🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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2022年3月の投稿[53件](3ページ目)

2022年3月16日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 本業がイキナリ忙しくなっています。

 クライアント側から間近にならないと資料が来ないためですが、コロナが明けつつある現時点では全てのスタートが遅くなっているので仕方ありません。
 数か月先の日程の問い合わせも多くなっています。ありがたいことですが、目先の現場に集中したい時に何故か多い不思議。
 久しぶりに照明仕込み図を描きました。現場が少なかったですし、照明よりも舞監モドキをすることが多いので、これも仕方ありません。
 裏方のために世の中が回っているワケじゃありませんから仕方ないは仕方ない。

 照明の仕込み図が終わったら舞監仕事で別な現場の進行表をカキカキです。
 終わる気がしねー。

#本業
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 KiCadはver6になっています。
 以前インストールしたver5を使っていましたが、ver6はかなり使いやすい。
 ただ、ネットの参考情報の大半がver5ベースなので、ver5で勉強してからver6にした方がいいかもしれません。ver6ベースの参考情報はまだ少ないようです。
 ver5で書いたものをver6に持っていく場合はライブラリ周りで少し引っかかります。一見すんなり行けるのですが、ver5のライブラリはver6で編集出来ないよと言われてしまいます。実際は、ライブラリファイルを更新するのではなく、編集したオブジェクトのみを更新するとすれば問題なく完了します。
 どちらかと言えば、ver5で作ったものをver6に持っていかないのがいいのかもしれません。

 KiCadは私にとってCADLUS-Xの方言違い程度で使えたので案外楽でした。
 基板屋さんもデータを正確に拾ってくれているので、今後基板を作る際にはKiCadです。

 基板CADはレイヤーに当初から決められた製造上の役割りがあり、製作上の制約(パターン線間の隙間とか)を描く前に設定する必要があることだけ理解すればVecoterWorksやイラレと同じ感覚で使えます。
 KiCadは、配線間違いを防止する観点からか、回路図を描いて部品同士の関係性を作ってからしか描けません。基板を描き始めるまでの儀式が多いかもしれません。

#電子工作

2022年3月15日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 SPI-DMXを使うにはSPIに渡す配列に少し工夫が必要です。

 レベル値の2次元配列[ユニバース,スロットアドレス]を1次元配列[スロットアドレス]に変換してSPIに渡すのですが、<ユニバースnのスロットx>を<n.x>と書くなら、

 [<0.1>,<1.1>,<2.1>,・・・,<6.1>,<7.1>,<0.2>,<1.2>,<2.2>,・・・,<6.2>,<7.2>,
 ・・・,
 <0.512>,<1.512>,<2.512>,・・・,<6.512>,<7.512>]
 
 としなければなりません。[ユニバース,スロットアドレス]だったものを[スロットアドレス,ユニバース]の順番で1次元配列にするのです。

 ちなみに元のスロットデータは

 [[<0.1>,<0.2>,<0.3>,・・・,<0.512>],
 [<1.1>,<1.2>,<1.3>,・・・,<1.512>],
 ・・・,
 [<7.1>,<7.2>,<7.3>,・・・,<7.512>]]

 こんな2次元配列です。

 元のスロットデータをout_routeとし、SPIに渡すスロットデータをout_spi_arrayとするなら

 out_spi_array = out_route.ravel( 'F' )

 あれま、たった一行。
 カッコ内の'F'はravelの動作モードを表すものらしい。

 これまたPythonの繰り返しコマンドを用いずにnumpyだけで変換出来てしまった。
 numpy素晴らしい。

#Python #[Art-Net]
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 回路図の最新版です。
20220315220836-admin.jpg
 これで動いてくれたらいいのですけど・・・

#電子工作
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 今回の基板は大量のチップ部品が背面に付きます。これを手ハンダは避けたい。
 基板と共にステンシルを頼んだのでリフローが出来ればいいけれど加熱台はどうする?

 amazonさんにこんなんありました。

20220315185441-admin.jpg
 200 X 200mm LEDマイクロコンピューター電気ホットプレート予熱はんだ付け予熱ステーション、ウェルダーホットプレートリワークヒーターラボ110 / 220V AC 800W(美规110V)

 カタログスペック的にはドストライクな製品ですが使えるのでしょうか。
 中国から直送みたいで納期は4月上旬です。

 この手の製品は国産の良い物だと10万近くするので避けていましたが1万円切るならアリでしょう。
 家電のホットプレートを使う方法もありますが、この価格ならこっちの方がいいかも。天板平らだし。
 たぶん設定と実際の温度は違うと思いますが、放射温度計を使って設定値に対する実際の温度を把握すれば使えるっしょ。
 リフローは220度で60秒がペーストハンダメーカーの公称値です。ハンダの溶ける様を目の前に見られますから試してデータを取りましょう。220度ですと部品の耐久時間は長くないので、この辺りも調べておくべき課題です。

 某メーカーさんの推奨値です。
 プレヒート 130~180℃ 60~90sec.
 リフロー 220℃以上 30~90sec.
 ピーク温度 240~250℃ 10sec.以内

 逆用途として肉焼けますね。
 リフローに使えなかったら焼肉用にしましょう。

 そういえば基板屋さんからメールがありました。「政府と交渉して稼働出来れば納期が短くなります」とのことです。
 通常なら一週間以内に日本まで届くサービスですが、電力不足のために工場の稼働が輪番になっているのでしょう。
 こればかりは仕方ありません。

#工具や資材
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 Fusion360で部品の3Dモデルを描いて追加してみました。
 モデルをSTEP形式で書き出せばそのままKiCadに持っていけます。
202203151918181-admin.jpg
20220315191818-admin.jpg
 3Dの基板をグルグルさせてもすぐに飽きますが、部品の干渉やシルク(文字印刷)のチェックには効果絶大。

#電子工作

2022年3月14日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 そんなワケでKiCadを使ってみたワケです。
 慣れるとサクサク描けて良いCADだと思います。空き時間にユックリ習作しましたが思った通り描けます。
 ただ、基板の寸法はインチ法とメートル法が混在するので、CAD云々以前にこの辺で混乱するかも。

#電子工作
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 どうにもソワソワしてしまうので、基板を発注までやってみました。
 画像はKiCadによる完成イメージです。
20220314180845-admin.jpg
 本来ならブレッドボードなどで回路を隅々まで確認してから発注するべきですが、工程を一通り流し、仕上がりを確認するためのテスト発注です。
 200x85mmと少し大きめの基板ですが、5枚で12,000円程度。10枚にしても+2,000円くらい。長くお世話になったp板.comさんには申し訳ないけど、価格が1/10では・・・
 コロナの影響で少し時間がかかるそうですが、10日前後なので速いです。

 ちなみこの基板、SPI入力のDMXドライバです。RaspberryPiからCSありのSPIを送るだけでレガシーDMXを8ユニバース出します。もちろんアイソレーションしてます。想定通りに動けば、ですけどね。

追記
 価格は100x100mm以下なら1枚200円前後、50x50mm以下なら100円前後。感光基板で自作するより遥かに安い。試作段階でも気軽に使えます。

#電子工作

2022年3月13日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 報道かくあるべしといった印象

 当事者でない人が語る言葉でありますが、一般人には出来ない深読みの一つという意味で良いと思います。
 今の報道の大半が子供っぽ過ぎるために印象に残っただけかもしれませんが・・・

#雑談

2022年3月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 KiCadの習作としてSPI-DMXの回路図を書いてみました。
20220312180807-admin.jpg
 検証やら校正はこれからですが、ここまで書けたらいいしょ。
 目的は図の清書ではなく、ネットリスト(部品と配線の情報)の生成です。

 ちなみに、OE(OutEnable)とRESETはSPIのCSで構わないようです。
 CSは負論理、OEは負論理、RESETは正論理です。CSは送信中はL、送信が終わって次が始まる少し前まではHです。
 てことは、OEのロジックにもRESETのロジックにも合います。OEはSPI.CLKが出る少し前にLになって送信が終わればHになって欲しく、RESETは送信が終わったら即Hで送信が始まる少し前にLになって欲しいのでバッチリです。
 仮組みして検証しないといけませんが、これでいいならSPIの3本だけで動くので望ましい状態です。

#電子工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月28日(日) 10時15分49秒