🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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タグ「照明器具」を含む投稿[41件](3ページ目)

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 星球はコントローラーの電源モジュールを載せ替えて治ったのですがフューズやブレーカーが無い。
 以前の電源モジュールには交換可能なヒューズが載っていたのですが、載せ替えた物には無い。過電流保護が無いのは怖い。
 パネルに取り付けるヒューズフォルダはいくらでもあるので取り付けます。
 取り付けるにはケースにφ12mmの穴を空けねばなりませんが、アルミの薄板にこのくらいの丸穴を空けるならステップドリルが便利です。
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 ドリルとリーマーの中間といった刃物です。
 普通のスパイラルドリルやリーマーを使うよりも薄板にキレイな丸穴が空けられます。
 薄板に丸穴はホールソーを使うのが定石ですが、1本で複数の穴径に対応出来るのはコスパが良く管理も楽。
 精度は期待できませんが取付穴なら十分です。
 安い物はアルミより硬い素材に使うと刃がすぐにダメになりますが、鉄やステンレスを切るならそれ用を使うといいみたいです。自分で砥ぐのは難しい刃物ですから、高価であっても最初の1本からステンレス用を買った方がいいかもしれません。

#工具や資材 #照明器具
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 舞台仕事の先輩から譲ってもらったLED星球が不調です。
 どうも電源モジュールがおかしい。DC12vのモノですが電圧が出ていません。スイッチング素子の前の平滑コンデンサには電圧が出ているので、スイッチング素子が飛んだか、センシング回路が誤作動している感じです。
 そもそもの原因が電源モジュール単体の故障なのか、他の部位の不調によって電源モジュールが故障したのかは不明ですが、正常な別電源に繋いでみないとわかりません。
 幸い主回路の基板には破損や焼損は見受けられませんので電源モジュール単体の不調だと思います。
 帰宅してチェックです。

 こういう故障は原因の特定が難しいことがあります。
 部品を交換して動いても現場で使ったらやっぱりダメってことが少なくありません。本丸が別なところにあって微妙な関係性で故障に至っている場合です。
 精神的にも辛い修理のパターンですが、こういった事例から学ぶことは多いので、まぁいいかなと。

追記
 電源モジュールを交換して治りました。
 中華電器から電源モジュールをまとめ買いしておいたのが役に立ったようです。

#照明器具
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 寸法を調整したレンズマウントです。
20220808094316-admin.jpg
 ゆるくもなくきつくもなく、ごく自然に取り付けられます。
 乗っているだけなので固定手段はこれからですが、レンズとは別面にスイッチやコネクタ類があるので取り回し位置を替えられるマジックテープかなと。
 全数分作ると288個にもなります。これを手持ちの3Dプリンタで作ると3個セットで96ジョブ。1ジョブ12時間ですから目一杯やっても48日間かかります。
 最小でも26台分208個。これでも35日間。
 どうしよう。

#照明器具 #LED
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 LED-BARのオプションです。
20220807122958-admin.jpg
 手持ちのLED-BARは広がりがあるのでジョーゼット幕などを染めるのに便利に使えますが、LHQの代替にするにはもう少し広がって欲しい。
 中華電器のレンズ (ここのφ38の物)を試したところいい感じに拡散しました。LED-BARのリフレクタタイプのレンズの前にかざします。
 このレンズは平凸レンズですが、平側に小さなレンズが沢山付いている構成です。エッジが柔らかくなり、カラーミックスでありがちな色むらが軽減されます。
 照度は1/4くらいに落ちますが、エッジが無くなり広く柔らかい光です。今のところレンズが1本分しかありませんのでLHとしての評価は出来ていませんが、たぶん使えると思います。

 レンズをハメている黒いのは3Dプリンタで出力したものです。
 これをLED-BARに被せて使います。
 手持ちのプリンタですとLED3発か4発分のサイズしかプリント出来ませんが、3発なら3個同時にプリント出来ますし、LED-BARの制御単位は3発なので都合がいいようです。

#照明器具 #LED
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 再度LEDの照度を計ってみましたが270Lx出ています。
 必ずしも芯に照度計を置ける訳ではないので5%くらいの違いはアリアリですが、最初の計測値が妙に低かったのは何故でしょう。
 原因はわかりませんが、大事な時にこの現象が起きないことを祈ります。

 基板を設計するにあたり照度をあたり直してみます。
 目指す製品は2.4m離れて1200~1500Lx出す物です。

 現在の計測条件は距離2.2mですので設定値より1割ほど近い。距離の差分で照度は85%くらいになりますので、現在値を260Lxとすると期待値は220Lxです。
 製品は幅1.2mにLEDが30発並んだ構成を想定しています。現在の有効照射面は直径1.0m程ですから照射面の1点には製品1台の83%が当たることになります。
 現在は5発で実験していますので1発あたり44Lx。30発の83%なら24.9発見当。単純計算では1097Lxになるハズです。

 設計値より低いので、仮に製品幅を1.0mにすると照射面の1点には100%当たることになり1320Lxです。
 この値なら十分ですが、現実には経年劣化等によりこの値よりも落ちると思います。10%減として1188Lxですが、この値ならかろうじて目標値。
 仮に製品幅を0.9mにすると1467Lxで10%減でも1319Lx。放熱はいけそうなので、部品類が収まるならこの幅かな?

 通風口やらケーブル口を考慮し、LEDを27.5mmピッチで取り付ければ30発でも0.9mに収まります。

#LED #照明器具
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 パワーLEDに先が見えてきたところですが、LHQの代替機材も作れんぢゃね?
 今回はφ8mmの単色3wLEDにφ13mmのレンズを被せています。出来るだけ薄い筐体で必要なナマ明かりを確保することが優先課題なので大柄になりがちなフルカラーLEDやリフレクタータイプのレンズを避けただけですが、この延長線でマーブルタイプのカラーミックスLEDバー作ったらLHQの代わりになるんぢゃないかと。発光部を見せないならマーブルタイプでも同じことだし、発熱点が集中しないので作りやすい。
 今回のレンズは収差によって半減角の周囲に色温度の低いエリアが出来てしまいますが、4in1などのフルカラーLEDでよくあるエッジの色ムラと比べたら特筆する支障でもありません。それに、LHQの代替にするにはどんなレンズを使っても拡散フィルタやバウンサーを使ってエッジの減光変化を柔らかくしなければなりませんので、発光部を細く作れる今回のφ13mmレンズは悪くないと思うのです。何と言っても安いし軽いし。
 また、薄く作れるならカマチに並べるフットライトとしても私好みです。
 まずは今の製品を完成させるべきですが、これらのことも考えながら進めるべきでしょう。

#LED #照明器具
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 電圧を変更した電源モジュールはDC12vから10.8vに変わりました。計算通り10.86vを示します。後日、実機に接続して様子を見ます。
 12v物と一緒に買った24v物もセンシング抵抗を交換してみましたが電圧が脈動します。半分以下の電圧にするのは流石に無理があるのかもしれません。今回は10%程度の電圧変更ですが、改造はこの程度に抑えた方がいいのでしょう。
 今後の補修を考え電源モジュールは買い増しをしておきます。同じ物が手に入るウチに買っておいてもいいでしょう。

#照明器具 #電子工作
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 LED-BARの修理で使おうと中華電器で買った本命の電源モジュールがようやく入荷。2ヶ月以上かかりました。
 ちょっと前に入ったのは本命が入荷しなかった時の予備。アホみたいに安いのてジャンク箱の肥やしになってもヨシとしています。
 製品は12vですが、機器の定格は10.8vなので改造です。センシング抵抗を変えるだけですから簡単です。
 センシング抵抗を計算しましたが、手持ちに無い物なので入荷までしばらく待ちです。

 中華電器で手に入る小型の電源モジュールはTL431を使っているモノが多いようです。TL431に与えるセンシング抵抗を変えれば電圧を変えられますが、純正状態の抵抗値でデータシートの計算式に合致するか検算してから改造した方がいいと思います。これが合わないと何か変化球な処理をしている可能性があるからです。
 また、変更後の電圧にその他の部品が対応するとは限りませんので、あまり大きく電圧を変えることは避けた方がいいと思われます。回路図が無いのですから無理は禁物です。

#照明器具 #電子工作
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 電源モジュールが疑わしいと思われたムービングライトはキッチリ治りました。
 原因は複合です。複数の故障と複数の勘違いで遠回りをしたようです。
 主たる原因は基板のターミナルのハンダ浮きです。中国産の安い機器は着くべき様に着いていないことがままあります。使われているハンダに鉛入りや鉛無しが混ざっていてフラックスの相性が悪いのか弾いてしまったり、ランドの面積が広くて温度が上がりにくく着かなかったりするようです。今回のは正にそれが原因の様子。付きが悪い時は軽くペーパーで削って地金を出すと素直になります。
 約1時間、電力的に負荷が多い動きをさせてチェックしましたが不調は見られず。大丈夫とは言い切れませんが、修理前は電源投入直後か15分後に不調が出ていましたのでヨシとします。
 これで全数復活です。

 中華電器の機器は「半完成品のキット」と思って買ってますから入荷した新品にNGがあっても気にしませんが、使える様に手直しをするのは面倒臭い作業です。
 国内でのサポートが充実した上等な物を買えば不要な手間でしょうけど、借り入れの返済のために日々の仕事をするようでもどうかと思うのでどっちもどっちです。
 「直せるからいいよねー」などと同業者に言われますが、時間もお金もかけて勉強してきたナレの果てですからご容赦頂きましょう。

 今はあえて底値の物を選ぶようにしています。底値よりは高価でも明らかに安い製品の不良率は底値品と大して変わらないからです。底値品の目安はPAR球1~2個相当ですが、これなら最初から10%くらい壊れていても懐は痛みませんし気分的にも割り切れます。半数が使えなくなったら全数球切れと思って廃棄すればいい。PAR球の寿命は300~500時間ですから30回くらい使えたら十分でしょう。機材の進化は早いので、時代遅れの高級品より今の安物の方が良い面が多かったりもします。
 高級車よりママチャリの方が日々の生活には便利かな?(笑

#照明器具
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 電源モジュールが疑わしいと思われたムービングライトですが、LEDドライブ基板をチェックしたところハンダクラックを発見。パッと見にはキレイなハンダ付けですが、電源の入力コネクタのピンが完全に浮いてました。これでは電源モジュール以前に正しく動くワケがありません。もちろん、これを直して全てが解決するとは限りませんけれど・・・
 ハンダ付けを直してランニングテストを試みたところ、ファンが動いていないことも発見。どうやら、電源ピンが浮いたことで発生したスナバで飛んだっぽい。近所には適合するファンが売っていないのでアマゾンでポチリ。明日入荷です。
 電源モジュールに不良がなければいいのですが、負荷側が正常に動かなくては確認が出来ません。
 ということで、本日のジャンク弄りは終了。

#照明器具

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年5月4日(土) 05時49分51秒