🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

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全年全月12日の投稿[36件](2ページ目)

2023年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 LTC Generator のタイマーを修正してみました。
 8時間経過で約1秒ズレていますが、以前より良くなっていますし、SMPTEが求める精度には十分収まっています。何よりも比較に使っている時計の精度がどこまでなのかわかりませんからこんなもんでしょう。
 PICに与えている水晶発振子の精度は30ppmですから(ppmは100万分の1を表す単位なので比率だと0.00003)、1日(86,400秒)あたり±2.592秒の誤差がありえます。実測値は想定される誤差相当なのでソフトウェアは間違ってなさそうです。
 現在値以上を求めるなら、ソフトウェアの修正ではなく個体差に対する補正となりそうですし、もっと精度の高い発振子を使うべき話です。
 補正計算が無い25fpsでテストしていますが、補正計算が入る他のfpsも同等に収まればいいでしょう。

 秋月電子通商さんで手に入る高精度な発振子は最高で1ppmです。高精度に越したことはありませんが、ここまで必要か、これで十分か、30ppmに比べてメリットがあるかは別問題です。
 求めているのは数分間の音楽の時間座標を表す信号です。卓がエラーを出さない条件を満たし、目視でズレを感じない繰り返し精度があればいいのです。高精度の時計や放送用の基準を作っているワケではありませんから、無制限に高精度を求めても意味がありません。十分に使えて低価格も大切な精度です。

#PIC #タイムコード

2023年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 PythonでVLCライブラリを使った音源ファイルの再生は驚くほど簡単。
 インストールするべき諸々や音源モジュールの設定などもありますが、貴兄のサイトにいくらでもあるのでここでは割愛。
 VLCで再生が出来、Python本体とPython-VLCがインストールされていればいいと思います。

 以下、sound.mp3を再生するPythonのコード。

import vlc

if __name__ == '__main__':
 p = vlc.MediaPlayer()   #vlc.MediaPlayerのインスタンスを作成
 p.set_mrl('sound.mp3')  #インスタンスに音源ファイルを関連付け
 p.play()         #再生開始


 こんだけです!
 vlcのインスタンスを宣言し、音源ファイルを設定し、再生を指示するだけ。
 再生はバックグラウンドで行われるので、マルチスレッドを使うことなく再生中に他のことが出来るのも良点。
 ちなみに「p」はインスタンス名なので自由に定義して良いようです。

 Python-VLCはC言語などが使うlibVLCをPythonから呼び出せるようにしているので、libVLCで出来ることの大半が出来るようです。
 以下基本的なAPI。
p.set_mrl('sound.mp3')  #インスタンスに音源ファイルを関連付け
p.play()         #再生開始
p.pause()         #再生中なら一時停止、一時停止中なら再生再開
p.get_time()       #開始からの経過時間を取得(msec.)
p.set_time(1000)     #指定した秒数(msec.)にセット
p.audio_set_volume(100)  #0=mute,100=0dB(パーセント指示だと思っていいみたい)
p.stop()         #停止

 やりたいことはこれだけで済んでしまいそうな気もする。

 python-vlcのドキュメント
 沢山の事が出来るようですが、
 vlc.MediaPlayer
 の項を読むと上記のことがわかります。

#Python

2023年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 追い込まれる程ではありませんが、本業がジンワリと忙しくなってきました。開発はボチボチペースで進めます。

 ANSIエスケープシーケンスを使った画面表示の試作をしています。フリッカーを起こさないコツがわかったので表示が安定しています。
 ただ、罫線の表示で少し疑問。解決はしたのですが不思議。
 罫線素片はASCIIコードに含まれていませんのでシステム標準のUTF-8を使います。文字列リテラル"\u2500"とすれば横線が表示されます。"\u"は続く数値がUTF-8の文字コードであることを示すエスケープで"2500"は文字コードです。
 不思議なのは、同じ文字列リテラルを16進数で表すと"\xE2\x94\x80"となることです。最初の"\xE2"はエスケープ文字なのでヨシとしても、続く"\x94\x40"がよくわからない。何らかの理由でオフセットしているのは確かですが、オフセット値が中途半端です。また、この表記だとビッグエンディアンなのでリトルエンディアンのRaspberryPiでナゼ?という疑問もあります。罫線素片のコード領域の起点を0x2500から0x9480に置き換えればいいだけなのですが、どうしてこうしたのでしょう。Rasbianが動くRaspberryPiに限った話なのかはわかりませんが動くように使うしかありません。

 ということで、テキストのコンソール画面に罫線表示も出来る様になりました。
 試作プログラムは不器用なベタ書きですが、ウィンドウマネージャもどきの関数ライブラリにしてみようと思います。

#C言語 #RaspberryPi

2022年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 現時点では目新しさだけだけど、大気中に捨てていた熱エネルギーを電力化していることが興味深い。

 保守や改修の費用も含めた長い目でプラスならアリですよね。
 肝は低沸点の物質を利用した「バイナリー発電」です。ちょっと前までは低沸点の物質は腐食性や摩耗性が強く実用化が難しいとされていましたが、これを解決したのでしょうか。
 440kwで900世帯って勘定にも少々疑問があります。平均値で見ればそうかもしれませんが、ピーク電力はどうでしょう。1世帯でドライヤー2個使ったら簡単にオーバーです。発電施設はピークに耐えてナンボですが、440kwと900世帯という数字が安易な皮算用でないことを祈りたいですね。現実をシビアに見ない夢物語は始まりから破綻することが決定していますので、バブルで弾けた温泉街の二の舞にならないといいのですが。
 EVの開発で進歩した蓄電池の技術を応用し、今後普及するであろう家庭蓄電システムと併用することが前提なのかな?そうなら猛烈にアリですけどね。今の法律ですと家庭蓄電システムに対する電力源は商用電源に限定されるので、今後の法改正にも注目です(家庭のソーラーパネルは売電を前提にしているなら商用電源と見なされるのでグレーゾーン)。

#関心したネタ
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 忙しすぎもヒト段落。普段の忙しさに戻りました。
 そんな渦中にiPadが壊れました。仕事では補助的にPDFの資料を見る程度ですが、無いと微妙に不便。仕方ないので新調。
 ノートパソコンもそうですが、持ち歩き品にはあえて中古品を使います。初期不良と要所の強度の確認がバッチリ済んでいるからです。
 それなりの費用はかかりましたが、Apple Pencil を導入出来たことは良い結果でした。猛烈に便利。

#雑談

2022年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 茨城県沖に世界でも屈指の規模の油ガス田がありそうだとのこと。

 地元のこんな話は嬉しいですね。

 程度はともかく、茨城県には日本国内のどこかにある自然、資源、産業、施設が一通りあります。食材も全国No.1の生産量を誇る物が多く、北海道に続いてNo.2も驚く程多い。意外なのは日本酒の生産量が圧倒的なNo.1であること。無いのは活火山とサンゴ礁くらいでしょうか。そこに「原油生産世界一」なんて追加されたら悪い気はしません。
 こんな地の利の割に心意気や地域の歴史や文化に自慢出来るところがありませんので「何でもあるけど何にもない所」と勝手に呼んでいます。魅力度ランキングが物語っているのでこれ以上はいいか(笑

 話を戻しますが、原油をほぼ100%輸入に頼ってきた日本にこんな資源があるとは驚きです。採掘には高度な技術と莫大な投資が必要でしょうが、採算がイマイチでも採れるという事実を構築すべきです。十分に喰って安心して寝られることがより良い生活の基本ですが、ロシアとウクライナの件に影響を受けているヨーロッパ各国の様子を見るなら、資源と農畜水産物を十分に確保することは重要だと思うのです。
 戦争などあってはいけませんが、無いことと足元をみられることがそれを引き起こす原因であることは多いので、社会を維持するのに最低限必要なモノを自国内で確保することは平和を維持するためにも必要なことでしょう。身勝手な欲張りが欲しがらない程度ってのも大事かもしれませんケド。

#雑談
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 とまぁ、バックアップは正常に機能するようになったのですが・・・
 長期間バックアップしていなかったのと、過去10年以上のデータをアーカイブ化して入れ物を変えたので24時間経っても初回動作が終わらない。
 動作チェックには丁度いいっちゃいいのですが、ネット経由なのでまだまだ終わりそうにありません。

#サーバー
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 レゲエのフェスは天候にも恵まれ平穏無事に終わりました。
 本番10時間の2デイスでしたが、交代しながらの本番対応だったので長い休憩がありました。
 クラシックバレエやオペラの現場が控えているのでその準備を進めたかったのですが、超爆音のレゲエを聞きながらクラシック系のことを考えるなんて無理ムリ。
 なので、久しぶりにサーバーのガチメンテをしてました。SSHやVPNで遠隔操作が出来るので場所を選ばず操作出来ます。

 本当に久しぶりのガチメンテでしたが、いろんな問題が出てくる出てくる。
 一番の問題はVPNを介した遠隔ファイルバックアップが止まっていたこと。サーバー間をVPNで繋いでいたのですが、バックアップ側のTLS(認証の暗号化処理)が古くてVPNが接続していなかったのです。つまり、本体のOSをバージョンアップしてから数か月間バックアップが機能していなかったというオチ・・・。バックアップですから本体が堅調なら問題ないのですがコレはよくない。
 ところが、調べてみたらTLSを新しくするにはOSそのものをバージョンアップしないといけないとのこと。遠隔でやるのは怖いけど、主システムとは無関係なサポートサーバーなので落ちてもいいから作業を進める。幸い素直にバージョンアップが済んでVPNも復活しました。debianを使っていますが、バージョンアップはコマンドを3つ走らせるだけなので簡単。ただし、時間がかかるのに途中で質問に答えねばならんので付きっ切りになるのは頂けませんが・・・。

 こんなことがあると欲しくなるのがエラーを知らせてくれる何か。今回の場合は「バックアップに問題あるかもよ!」というシンプルなお知らせ。実行結果を診断して自動的に送信されるメールってことになるでしょうか。
 Linuxは凄いと思ったのがこういった処理。bashと呼ばれるコマンドラインにはメール送信機能が普通にあります。単なるコマンドラインですから、cronで直接実行も可能ですし、cronから呼び出されるスクリプトファイル(古い言い方ですとバッチファイル)に仕込んでおいてもいい。私ごときがやりたいと思うことの大半はbashで出来ちゃうLinux。難しいのは数多ある機能を知ることと使いこなすことでしょうか。

 ちなみにシンプルなテキストメールを送るだけならこんな感じ
$ /bin/echo -e "メッセージ本文" | /usr/bin/mail -s "メールのタイトル" root
 rootってのは固定されたシステム管理者のアカウント名。この場合は宛先になりますが、これだけでは誰にも転送されません。メールデーモンにroot宛のメールを転送する設定をしなければなりませんが、転送すればスマホでも何でも受信出来ます。
 コマンドの間にある"|"はパイプと呼ばれる機能です。上記ではechoで出力された文字列をmailに本文として引き渡すという意味になりますが、シンプルながら応用の幅が無限大なこんな機能を考えた人は天才。
 さらにです、バッククウォート(日本語キーボードならシフトキーを押しながら[@]キーで出るチョン)で囲めばコマンドの返り値をメール本文にも出来るそうな。
$ /bin/echo -e `/bin/date` | /usr/bin/mail -s "日時" root
 これはdateという現在日時を表示するコマンドの結果をメールするだけですが、固定されたテキストもコマンドを実行した結果も区別無く扱えるということです。
 bashでのテキストの扱いには正規表現に代表される難解さがありますが、パイプと合わせてこの辺りを覚えたら驚くほど色んなことが出来ます。

 [コマンドを実行] → [その結果を判別] → [管理者へメッセージを送信]
 こんなことが特別なアプリを使うことなくコマンドラインの組み合わせで出来てしまうのです。シンプルなモノをシンプルな方法で組み合わせて無限の可能性を産むと言ったら言い過ぎでしょうか。
 コンピュータを扱うことにかけては神レベルの天才達が作ったとはいえ、LinuxというかUNIXは本当にスゲー。

#サーバー

2022年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 Windows10や11にすると古いアプリにファイルをドラックアンドドロップ出来なくなることがあります。
 セキュリティの関係みたいですが、これは不便です。

 解決策がありました。
 レジストリを書き換えます。

 regeditを開き、次の二つのDWORD値を1から0に変更します。
¥HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SOFTWARE ¥Microsoft ¥Windows ¥CurrentVersion ¥Policies ¥System ¥EnableLUA
¥HKEY_LOCAL_MACHINE ¥SOFTWARE ¥Microsoft ¥Windows ¥CurrentVersion ¥Policies ¥System ¥SecureUIAPaths

 注:上記の¥は表示が狂うので全角にしています。

 変更後、Windowsを再起動すると有効になります。

追記
 古いアプリ繋がりの話です。
 AdobePhotoShopCS2はWindows10やWindows11では起動しないことがありますが、シフトキーを押しながら起動するとほぼ通ります。
 IME絡みで落ちるようですが、シフトキーを押すとナゼ通るのかはわかりません。

#パソコン
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 自前インターネットサーバーはSSLに対応させないとイチイチ面倒です。クライアントのデバイスによってはOSが接続を拒否することがあるからです。
 SSLに対応させるにはインターネットの元締めが認めた認証局が発行する電子証明書が必要です。少し前までは自前で発行した俺様証明書でも済むことが多かったのですが、今は認証局による証明書を使わなければ証明書無しで運用するのと等しい扱いを受けます。これではインターネットサーバーとして機能しないことを意味します。
 フル仕様の電子証明書なら言うことはありませんが、これを真っ当に手に入れるにはかなりの費用がかかります。されど、最低限の電子証明書なら let's encrypt が無料で発行してくれます。万全のセキュリティを求められると不足しますが、大概のことはここで手に入る電子証明書で事足ります。
 ちなみに最低限の電子証明書とは「サーバーの所有者の身元は保証しませんが、IPアドレスからサーバーの所在は保証します」というものです。ウェブサーバーを用いたコール・アンド・レスポンスで確認しますので簡易的ではあるのですが、これで確認されたものを騙すのはかなり難しいと思います。悪さをする輩が居たとしても、プロバイダのログから足がつきます。

#サーバー

■当面の課題

花粉症シーズンも一段落したようで重傷者にも笑顔が戻ってきました。私は原始人なので花粉が酷い日でも鼻の中が埃っぽいなぁくらいにしか感じませんけど。
気温の変化が激しいようですので、みなさま健康管理には注意してください。

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2024年5月14日(火) 13時40分27秒