senders から現在日時より1秒以上前の日時を持つ[ 送信元 ]のindexの配列を得る
list( zip( *np.where( an_datetime_senders < ( datetime.datetime.now() - datetime.timedelta( seconds=1 ) ) ) ) )
 ※ 送信元の存在を確認するために使う。1秒間受信が無い送信元は無いものとする。

#an_datetime_senders_route から現在日時より1秒以上前の日時を持つ[ 送信元, ルート ]のindexの配列を得る
list( zip( *np.where( an_datetime_senders_route < ( datetime.datetime.now() - datetime.timedelta( seconds=1 ) ) ) ) )
 ※ ユニバースの存在を確認するために使う。1秒間受信が無いユニバース(=送信元,ルート)はゼロデータにする。

#Python #[Art-Net]

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月10日(金) 06時55分20秒