🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

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タグ「電子工作」を含む投稿[94件](3ページ目)

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 クリアカムのピンアサインは「音響・映像・電気設備が好き」さんの「Clear-Com(クリアカム)のヘッドセット・ピンアサイン」がわかりやすい。XLRは品番によってピン配置が違う点も解説されているのでとても良い情報です。

#電子工作
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 ムービングライトの予防修理と平行して棚上げネタを進めています。今はクリアカムのパワーサプライです。

 クリアカムはDC12v~30vのスイッチング電源とターミネーターがあれば動きます。
 電源は中華電機のDC24v/9Aを用いています。ベルトパックの電源電流は1台あたり150mA勘定です(カタログスペックはもっと少ないのですが経験則から余力を持たせてます)から20台くらいは動くかな?。
 ターミネーターは抵抗220Ω(2w)x1、抵抗4.7kΩ(1/2w)x1、電解コンデンサ10uF/35vx1です。このあたりは過去記事No.371に書いています。
 専用基板にターミネーターを実装し、XLR3Pを4口搭載し、4口同系統と2口2系統に切り替えられるようにしています。

 組んでて困ったのは、DC24vのスイッチング電源の入出力ターミナルが小さいことです。M3ネジですが、壁(フェンス)の間隔5.2mmしかありません。0.75スケアに対応した圧着端子の幅は最小でも5.6mm。ほんのわずかの違いですが入りません。削ればいいけど面倒です。0.3~0.5スケアに対応した圧着端子なら幅5.2mmなのでギリギリ入りますが、近所の電材屋さんやホームセンターさんでは在庫していなかったのでポチりました。額面9A出力でこんな小さなターミナルはどうかと思います。性能は悪くないだけに不思議です。
 ちなみに、中華電機のスイッチング電源に表示される最大電流値は絶対最大定格(これ以上使ったら壊れる値)と思うのがいいみたいです。国内感覚の定格(安定して使い続けられる最大値)は半分くらいのようです(今回の場合は4.5A)。

 本体ページにクリアカムについてまとめるのがいいのかな?
 XLRのピンアサイン、簡易パワーサプライの作り方、音声信号の割り込ませ方、音声信号への変換の仕方、製作の注意点などです。

#電子工作
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 照明器具のメンテナンスでは製作中のArtNet-Engineを通してDMX信号を送っています。
 入力をデコードして一時スタックし、それをエンコードして送るだけの状態ですが、目に付く遅れもなく不審な挙動もなく何の芸もなく普通に動きます。
 今のところ遅れても1フレームなので、このレスポンスでまとまれば御の字かなと。当たり前が当たり前に出来ればそれでいいのです。

 ボチボチ現場対応も増えつつあり、部下の仮打ちが終わって作業スペースを確保出来たので本業の道具もメンテナンスしなければなりません。ArtNet-Engineなど趣味の開発はペースダウンです。

#[Art-Net] #電子工作
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 中華電機の小型ムービングライトで現場に出ていないのをチェックしましたが1台が変。
 主要部品のハンダを当て直して抵抗を替えると点くっちゃ点くのですが、しばらく休ませて再起動すると点かなかったりします。叩くと点いたりするので始末が悪い。必ずしも点かないワケではないので原因が絞れません。
 基板を外して裏側のパターンやハンダを見ても不審な点は見当たらないのですが、この際関係してそうな配線のハンダをすべて当て直してみました。
 すると、平滑コイルを着けるハンダからブクブク泡が出てきます。見た目は着いているのですが、天ぷらハンダ(ハンダの中に気泡が入っている状態)の一例です。気泡が入っているため、テスターで導通しても電流が多いと機能しなかったりします。コイルの導線のエナメル被覆がキチンと剥かれていない感じもしますけどね。
 放熱板が電源端子になっているスイッチングICは基板のパターンと放熱板の間からフラックスの泡が出てきます。これはハンダのフラックで着いているだけでハンダで着いていない可能性が高い症状です。一見動いても、過熱してくるとフラックスの気泡が膨らみ隙間を広げて接点が甘くなることもあるようです。昭和の白黒テレビが「叩けば映る」とされた原因でもあるようです。
 ハンダはどう見ても鉛入りで質は酷く、施工はヘタクソです。安いってこういうことだよねぇ~とか思いながら手直ししましたがお粗末です。
 これらの対策が功を奏したのか偶然なのかわかりませんが、不審な挙動は無くなり安定して点く様になりました。
 一晩冷まして明日再チェックです。

#照明器具 #電子工作
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 別な中華電機のムービングを修理しました。
 先日のはプロファイル系で明るさも芸もある中規模の機体ですが、今日のはPAR球1個と同程度の価格でお茶濁しとして使っている小型ビームライトです。
 MacAura1台の費用で30台以上買えますので使い方によっては費用対効果が高いのです。私は12台とか16台をエフェクトエンジン頼りでグループ使いしますが、思った以上にボリューム感のある照明が作れます。Auraは素晴らしい機体ですが1台で何が出来る?って話です。
 もちろん、Auraに比べたら極悪に精度が悪く光が貧相で、細いビームをブン回すしか能がありませんが、往年の応用工学スピナーが向きと色を制御出来ると思えば悪くありません。

 主な故障は4色のLEDのウチ1色が点かないというものです。
 基板を当たりますと点かない物はドライバICのハンダ付けが甘いようで、ハンダをし直すと回復するケースが大半です。中華電機がどうのではなく、価格相応といったところでしょうか。
 ハンダをし直しても治らない物はセンシング抵抗を着け直すと治ります。LEDに流れる電流を検出する回路の抵抗ですが過熱で抵抗値が狂うようです。この抵抗は1wクラスの様ですが3wに交換すると症状が出なくなるようです。中華電機の器具は設計に余裕がないのかこういった故障はよくあります。
 他には電源モジュールのスイッチングトランジスタが飛ぶケースです。これも設計がギリギリのようで、元のトランジスタよりも大きな定格を持つトランジスタに交換すると落ち着きます。電源の入力部の保護回路がダメな物もありましたが、バリスタを交換して落ち着きました。作った側は200v環境で開発しているためか、中華電機の製品を100vで使うとこんなこともあるのでしょう。
 日本国内の感覚では無償即対応の不良ですが、相手が中華ですし価格も価格ですから自力でナンボです。対策すれば使えるのですから、大陸的な感覚で扱いましょう。中華電機の照明器具は半完成のキットなんですよ。内部を探ってエラーを見つけて直すのも趣味的には楽しいしwww

 ですが、ハンダが甘い基板が多数見つかったので全数チェックしなければなりません。これがアベレージかもしれませんので。。。
 未チェック品が30台近くあるので、全ての基板をチェックして動作もチェックするにはそれなりの手間と時間がかかります。

#照明器具 #電子工作
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 故障した中華電機のムービングライトは回復しました。
 予想通りRS485のトランシーバーICがダメだったようです。
 ただ、治ったのはいいですが、そもそもナゼ壊れたのか。
 SN75176系が静電気に弱いのは事実ですが、基板間の通信ですから外部配線にさらされることはありませんし、同様のICを使っている受け側は壊れていいませんので、静電気が原因だとしてもどこから回り込んでナゼこれだけなのか。同じ基板に搭載されている他のICは壊れていませんので、起動時の瞬間的な電圧異常が原因だったとしてもナゼこのICだけなのか。他のICはサージ保護が施されているのかもしれませんけれど。
 原因不明なので再発の可能性は十分にあります。他の機体が同様の故障を起こすかもしれません。
 RS485トランシーバーICは10個単位の販売でしたので予備はあります。しばらく様子見です。

追記
 RS485トランシーバーICはSN75176互換の3.3vSOP-8パッケージの品なら使えそうです。今回は全く同じモノを中華電機から仕入れましたが、秋月さんでも互換品が手に入ります。
 静電気にも過電圧にも強いLT1785の姉妹品に3.3vのSOP-8パッケージの物があればいいのですけどね。
 実験で電子ライターの火花を与えたことがありますが、SN75176は即死、LT1785は損傷しませんでした。

追伸2
 LT1785と同等の耐久性を持つ定格電圧3.0~5.5v品がありました。S8パッケージのLTC2862-2(max250kbps)です。
 過電圧耐性±60v、EMI(静電気耐性)1.5kvです。壊そうとしても簡単には壊せないかも。姉妹品のLTC2862-1は高スペックで20Mbpsまで対応しますがオーバースペックです。
 パッケージはS8とありますがSOP-8と同等の様です。
 ネット検索では国内小売りにもAliExpressにも見当たりません。入手性に難ありです。

#照明器具 #電子工作
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 そういや中華電機のムービングが故障しました。
 調光以外、起動後の初期化は正常にするけど卓の信号を受け付けない。画面やキー操作は正常。
 製品によりますが、ムービングライトは調光、PAN/TILT、その他の機能が別々の脳味噌で制御されていることが多いようです。タコみたいですね。
 内部を見ますと、DMXを受信している基板から調光ドライバにPWM信号が出ていて、PAN/TILTとその他の機能の脳味噌に向けて1本のRS485の信号が出ています。
 起動後の初期化が正常に出来て一部の機能だけ卓から操作が出来ないとなればRS485信号がPAN/TILTとその他の機能の脳味噌に届いていないとしか思えません。
 回転軸を通っているケーブルが断線するのはよくあることですが末端まで正常に導通しています。受信側の脳味噌基板は3枚ですが、初期化動作が正常なのに3枚とも壊れているとは考えにくい。
 DMXを受信して中向けのRS485を出している基板が怪しいとなるのですが、この基板上のRS485ドライバICをテスターで当たるとおかしい。3.3v仕様のSN75176互換品みたいですが、SN75176の故障でありがちな症状を示しています。SN75176は静電気にとても弱いので珍しいことではありませんケドね。
 このICを交換してみようと思いますが、レア品ではないものの日本国内では1000個単位でしか手に入らない製品なので中華電機に発注。2/15着ですからしばらく待ちです。

#照明器具 #電子工作
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 今週末は持ち仕事が無かったのでホール管理の増員。
 置物になるだけの役回りだったので、先日思い付いたRaspberryPiのカーネル動作をact_ledから拾って外部USBの電源を制御する方法を思案してみました。
 そもそもの問題は、RaspberryPiを再起動するとUSBハブとの通信がおかしくなる現象です。解決策は、再起動でカーネルが落ちたらUSBの電源を落とし、カーネルが起動し始めたらUSBの電源を入れるというもの。act-ledを見ながら手操作でUSBの電源を切り/入りすれば正常に動くので、act-ledをGPIOに出力し、それを受けて動くリレーを作れば解決するハズ。ただし、カーネルが起動し始める瞬間はact-ledの挙動が不確定になるっぽいので対策を施す必要があります。
 対策はワンショットパルスです。入力信号の反転を検知したら出力信号を反転し、入力信号が戻っても一定時間出力信号の反転状態を維持する方法です。ある種のタイマーです。これなら起動初期の不確定な挙動を読み飛ばしますので期待する動作になると思います。
 方法は、マイコンを使ってもいいのですが、往年の名機NE555をタイマーとして使うのが良さそうです。レベル変換やリレードライバとしてトランジスタが数個必要ですが、やりたいことの中核はNE555で構成できます。電源電圧が不安定な時にも確実に動いて欲しい回路には電圧の対応幅が広いアナログ回路が望ましいので尚更適役です。
 NE555は2個のコンパレータとRSラッチと時定数回路のコンデンサを放電するためのトランジスタで構成されたICです。一見簡単そうに見えますが、アナログとデジタル(論理回路)の知識とそれらを扱うセンスが試される一品です。奥が深いと言ったら安直すぎる評価だと思いますが、妄想すればするほど使い方のアイデアが広がる感じがします。中の電子回路をよく理解してICを使うトレーニングになるかもしれません。改めてRSラッチから始まるフリップフロップの勉強にもなりました。
 今回の課題は、時定数回路とコンパレータの組み合わせで解決出来んぢゃないかと妄想していましたが、NE555は正に適役でした。
 まだ妄想状態ですが、ブレッドボードなどで回路を試験したいですね。

#電子工作
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 インターカムパワーサプライの基板が入荷しました。
 今までより少し時間がかかった感じがしますが、それでも土日含めて8日間。十分満足。
 仕上がりもキレイです。

#電子工作
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 こんなんす。ほぼ函の習作。
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 PSEの壁があるので販売出来ない製品。
 全てではないのですが、商用電源を直接入力する機器はPSEに引っかかることが多いのです。
 電源モジュールを名目別売りにし、購入者が最終組み立てをしたことにすれば逃れられるって話もありますけど。

#電子工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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