🗐 電装工芸日記 - 舞台照明機器の製作とか -

今年は開発案件を進めたい

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全年全月4日の投稿[48件](2ページ目)

2024年6月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 中華電機の器具類を XLR3P から XLR5P へ換装中。ケーブルは XLR3P の方が安いし音響のも使えるので良いところもあるのですが、3P だ 5P だと使い分けるのが面倒なので 5P に統一する方向で整備中です。XLR5P の国内正規品は高価ですが、中華電機のノイトリック互換品(数世代遅れ品)は安価です。XLR5P ケーブルコネクタは200円程度、レセプタクルに至っては100円しません。
 XLR5P に取り付ける専用基板も作りました。内部配線まで手を入れたくないためです。XLR5P レセプタクルの端子を差し込んでハンダ付けし XH コネクタで出すものです。オスもメスも取り付ける1枚基板にしたかったのですが、器具によってオスメスの取付間隔が数ミリ違うので使いまわしが出来ません。オス側だけ基板化し、メス側はケーブル出ししてオス側の基板に挿します。PCBGOGOさんで作ってもらい75枚38ドル、1枚あたり50セントでした。
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 コネクタの固定はブライドリベットです。元々はネジ止めでしたが、ナットを入れるのが大変ですし、滅多に外しませんのでいいかなと。

 当面の改造課題の試作は終わりなので今後はライン作業ですが、満足なハンダ付けを出来る人材が少ないのでどうしたものか。
 DMXケーブルは数年前に大規模なライトアップで使った残材で増やせそうです。カナレさんのDMX203が数百メートルあります。カナレさんの4E6Sよりもハンダ付けは楽なので皆さんに練習してもらいましょう。

 余談ですが、中国の話。
 主要メディアではそれほど報道されませんが、中国では不動産バブルが弾けて大騒ぎだそうな。部品関連の業者さんも親会社がこういったところだとどうなるものかと心配しています。
 ただ、中国に協力会社を持つ知人によると、バブルに踊ってイイ気になっていた人たちが溺れているだけで、バブルに踊らす地道に真面目にやってきたところは影響が少ないとか。この辺りは日本で不動産バブルが弾けたときと同じですね。

#器具の修理
 
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 MPLABXv5.5 にて PIC の書き込みが出来ました。
 以前はその場しのぎの成り行きでやっていたので、今回は設定と手順をまとめた次第です。
 MPLABX の操作・設定、コンフィゲーションビットの設定、XC8 の書式がわかれば MPLABv8 と大差ありません。この辺りがモヤモヤしていると言えばそれまでなんですけどね。
 ただ、Pickit3 は動くのですが Pickit4 はダメ。PIC を見つけてくれないし、Pickit4 とは別に不明なシュミレータ/プログラマも表示される。壊れているのか設定が間違っているのか、新品を買って比べるのがいいのでしょうが、Pickit3 で当面はしのげるので様子見です。

#PIC
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 MPLABv8とMPLABXを共存させる場合、「MPLAB driver switcher」を用いてUSB接続されるデバイスのドライバを切り替えなければならないらしい。
 ただし、MPLABXの後にMPLABv8をインストールするとスッキリしない。バージョン順にインストールするのがいいらしい。
 バージョンによる境界だが、MPASM が付属し使えるのは MPLABXv5.35 まで、Pickit3 が使えるのは MPLABX6.2 までらしい。

#PIC

2024年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 24tありますと台車の製作は楽です。一枚板として強度は十分ですし、打ち込むネジも長めのを使えるので掛りがいい。側面からネジを打ち込むと割れが入りやすいようですが、これは合板のウィークポイントであって24tの製品でも同じこと。下穴を空けたり、打ち込む際にクランプで抑えたり、ネジは仮止めと思って接着剤を併用したりで解決出来ます。
 大事なことは貼り合わせの木工ボンドの塗り方。両面に塗布します。圧着した際に端からはみ出るくらいが目安ですが、下になる面にはたっぷり、上になる面は少な目でいいのですが繊維に馴染ませるイメージで塗り込みます。両面に馴染ませておけば僅かな隙間があって圧着が弱くてもボンドが届きます。
 今回の治具は客席テーブルの天板の製作にも使えます。スタイロフォームに薄いラワン合板を貼る方向で考えていますが、これの接着でも使えます。

#ガチ工作

2024年4月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ケースを調べていたら「10inch Rack」を見つける。
 いわゆる19インチラックの横幅を縮めた小型版といったところ。
 以下、Wikipediaにあった寸法図。
 File:19 inch vs 10 inch rack dimensions.svg
 主にネットワーク関連で使われ始めているようで、舞台に関わる用品で使われている事例はほとんど見かけませんが、19インチ1Uより10インチ2Uの方が日常使いには丁度いい感じがします。

#器具の製作
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 先日UPS(無停電電源装置)のことを書きましたが、自宅サーバーのUPSはバッテリーがダメになって久しいのでBX50Fを購入しました。
 折角なので使用する前に現場で使うパッケージの検討。BX50Fは固定のための作りがされていないのでどうしたものか・・・。
 ハウジングの裏には深いネジ入れ穴があります。計るとΦ6.7mmの深さ20mm程度。これならM6インサートナット(外ネジM8細目)を入れられるかなと。穴をΦ7.0mmにしてタップを切るアイデア。試し切りしたところM8細目のタップがキレイに切れました。インサートナットは自宅なので持ち帰って入れてみます。
 穴は前側に1個、奥側に3個です。前側1個では少し不安がありますがベルトも併用すれば大丈夫でしょう。ジャンク板で試験マウントを作って振動を与えてみます。
 これでOKだったら自宅で稼働せず現場に行きそうな悪寒。

#照明器具 #器具の製作
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 モニタを取り付ける扉機構は出来ました。アルミ板を蝶番で横スイングさせる機構です。蝶番と逆側でアルミ板を受ける機構はこれからですが、モニタを取り付けても強度に不安はありません。受けは3Dプリンタでプリントしなければなりませんからもう少し時間がかかります。
 3Dプリンタは LED-Bar の部品を作るために1ジョブ22時間を連日連夜やっていますが、今のジョブが終わったら差込みします。他の部品と共に5時間コース。

 モノによりますが、最近は思い付いたら描いて即プリントです。3D-CAD に慣れ、追加工のコツがわかるとこれ程便利な物はありません。ここ数週間は休む間もなく働き続ける3Dプリンタ様。
 ちなみにウチの3Dプリンタは案外レアな2色刷り。壊れると作れなくなる物があるのですが、買い替えると現行の2色刷りは30万円。痛い出費というより買えません。壊れる前に1色刷りのプリンタを追加導入した方がいいかな?

#ガチ工作 #3Dプリンタ

2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 正月の主な過ごし方は工作と睡眠でした。昨年末の疲れもほぼ取れましたので本日より本業再開です。
 新年絡みのイベントと年末年始にかけてのライトアップの撤去などが2週間ほど続きますが、1月下旬からは閑散期に入ります。春まで工作期間ですので何から手をつけましょう。
 まず手を付けたいのは故障品の修理です。主に中華製ですが、現場ごとに1~3%は故障します。筐体の破損と電源が立ち上がらない症状が多く見られますが、これらは部品換装や電気的な改造を施せばほぼ直ります。時間さえあれば難しくありません。
 面倒なのは防滴のLEDスポットです。水の侵入を防ぐためにガッツリ塗られたコーキング剤で貼り合わさった筐体を割るのは一仕事です。専用のプーラーの必要性すら感じています。いや、プーラーの製作からかな?
 ともかく、引き籠り生活の準備をして全数復帰を目指しましょう。

#器具の修理

2023年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルのことを本業の合間に考えています。
 これまでの経験則で間違いなく大丈夫と思える構造では希望重量を軽くオーバーします。
 二転三転アッチコッチしているところですが、判断基準を得るために形にはなるけど強度がギリギリ不足かな?と感じる構成で作ってみるしかないようです。
 木材の価格はコロナ前に戻ってくれませんのでお試しにも限度がありますけれど、試さんとわからんことは試すしかないようです。
 適度な重さで、荷重に耐え、ラッシングで締め付けても蹴り飛ばしても壊れない物は簡単ではありません。
 3kgは夢のまた夢。

#ガチ工作
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 客席テーブルの天板は出来るだけ薄い板にFRPを施工する手もあります。
 FRPの比重は1.5とのこと。塗膜が1mmなら1.5kg/m2です。客席テーブルは1,520×600ですので0.912m2となり1.37kgです。
 ファルカタ合板は比重0.37ですから、天板面積では1mm厚で0.337kg/m2です。前作は9.0tを使っていますが、これを4.0tにすると-5mmで1.69kg減です。4.0tにFRPを施工するなら500gの軽量化です。大差ないっちゃ大差ありませんが、9.0tなら表面仕上げの塗装類が更に加算されますし、FRPを施工すればそれが仕上げになるので、800gくらいの軽量化になりそうです。
 知りたいことはFRPの施工がファルカタ合板の何ミリ厚に相当するのかです。仮にFRP1mm厚がファルカタ合板6mmに相当するならファルカタ合板は3.0tでも構わないとなりますし、ファルカタ合板2mmに相当するならむしろ重量が増して意味がありません。
 あとは、ガラス繊維を使うか使わないかです。使えば間違いなく強度が増しますがエポキシ樹脂が大量に浸み込んで塗膜が厚く重くなります。ファルカタ合板に染み込ませて木の繊維を固めるイメージならエポキシ樹脂の使用量を減らせます。むしろ繊維密度が低いファルカタの特性を利用する方針です。

 さて、どう進めましょう。

 前の書き込みでは4.0tとしましたが、3.0tで作ってみて強度を確認してみましょう。正直不安はありますが、アウトドアテーブルはこの程度の厚さにメラミン化粧板を貼っている傾向がありますので、無理を感じる最も厚い物で試す考え方です。
 もう少し強度があれば済みそうならエポキシ樹脂を塗布し、かなり足りないようならガラス繊維シートを使ったFRPを施工し、どうにもダメならコンパネを上貼りして倉庫の作業台にします。
 骨材を1台分作るも3台分作るも手間はそれほど違いませんので、天板違いのバリエーションを作ってもいいかもしれません。

 ・・・っと、本業本業。

#ガチ工作

■思ってみた

夜になると息が白くなるようです。
冬も間近です。

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2025年10月29日(水) 17時38分46秒