🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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タグ「ガチ工作」を含む投稿[160件](4ページ目)

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 施工の現場が思った以上に早く終わったので少し工作。
 LED-Bar にはハンガー吊りのためにダボを取り付ける専用アングルを作ってあります。ダボは寸法の都合でΦ16-17兼用です。
 吊りの使い勝手は良いのですが、置き使いをどうするかが問題です。純正の脚に付け替えるのが順当な方法ですが面倒ですし安定もイマイチ。ダボがあるので普通のオベタを付けてもいいのですが運び方を間違えるとサイドパネルが強度不足で割れます。となると、軽量な専用のオベタというかメスダボの脚を作るのがいいと思われます。
 メスダボはΦ18mm弱の丸穴ですが、内径が丁度良い規格品のパイプはありません。近しい寸法の物があればと思って調べ直したところ、規格品のガス管に外径Φ21.7mm内径Φ16.1mmの物がありました。SGP-15Aです。肉厚2.8mmですので0.8mm落として内径Φ17.7mmにしても肉厚2.0mmあるので実用域です。
 今日の工作はこのパイプの試し切りです。ミニ旋盤で中グリしましたが鉄は一回に0.05mmくらいしか削れません。アルミを削るのが精一杯の旋盤ですから仕方ありませんが、0.8mm落とすのに時間がかかること。ちゃんとした汎用旋盤ならば瞬殺なのに・・・。
 時間はかかったものの、出来上がったパイプは良さそうですのでこの方向で進めてみましょう。

追記
 中グリに比べ良いかわかりませんが、ドリルビットを手配してみました。φ16.5mm、φ17.0mm、φ17.5mm、φ18.0mmの4本です。
 十分な剛性とトルクを持った旋盤を買うのは無理なのでミニ旋盤を使うのが前提となりますが、これらのドリルを径を上げながら数回に分けて切れば何とかなるかな。切削は一か所ではなく対面二か所を0.2~0.25mm毎ですので芯ズレも少ないでしょうし、単に中グリをするとチャッキングが弱くてチャック側と刃物側では0.5mmくらい違ってくるのでドリルビットの方が良さそうな気配。このくらいの径になるとドリルビットも高価ですが旋盤を買うよりは安いし。
 メスダボを作る手段を確保しておくと何かと便利ですから研究です。

#ガチ工作 #照明器具
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 LED-Bar のフタを装着してみました。外形に狂いはありますが、気持ちよくハマりますのでヨシとします。
 重要なのは強度です。オベタを取り付けた状態で少々手荒に扱っても平気でありたい。本体との接合は大丈夫そうですが雌ネジがもつかな。
 雌ネジはインサートと追加工したワッシャで構成します。インサートは真鍮製で内M8-P1.25/外M10-P1.0、ワッシャは真鍮製の外径φ25-内径φ8.5-3.0tにM10-P1.0のタップを切った物です。インサートだけでは強度不足と思われるので、ワッシャ2枚で本体を挟んで接着しつつ締め込みます。真鍮製を使うのは、鉄ほど錆びず、ステンレスほど雄ネジを痛めず、接着性が良いからです。
 まるで作ったように書いていますが、インサート、ワッシャ、タップの入荷待ちです。

#ガチ工作 #器具の製作
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 中華電機の LED-Bar を使っています。購入当時1本1万円少々と格安でした。
 この手の製品はビームライトとして作られているのが大半ですが、買ったのは広角タイプ。公称25度ですが、ここまで広角なのは案外希少です。付け外し可能な拡散レンズオプションを作ってLHQの代わりとしても使っています。半減角の計測は難しいですが、印象としては45~60度くらいです。

 便利に使えていますが、安いだけあってイロイロな問題があります。
 入荷数の1割くらいが最初から動かないのは中華電機アルアルですが、両端のフタが貧弱なプラ製で丁寧に扱わないと簡単に割れてしまいます。このフタは横ネジの取り付け部も兼ねているので割れてしまうと使い物になりませんが、このところ割れまくって稼働数が減ってしまい対策を考えないといけません。
 金属プレートを作るのが強度的に望ましいですが、形状的に外注が必須でコストが掛かり過ぎます。とりあえず3Dプリンタで試作します。ABSで肉厚に作れば実用強度になるかもしれません。フィラメントも安いもんじゃありませんが、金属プレートを外注するよりは安く済むと思います。
 早速、出来るだけ肉厚にした形状をプリントしましたが行けそうな感じです。修正はありますが追い込んでいきましょう。

#ガチ工作 #器具の製作
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 本業が絶賛過密中です。
 ちょっくらヘトヘト。

 穴あきボードの壁にLED-Barを吊り下げる現場があるのですが、昨年40個作っておいた金具が4個しかない!どうやら捨てられてしまったようです。
 金具といってもΦ3.2の針金を曲げた物なので2時間くらいで再製作出来ましたが、当日の午前中に出庫積込みをして午後仕込みのつもりだったので、当日発覚したらエライことでした。
 どうも納得いかないのは、Φ3.2の針金を簡易治具を使って曲げていますからそこそこ形も揃っており、特別な用途のための物に見えると思うのですが、それをその場限りの消耗品と思って捨ててしまうのが理解不能。。。
 特定の案件や会場に合わせた特殊品がどうしも増えてしまうので、管理はシッカリやらんといかんです。

#本業 #ガチ工作
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 接着剤の重量も無視できませんので試作品から計算してみました。コニシさんの木工ボンドCH38を使っていますが、1坪あたりの仕上がり重量は1.2kgくらい。
 スタイロフォーム25tをファルカタ合板2.5tでサンドイッチした構成で計算しますと、枠も組んだ天板全体(脚を覗く部分)で5.1kgと出た。
 初の5kg台!!
 これに脚を取り付ける金具が1.2kg、塗装を1.0kgとして7.3kgです。
 ギリギリ目標値です。

#ガチ工作
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 天板の合板を薄くすると均等荷重には耐えられても点荷重でヤバそう・・・。
 打合せへの移動中に時間が余ったのでホームセンターに寄り道して現物検討しましたが、合板だけで点荷重に耐えるなら9.0tが欲しいかも。5.5tでギリギリ感。

 卓がケース込みで100kgあったら瞬間的でもケースの角やゴム脚に全荷重がかかります。少し勢いが付いたら数割多い荷重がかかります。これを最大荷重の目安にしていますが、この荷重で破れても困ります。ナグリで叩いても少し凹むくらいで済むのが理想だけど、どこまで落としていいんだろう。
 以前、素材テストとして30tのスタイロフォーム(発泡スチロールよりは強度がある水色の建築用断熱材)を2.5tのラワン合板でサンドイッチしたことがありますが、これは思った以上に点荷重に強かった。スタイロフォームは圧縮に強く緩い曲線で凹むので荷重を分散してくれるためのようです。
 20tのスタイロフォームを薄い合板(2.5t)でサンドイッチすれば仕上がり25tでファルカタ合板5.5tより少し重いくらいになります。厚みがあるので応力耐性は上がりますし、5.5tよりも点荷重に強いでしょう。結果9.0t程度となったら採用かも?

 あぁ、材料試験する時間が欲しい・・・。

追記
 帰り際、しばらく前に作った30tのスタイロフォームを2.5tのラワン合板でサンドイッチした試作品をゲンノウ(丸頭の金づち)で叩いてみました。1寸5分の釘を打つくらいの強さです。
 驚くほど平気。破れるどころか手で触ってかろうじてわかる僅かな凹みしか残りません。さすがにナグリの角で叩けば表面の繊維は破断されますけど、これは9.0tでも同じこと。思った以上に複合材すばらしい。
 ついでに重量を計る。9.0tのファルカタ合板とほぼ同じ。ん?微妙・・・
 20tのスタイロフォームにすればもう少し軽くなるけど、手間が増えるのですから軽くならなければ意味がありません。9.0tを使った方が施工は簡単ですから。
 結局のところ、求める強度で施工すると重量は大して変わらないのかな?
 合板の表面から木クズが出ないように固める最軽量の表面処理を考えるのがいいのかな?
 アイデアが出るのはいいですが、どこに向かったものか・・・

#ガチ工作
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 客席テーブルのことを本業の合間に考えています。
 これまでの経験則で間違いなく大丈夫と思える構造では希望重量を軽くオーバーします。
 二転三転アッチコッチしているところですが、判断基準を得るために形にはなるけど強度がギリギリ不足かな?と感じる構成で作ってみるしかないようです。
 木材の価格はコロナ前に戻ってくれませんのでお試しにも限度がありますけれど、試さんとわからんことは試すしかないようです。
 適度な重さで、荷重に耐え、ラッシングで締め付けても蹴り飛ばしても壊れない物は簡単ではありません。
 3kgは夢のまた夢。

#ガチ工作
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 客席テーブルの天板は出来るだけ薄い板にFRPを施工する手もあります。
 FRPの比重は1.5とのこと。塗膜が1mmなら1.5kg/m2です。客席テーブルは1,520×600ですので0.912m2となり1.37kgです。
 ファルカタ合板は比重0.37ですから、天板面積では1mm厚で0.337kg/m2です。前作は9.0tを使っていますが、これを4.0tにすると-5mmで1.69kg減です。4.0tにFRPを施工するなら500gの軽量化です。大差ないっちゃ大差ありませんが、9.0tなら表面仕上げの塗装類が更に加算されますし、FRPを施工すればそれが仕上げになるので、800gくらいの軽量化になりそうです。
 知りたいことはFRPの施工がファルカタ合板の何ミリ厚に相当するのかです。仮にFRP1mm厚がファルカタ合板6mmに相当するならファルカタ合板は3.0tでも構わないとなりますし、ファルカタ合板2mmに相当するならむしろ重量が増して意味がありません。
 あとは、ガラス繊維を使うか使わないかです。使えば間違いなく強度が増しますがエポキシ樹脂が大量に浸み込んで塗膜が厚く重くなります。ファルカタ合板に染み込ませて木の繊維を固めるイメージならエポキシ樹脂の使用量を減らせます。むしろ繊維密度が低いファルカタの特性を利用する方針です。

 さて、どう進めましょう。

 前の書き込みでは4.0tとしましたが、3.0tで作ってみて強度を確認してみましょう。正直不安はありますが、アウトドアテーブルはこの程度の厚さにメラミン化粧板を貼っている傾向がありますので、無理を感じる最も厚い物で試す考え方です。
 もう少し強度があれば済みそうならエポキシ樹脂を塗布し、かなり足りないようならガラス繊維シートを使ったFRPを施工し、どうにもダメならコンパネを上貼りして倉庫の作業台にします。
 骨材を1台分作るも3台分作るも手間はそれほど違いませんので、天板違いのバリエーションを作ってもいいかもしれません。

 ・・・っと、本業本業。

#ガチ工作
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 本業がちょっくらシンドイ。やってもやっても終わりません。
 今は資料映像のレンダリング待ちです。

 このところ書いていますが、客席テーブルの課題は軽量化です。
 キャンプ用品の軽量テーブルの作りはとても参考になってますが、そのままでは耐荷重が不足と思われますし、何よりも脚構造を取り付けるには接合部の強度を確保できません。
 テストしたいのは天板として使える最も薄いファルカタ合板の厚みはどの程度?です。9.0tなら十分な強度出せているので減らす余地があると思うからです。
 実用耐荷重の目標値は120kgです。もちろん面で耐えられても点で破れたらダメです。3.0tでは無理がありそうなので4.0tで試作してみましょう。9.0tから4.0tの範囲で条件を探るのです。ダメならコンパネでも貼って倉庫の作業テーブルにすればいいし。

#ガチ工作
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 客席テーブルのことを考えていたのですが、塗装が重いのかもしれません。
 塗装で固めれば強度は増しますが、2平方メートルに厚塗りしたら無視できない重量でしょう。

 使用した塗料は1平方メートルあたり0.12~0.17kgだそうです。これを5回塗りしています。
 塗料の種類によって違いはありますが、溶剤が揮発して硬化すると70%くらいの重量になるらしい。
 これらの条件で計算しますと1kg程度です。無視はできないけど大したことないな・・・。
 実測は14.5kg、無塗装の計算値が7.5kgです。違いが大きいな・・・。
 エポキシで固めてみたりイロイロやりましたのでそのせいかな?

 ちなみに、角スタッドと呼ばれる軽量材を試しましたが、限界を越えると一気に座屈するのでだめでした。

 結局のところ、現行品と同じくファルカタ合板で平台作りにするのがいいのかもしれません。
 合板の表面を固めるならワシンの1液油性ニスがいいみたい。1層目を限界まで緩くして染み込ませてから積層していく方法です。

#ガチ工作

■当面の課題

桜のライトアップの季節です。花粉症の季節でもあります。
自分は平気ですが、花粉症の部下は死にそうな顔をしています。

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2024年4月28日(日) 10時15分49秒