🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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全年12月15日の投稿(時系列順)[5件]

2021年 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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いろいろなことが同時進行で混乱しまして、ライトアップで使うプロジェクタケースのブロアファンの最終組み立て忘れていました。
明朝現地設置なので大急ぎで組み上げ。モータをマウントにボルトオンして若干の配線作業ですが、思った以上に短時間で完了。後付けになると組付けが大変になるところでした。いやはや。
風量は思った以上に豊かです。静圧がもう少し欲しい感じもしますが、以前より冷却能力が上がっている様子です。

あと一週間頑張れば少し落ち着きます。

#ガチ工作
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現地設置が始まりました。
思った以上に設置作業は順調ですが、カラダがシンドイことシンドイこと。
音響でも照明でも舞台装置でもない微妙な施工なので、お手伝いさんは居ても相方が居ない状況となり、自分が指示をして先持ちをするワケです。
ほんの数年前までは喰って寝れば18時間くらいブッ通しで同じようなことをやっても平気だったのですが、寄る年波には敵いませんなぁ~

#本業
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数日前ですが、友人が主催する演劇公演の会場にLEDバーを仕込んで明かりを作ってきました。
なかなかの「ベター機材」(笑
不安だったので多めに仕込んだのもありますが、思った以上に明るくて色も綺麗。
中華製の安物ですから良いと言っても程度は知れていますが、価格からしたら驚きの性能でしょう。
価格はPAR球1発と同程度。高級品と同等の結果を求めたら罰が当たるってもんです。

幾つかのモードを持っていますが、24灯の4色LEDを3灯8回路で使うことが出来ます。
今回はお試しなのでこのモードを使いましたが、考えようによっては3発LEDの灯体を8台仕込んだのと同じことになります。
限度はありますが、全部点ければボーダーライト、一部付ければDFのサスみたいなことが出来ます。今回は小さな芝居小屋ですが、ネライやサス明かりがどこにでも出せるワケです。
ただ、19本使ったのでLEDスポットを152台仕込んだのと同じことになり、DMXを3ユニバースも使う羽目になってパッチが面倒でしたけど・・・

#照明器具 #LED

2022年 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 このところライトアップのご要望を多く頂きます。
 特定の日時に人集めることが難しいため、特に行政さんではイベント予算の消化のためにライトアップをお考えになる事例が多いようです。

 ただ、長くて2か月の半仮設に適したライトアップの制御システムは既製品にありません。電源は電気工事さんにタイマーとリレーを施工してもらえば何とでもなりますが、DMXを出力する制御盤はありそうで無いのです。5時間のライトアップをDMXレコーダーで現尺保存などしたくありませんし。
 ならば作ってしまえとなるワケです。時刻をトリガーにシーンをめくる簡素なDMXコンソールってイメージですが、どうせならIoT的な手法でインターネット経由の遠隔操作が出来たらいいんじゃないかと。制御の核にRaspberryPiなどのLinuxベースのマイコンを用い、ポケットwi-fiを介してVPN接続するのです。VPNによってローカルLANと等しい接続をしてしまえばJAVA-scriptとPythonのsocketで自由度の高い制御が出来ます。現地の装置との接続を仲介するサーバーが別途必要なので、インフラ整備に物と手間と維持費がかかりますし、インターネットサーバーを扱うスキルも必要です。ナンのことすか?って話ですけどね。
 未解決の課題は少なくありませんが、インターネットを介したVPNで遠隔操作する手段はとうの昔に獲得済みですから、ブラウザで操作できるコンソールをRaspberryPi上に構成すれば必要な要素は揃います。IoT照明コンソール(笑
 未解決の主な課題はC言語によるPython用の計算ライブラリを書くことです。調光データの計算(マスター値を当てるとか、複数のシーンのレベルをマージするとか)に特化したものですが、繰り返し処理が激遅なPythonを補完するだけですので、PtyhonライブラリをC言語で書く教科書を熟読すればいけると思います。もちろんnumpyでも出来ることですが、繰り返し処理を軽くするには専用ライブラリがいいかなと。特化しといた方が書きやすいし。この案件に限らず、いずれ獲得したいライブラリです。

 本題のような余談ですが、PythonはC言語より100倍楽に書けるけど100倍遅いイメージです。Pythonは変数の型に自由度があること(整数の除算の結果が自動的に浮動小数点なるとか)が書きやすい特徴の一つですが、Pythonのコアが変数の「型」を推測するのに時間がかかるのだそうです。代表的な例がfor文を多用した際の激遅っぷりです。for文は繰り返しのステップ毎に扱う変数の型を推測しますから遅くなるのは当然です。C言語は変数の型が厳密に扱われて気難しい反面、優しさ全開のアシスト機能が無いので速いのです。あちらを立てればこちらが立たず。処理内容に寄ると言ってしまえばそれまでですが、単精度で単純な計算を延々と続ける調光卓みたいなシステムでは繰り返しが多い計算をC言語によるライブラリとして書くメリットは多大なのです。どうやら、Pythonというシステムはそんな使い方をするようにデザインされているとのこと。PythonはC言語で書かれたガチなライブラリを出来るだけ楽に使うための踏み台だとイメージすると良いようです。

 懸念されることは、世の中がコロナ前の状況に戻ってしまうと、ライトアップの件数も元に戻ってしまうことです。作っても使わないと意味ありません。

#照明器具 #Python

2023年 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 久しぶりにディナーショー。
 小屋付でもないのに細々した宴会場の機構まで対応させられるので気疲れしますケド。
 そんなこんなでやっていると色んなイメージが出てきます。
 今回は使っていませんが、DMXの信号主幹にはEoC(同軸ケーブルでEthernetをやり取りする規格)によるArt-Netが良いことには自信が持てました。もちろん、確実性、安定性、汎用性などの大雑把に言えば「使い心地」は実際に使ってみないとわからんですけどね。
 全体をArt-Net化するのが主軸の話ですが、Wi-fi中継器も併用出来ると汎用性が高くなります。Art-Netは10MbpsのEthernetでも10ユニバースくらい扱えるようですから、今時のWi-fiなら実用レベルかな?と。ホテルの宴会場のサスバトンにはDMXの回線が出ていないことが多いですし、客導線のためにケーブルを敷設出来ないこともありますので。これらをプルボックスに内蔵してハンガー吊り出来るパッケージにしておくといいでしょう。沢山のスマホが集まる場所でWi-fiを使うこと自体怖いですけど、自動チャンネル変更機能が良いWi-fi中継器を使えば良いかなと。先日試したWi-fi中継器は本番中の大ホールでも普通に動いていましたのでこのメーカー・シリーズで試す予定です。
 他にもイロイロありますが、今後の検討課題です。

#照明器具

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月17日(金) 11時57分19秒