2024年6月23日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 DA変換の基準電圧をどうするか考えていました。
 王道なら「バンドギャップリファレンス回路(BGR)」を用いるでしょうが、なんなら可変三端子レギュレータの LM317L でいいかなと。BGR相当の基準電圧回路が入っていますし、電圧設定するのが抵抗なのは同じです。安くて小さいのも魅力。精度は基準電圧と呼べないかもしれませんが、設定抵抗に良い物を使えば誤差1%くらいで収まりそう。
 LM317L を基準電圧に用いた回路を描いてみました。
20240623092223-admin.jpg
#器具の製作 #電子工作

2024年6月21日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 考えた事を吐き出したかったので、DMXアナログ変換の回路図を描き始めました。
 PICでDMXを受けてMAX528を制御するだけですから回路は難しくありません。出力バッファにオペアンプ(LM324)を入れますがボルテージフォロアなのでこれも簡単です。
 悩みどころはMAX528に与える基準電圧です。温度による変動を出来るだけ抑えなければなりません。抵抗による単純な分圧は温度変化に弱く電源電圧の変動に影響を受けます。ツェナーダイオードを用いるならバッファアンプが欲しい。ここは少し勉強し直しです。

追記
 未完成ですが回路図を揚げてみます。
20240621200301-admin.jpg
 基準電圧回路(REFHとREFLを出している回路)は王道とも言える方法で温度変化に強いみたいですが、抵抗値の計算方法がまだ理解出来ていません。誤差の小さい金属皮膜抵抗を使うのがマストらしいです。
 実はオペアンプの極性が逆ですが、未完成回路なので次に直っていればいいかなと。

#器具の製作 #電子工作

2024年6月19日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 丸太椅子は好評です。早速別な現場にも招集。
 折角作ったのですから使わないと可哀そうです。
 耐久性は無いのでいずれ追加工。

#ガチ工作 #舞台装置

2024年6月18日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ド平日に民謡コンクール。出場者がじーさんばーさんですから曜日は不問なんでしょね。

 こんな時は製作物の基礎設計に限ります。
 今日のネタはDMX-アナログコンバータ。MAX528のデータシートを読み込んでピンアサインと回路構成、初期化のアルゴリズムなど。イマイチ理解しきれなかったMAX528の使い方も解決。
 回路図を描き始めようと思ったら作業パソコンを持ってきてなかった。諸々の条件をキッチリ整理します。

追記
 有り余る時間でDMX-アナログコンバータの基礎設計が終わりました。
 出力部にはバッファアンプとしてオペアンプLM324をかまします。MAX528はアンバッファモードの方が精度が良く、バッファアンプがあれば出力電流に余裕を持てるし、LM324は安価ですからMAX528の防壁としても位置付けられます。
 今夜は晩酌のお供で回路図と基板デザインをしましょう。

#器具の製作 #照明器具

2024年6月15日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 丸太の丸椅子
 こんなん作りました。
 座ってるのは部下娘たち。主催者に見せるのにゴッツイ男どもではサイズ感が伝わりませんので小柄な彼女たちにモデルってもらいました。せっかくの笑顔を隠すのは勿体ないのですがコンプラとか大事。
20240615224321-admin.jpg
 φ440、高300,600,900です。
 平台ってワケにもいかない演出。キャストが乗るし裏に隠れるのでそこそこ丈夫に作ってあります。構造は見えませんが、上面と下面にコンパネの円盤、その間を4本の2x4材で繋いでいます。
 木肌の柄はターポリンに印刷してあります。塗る時間が無かったので。
 玩具みたいなもんですが現場では好評でした。
 2日で作るつもりが3日半かかってしまい予定が崩れて大変でしたとさ。

 コンパネの円盤を切り出すのに予想外の時間がかかりました。円盤を切る手段は手にしておきたいので今後も研究です。
 今回は円盤治具を使ってトリマーで切り出しましたが刃が持たない。調子よく切れるのは2枚くらいなのでコスパが悪い。ケガいてジグソーもいいのですが、必要な精度を出すには治具が必要。
 さて、どうしましょう。

#ガチ工作 #舞台装置

2024年6月13日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 DMX-アナログコンバータを作るための核となるICが入荷しました。
 Maxim の MAX528CPP です。お値段は中華電機で1,300円ほど。安くはないけど高くもないからありでしょ。
 とりあえずは頭の体操程度にブレッドボードで組んでみましょう。
 構成ですが、DMXをPICで受けSPIでMAX528を制御します。MAX528からの出力はフルバッファモードにして出力アンプは付けない方向で。
 アナログユニット側の入力インピーダンスが不明ですが、0.3スケアの信号線で100m引けるならば10kΩ以下ってことは考えにくいので1mA程度かなと。
 MAX528のデータシートをイマイチ理解しきれていないのもありますが、トータル出力20mA、各DA出力5mAくらいが最大定格っぽい。

#器具の製作 #照明器具

2024年6月12日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 どうでもいい話です。
 日中、無心で木工をやっていたところサザエさんのタラちゃんの声が聞こえ始まる。
 「めがですぅ。めがですぅ。。めがですぅ。。。」
 際限なく頭の中で反復される。
 「メガデス」
 のことか?

 昨晩、録画したタモリ倶楽部を観てたらマーティが出てたからかな?
 なんでタラちゃん?

#雑談

2024年6月10日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ウシオさんの1kwクセノンピンが不調であります。
 常にではないのですが、濁った#18というか茶色っぽくなったり光量が落ちたりスパークすらしなくなったりします。
 電源条件が悪いとか球の劣化とかってのが普通の疑いだと思いますが、条件の良い100vでも200vでも、新しい球でも古い球でも不規則に発生します。
 数年前から稀に起こっていたので球を新しくしたりしたのですが、頻度が増しているので流石にヤバイ。。。
 自力はムリなのでメーカーさんに修理を依頼します。ウシオさんのテクニカルセンターは茨城県つくば市にありますのである意味近所。来週直に持ち込みの予定。
 にして、原因を知りたい・・・。どちらかと言えば興味として。
 状況を鑑みるに、電路のどこかが腐食しているか緩んでいると予想。それが本体なのかケーブルなのか整流器なのかはわかりませんが、整流器の回路は正しい電流を出しているのにランプまで届いていないのではないか?というのが今のところの疑い。
 興味はともかく、このままでは夏から冬のディナーショーがヤバイ。
 湿度100%とか降雨の野外現場でも使ってきましたので湿気にやられたんかなぁ~。そんな現場の後に必ずしも天日干ししなかったこともありますし。

#器具の修理

2024年6月7日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 今度は丸椅子を作るハメになりました。
 舞台装置として丸太をイメージしたものです。
 丸太・・・通常なら芯を作って新聞紙みたいなモノを糊で貼っていくか樹脂を塗りつけて形にしますが、リアル感は不要で完全な円筒でいい代物です。正に丸椅子。
 外周の木肌柄は手書きしている時間がないので看板屋さんにステカンやノボリで使う生地に木肌を印刷してもらって取り廻してみます。以前からひな壇のケコミなどに使えないかと思っていた方法を今回試してみます。和物などでグレーケコミを貼るのも飽きてきたので、和柄をケコミに出来ないかと思っていたのです。
 その前に、丸椅子を作らねば。
 どうしたら安価に簡単に作れましょう。

#ガチ工作 #舞台装置

2024年6月6日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 DA変換は構想だけ進めてしばらくは棚上げかな。ガッツリ取り組めば実働4-5日で作れると思うのですけどね。
 ユニット関係は DX1220 を2台入れたラックにスプリッターを実装するのが先です。
 頭がとっちらかって何から何をしたらいいのかゴチャゴチャです。本業もデータやら美術やら課題が多すぎ。
 挙句の果てには倉庫の棚も作らねばなりません。部下が倉庫の整理を頑張ってくれているのでやりやすいようにしてやらんと。物とレイアウトの都合でありがちな棚ではダメなので作るしかありません。
 頭を冷やして課題を整理しましょうかねぇ~。

#器具の製作

2024年6月5日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 DA変換には MAX528 を使おうかと思案中です。SPI制御で最大11v5mAを8ch扱えます。コレを2個使えば12ch対応出来ます。
 東京スイッチングさんにお聞きしたところ信号は 5mA も供給出来れば十分とのことでしたのでバッファアンプ無しで行けそうです。少し怖いところもありますので4回路内蔵のオペアンプを入れようかな・・・
 MAX528は日本国内では扱いが少ないようですが、手持ち在庫が少しありますし中国なら手に入ります。

#器具の製作
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 東京スイッチングさんの調光ユニットがあります。購入してから25年以上経っていますが壊れる気配は皆無。丈夫さはピカイチ。
 ただしフルアナログなのでDA変換が必須です。昨今はDA変換が一般には売ってませんので入手先を探すか製作を考えねばなりません。
 製作は8chのDA変換ICを使えば簡単に作れそうですが、どんなDA回路を使ってもマイナス電位が必要。+12vと-5vが理想ですが最近は複合タイプのスイッチング電源の選択肢が少なくなりどうしたものかと思案しておりました。
 基本に立ち戻って調べなおしたところ、スイッチング電源を直列にすれば良いらしい。トランスで絶縁されているなら電位は相対的ですからそうなるわな。マイナス側のスイッチング電源のアース処理には注意が必要ですけど。
 電源が解決したら設計を進められます。

#器具の製作

2024年6月4日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 中華電機の器具類を XLR3P から XLR5P へ換装中。ケーブルは XLR3P の方が安いし音響のも使えるので良いところもあるのですが、3P だ 5P だと使い分けるのが面倒なので 5P に統一する方向で整備中です。XLR5P の国内正規品は高価ですが、中華電機のノイトリック互換品(数世代遅れ品)は安価です。XLR5P ケーブルコネクタは200円程度、レセプタクルに至っては100円しません。
 XLR5P に取り付ける専用基板も作りました。内部配線まで手を入れたくないためです。XLR5P レセプタクルの端子を差し込んでハンダ付けし XH コネクタで出すものです。オスもメスも取り付ける1枚基板にしたかったのですが、器具によってオスメスの取付間隔が数ミリ違うので使いまわしが出来ません。オス側だけ基板化し、メス側はケーブル出ししてオス側の基板に挿します。PCBGOGOさんで作ってもらい75枚38ドル、1枚あたり50セントでした。
20240604121129-admin.jpg 202406041211291-admin.jpg
 コネクタの固定はブライドリベットです。元々はネジ止めでしたが、ナットを入れるのが大変ですし、滅多に外しませんのでいいかなと。

 当面の改造課題の試作は終わりなので今後はライン作業ですが、満足なハンダ付けを出来る人材が少ないのでどうしたものか。
 DMXケーブルは数年前に大規模なライトアップで使った残材で増やせそうです。カナレさんのDMX203が数百メートルあります。カナレさんの4E6Sよりもハンダ付けは楽なので皆さんに練習してもらいましょう。

 余談ですが、中国の話。
 主要メディアではそれほど報道されませんが、中国では不動産バブルが弾けて大騒ぎだそうな。部品関連の業者さんも親会社がこういったところだとどうなるものかと心配しています。
 ただ、中国に協力会社を持つ知人によると、バブルに踊ってイイ気になっていた人たちが溺れているだけで、バブルに踊らす地道に真面目にやってきたところは影響が少ないとか。この辺りは日本で不動産バブルが弾けたときと同じですね。

#器具の修理
 
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 MPLABXv5.5 にて PIC の書き込みが出来ました。
 以前はその場しのぎの成り行きでやっていたので、今回は設定と手順をまとめた次第です。
 MPLABX の操作・設定、コンフィゲーションビットの設定、XC8 の書式がわかれば MPLABv8 と大差ありません。この辺りがモヤモヤしていると言えばそれまでなんですけどね。
 ただ、Pickit3 は動くのですが Pickit4 はダメ。PIC を見つけてくれないし、Pickit4 とは別に不明なシュミレータ/プログラマも表示される。壊れているのか設定が間違っているのか、新品を買って比べるのがいいのでしょうが、Pickit3 で当面はしのげるので様子見です。

#PIC
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 MPLABv8とMPLABXを共存させる場合、「MPLAB driver switcher」を用いてUSB接続されるデバイスのドライバを切り替えなければならないらしい。
 ただし、MPLABXの後にMPLABv8をインストールするとスッキリしない。バージョン順にインストールするのがいいらしい。
 バージョンによる境界だが、MPASM が付属し使えるのは MPLABXv5.35 まで、Pickit3 が使えるのは MPLABX6.2 までらしい。

#PIC

2024年6月2日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

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 今更ですが、PIC の開発環境を MPLAB-X に完全移行しています。このところ PIC のソースコードを書いていなかったので取り急ぎの必要がなかったのですが、DMX のスプリッターを増産することになったのでこの際といったところです。
 問題点はアセンブラが MPASM から XC8 になったためソースコードの記述が違うことです。
 以前にも少し書いたのですが、整理したので改めて揚げてみます。

1)ラベル文字の最後に ' : ' をつける
例:
--- MPASM ---
LOOP
 NOP
 GOTO LOOP
--- xc8_asm ---
LOOP:
 NOP
 GOTO LOOP

2)0x以外の数値識別子が異なる
例:
--- MPASM ---
2進数  B'01001111'
8進数  O'72'
10進数 D'34' または .34
16進数 H'4F' または 0x4F
--- xc8_asm ---
2進数  01001111B
8進数  72Q
10進数 34
16進数 04FH または 0x4F

3)cblock は使えないので equ を使用する

4)org の代わりに、psect を使用する
 コードの開始アドレスを指示するのだが、二か所に記述する。これまで ORG を書いた本文の位置と Linker に記述。
例1:
 インデックスの名前を Code_Start としアドレスを 0x0000 とする場合。
(1) 開始アドレスを与えたいコードの直上に次を記述する。ORG の代わりに用いるものである。
PSECT Code_Start,class=CODE,delta=2
(2) <project properties ダイアログ> <pic-as Linker> <Custom linker options> に以下を記述する。
-pStart_Code=0h

例2:
 インデックスの名前を Int_Vec としアドレスを 0x0004 とする場合。
(1) 開始アドレスを与えたいコードの直上に次を記述する。ORG の代わりに用いるものである。
PSECT Int_Vec,class=CODE,delta=2
(2) <project properties ダイアログ> <pic-as Linker> <Custom linker options> に以下を記述する。
-pInt_Vec=4h

例3:
 インデックスの名前を Tables としアドレスを 0x0400 とする場合。
(1) 開始アドレスを与えたいコードの直上に次を記述する。ORG の代わりに用いるものである。
PSECT Tables,class=CODE,delta=2
(2) <project properties ダイアログ> <pic-as Linker> <Custom linker options> に以下を記述する。
-pTables=400h

5)コンフィグ指定は、xc8 の形式とする
MPLABX のメニュー [Production] [Set Configuration Bits] を用いると各項目の設定から以下のようなコードの生成まで出来るので本文の冒頭にコピペする。
例:
; CONFIG1
 CONFIG FOSC = EXTRCCLK    ; Oscillator Selection bits (EXTRC oscillator; CLKO function on RA6/OSC2/CLKO)
 CONFIG WDTE = ON       ; Watchdog Timer Enable bit (WDT enabled)
 CONFIG PWRTE = OFF      ; Power-up Timer Enable bit (PWRT disabled)
 CONFIG MCLRE = ON      ; RA5/MCLR/VPP Pin Function Select bit (RA5/MCLR/VPP pin function is MCLR)
 CONFIG BOREN = ON      ; Brown-out Reset Enable bit (BOR enabled)
 CONFIG LVP = ON       ; Low-Voltage Programming Enable bit (RB3/PGM pin has PGM function, Low-Voltage Programming enabled)
 CONFIG CPD = OFF       ; Data EE Memory Code Protection bit (Code protection off)
 CONFIG WRT = OFF       ; Flash Program Memory Write Enable bits (Write protection off)
 CONFIG CCPMX = RB0      ; CCP1 Pin Selection bit (CCP1 function on RB0)
 CONFIG CP = OFF       ; Flash Program Memory Code Protection bit (Code protection off)
; CONFIG2
 CONFIG FCMEN = ON      ; Fail-Safe Clock Monitor Enable bit (Fail-Safe Clock Monitor enabled)
 CONFIG IESO = ON       ; Internal External Switchover bit (Internal External Switchover mode enabled)

6)オペランドでの SFR の表記に注意する
 詳細が長すぎるのでここでは割愛


追記
 不思議な現象が発生。
 MPLABXv5.5ではアセンプルが通るのにv6.2ではエラーが出て通らないプロジェクトがある。アセンブラはどちらも同じバージョンのXC8。
 エラーメッセージを見ると書いたソースコードではなく内部的なツールにエラーが起きているとある。
 さて、とこから詰めていきましょうか。

#PIC