🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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No.513

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 中華電機の小型ムービングライトで現場に出ていないのをチェックしましたが1台が変。
 主要部品のハンダを当て直して抵抗を替えると点くっちゃ点くのですが、しばらく休ませて再起動すると点かなかったりします。叩くと点いたりするので始末が悪い。必ずしも点かないワケではないので原因が絞れません。
 基板を外して裏側のパターンやハンダを見ても不審な点は見当たらないのですが、この際関係してそうな配線のハンダをすべて当て直してみました。
 すると、平滑コイルを着けるハンダからブクブク泡が出てきます。見た目は着いているのですが、天ぷらハンダ(ハンダの中に気泡が入っている状態)の一例です。気泡が入っているため、テスターで導通しても電流が多いと機能しなかったりします。コイルの導線のエナメル被覆がキチンと剥かれていない感じもしますけどね。
 放熱板が電源端子になっているスイッチングICは基板のパターンと放熱板の間からフラックスの泡が出てきます。これはハンダのフラックで着いているだけでハンダで着いていない可能性が高い症状です。一見動いても、過熱してくるとフラックスの気泡が膨らみ隙間を広げて接点が甘くなることもあるようです。昭和の白黒テレビが「叩けば映る」とされた原因でもあるようです。
 ハンダはどう見ても鉛入りで質は酷く、施工はヘタクソです。安いってこういうことだよねぇ~とか思いながら手直ししましたがお粗末です。
 これらの対策が功を奏したのか偶然なのかわかりませんが、不審な挙動は無くなり安定して点く様になりました。
 一晩冷まして明日再チェックです。

#照明器具 #電子工作

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月9日(木) 12時40分06秒