2022年1月3日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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あけましておめでとうござます。
本年もよろしくお願いいたします。

正月は実家・親戚に顔を出し、少しだけ正月大掃除(普通の掃除?)をやり、仕掛品ラックを作って終わりそうです。
年々工作の内容が細かくなる(木工なら切り出しの精度出しやら出来るだけ丁寧に面取りをしてしまう)もので、一品当たりの所要時間が長くなります。
自分で使う物なら時間に合わせて手は抜くのですが、それでも切ってビスで絞めて終わりってことはないので、塗装まで含めると一品に数日かかってしまいます。
塗装は木くずが出ない様に目止めすることが主目的です。仕上がりは求めず表面を固めているだけですが、3回くらい塗らないと目は止まりませんので時間はかかります。
やらないと終わらないので、寝正月とはなりませんねぇ~。

そうそう、自宅のオーディオのアンプ(パソコンの音声用)が壊れたので新調したのですが、どうやら5.1chのリア1chが鳴らない。
レイアウトの都合でパソコンからはSPDIFで送っていますが、アナログ入力だと鳴るのに鳴らない。
バラして調べたところ、SPDIFから来るDAC回路か入力切替のリレーが不調らしい。
オシロスコープで回路を探らないとわかりませんが、腰を据えての作業になるので今は出来ません。
手ごろな物(SPDIF入力あり5.1chの小型品)が他に無くて中華製の安物を選びましたから仕方ないかな。安いには裏があると。価格の割に音はいいのですけどね。

追記

修理せずサウンドカードからアナログで繋ぐことにしました。パソコンから繋がるケーブルが1本から3本になりますが、ケーブルの価格を見たら試行錯誤するのが馬鹿らしくなるほど安かったし、アンプのDACは悪くないけど直してまで使いたい音でもないので、サウンドカードのDACを使うことにしたのです。つまり、サウンドカードのアナログアウト(モノ換算6ch)をアンプに繋げるワケです。アナログならパソコン側でクロスオーバー周波数を調整出来るのもあります。

#ガチ工作
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仕掛品ラックを完成させました。
櫛状に受けを作り、M12の寸切りボルトで横繋ぎしています。
合板を貫材よろしく細く切って重ねる方式ですが、ホゾ切りするのに比べたら圧倒的に簡単なのに同等の強度が出ます。ホームセンターで細長く切ってもらい、あとは自分で切って組み合わせていきます。
12mm厚を3枚重ねるので36mm厚となり、赤松などの垂木よりも強度があります。
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アームに小型の番重を乗せて使います。直接重ねずに重ねるワケです。内容物に背丈があって入らないのは嫌ですが、これなら上の段を空ければ大丈夫。
A4サイズくらいの番重が32枚収納出来ます。最下段には錘を兼ねて使用頻度の高い工具を入れますが、これに入らないほど仕掛品を溜めるなよ!という目に見える戒めになりそうです。
精度は売り物にならないレベルですが、12mm厚の合板1枚で作れたので安く済んだし、自宅の作業場に据えたところ使い勝手はお世辞にも良い。
塗料は余っていたワシンの1液ウレタンニス ですが、固まると目が止まって強度が増すので良いですよ。あと2-3日は硬化待ち(テレピン油臭が抜けるのが目安)で使えませんケド。

更に24時間以上乾燥させた後にペーパーで均してからもう1層塗って仕上げたいところですが、使えるレベルになっているし、塗料は買い足さないといけませんし、この先作業出来るのは10日後だしで、これ以上手間と費用をかける品物でもないので「まぁいいか」の完成宣言。
写真を撮った後にスクリューベースを取り付けました。

#ガチ工作 #ノリと勢いスイッチ
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千鳥工房さん の動画は好きでよく観てます。

職人主張がなくて軽ーくアホな風味が好きなのもありますが、やっていることは凄すぎて真似出来そうにありません。
その世界の神髄など知りませんが、薄板加工の勉強になります。
ちなみに、関西ペイントさんのエスコの使い方を勉強したのはココです。機械強度は2液ウレタンのトップコート系に負けますが、機械強度を求めない防錆下地としては凄く優秀な塗料です。紫外線耐性の高い塗料を仕上げに塗ればまず錆びません。

#関心したネタ
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タイムコードの規格を整理しています。
HP にナガラ書き起こしです。
ちょいとわからんところもあるので、今のところ自分向けの防忘禄という「オレメモ」であります。

我ながら同時進行のネタが多すぎるような気もしますが、ノリと勢いスイッチが入らないと何もしない気分屋ですから仕方ありません。
今は沢山のスイッチが入っているのであります。

#ノリと勢いスイッチ

2022年1月4日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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年末年始休暇も今日で終わり。珍しく一週間ありました。
始業時間が自由なだけでオフって感じは全くしませんでしたけどね・・・
喰って寝て体力の回復を図ったり、終わらない本業をやってたのもあるけど、趣味という煩悩を撒き散らしたのが一番よくないかな。

ちなみにArt-Netには全く手を付けられず。
目の前のライトアップをデザイナーチームに引き渡し、自宅の工作部屋を片付けてからでしょうねぇ。

明日から本業の勤務が始まります。
ライトアップで使うプロジェクタ群の箱に現地施工で冷暖房を仕込むことからです。灯を入れれば箱内は高温になりますので冷却が必須であり、深夜早朝の冷え込みで結露しないように暖房もしないといけません。
これが簡単そうでなかなか難しい。前回の反省から仕組みを変えたのが蛇を呼ぶか否か。
使用環境を模したテスト環境なんて作れません。フォークリフトが入れる様な大型冷凍庫でも間借りしないとね。

#ノリと勢いスイッチ

2022年1月6日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ライトアップの仕込みが終わるか!ってところで雪が積もり始める。
あと2時間くらいの作業量ですが、雪が積もったイントレに登って作業したくありませんから終業です。何が何でも今日中に仕上げないといけない課題でもありませんし。
都区内ほどではありませんが、積雪に慣れがない地域は大騒ぎです。

そういや自家用車が丸坊主な夏タイヤ。
雪が止んだのを見計らってスタッドレスタイヤに換装。寒いったらないけど、明朝の凍結に備えておかないといけません。
滅多に雪が降らない地元は降っても数時間で止むのがほとんどですが、降雪の後の夜は星空になって明け方にはバリンバリンの路面凍結になりやすいのです。
これはこれでとても怖い。

外を見てきたところ綺麗な星空ですが、溶けかかった雪がバリンバリン化し始めております。
怖い、怖い。

#本業 #日常
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仕掛品ラックは塗料が硬化してイイ感じです。
工作部屋の片づけは進む先が見えてきたので一安心。
本気片付けはライトアップの引き渡しが終わってからかな・・・。

空き時間をやりくりして少しずつ確実に進めるのが「キチンとした人」なのでしょうが、わたしゃ気分屋で怠け者ですからそんなことは出来ません。
いや、今は出来ないのとは違うのです。体力を回復させる体力を残しながら日々の作業を進めていかないと身がもたないのです。
節々が痛いんじゃなく、喰って寝てもあまり回復しない齢半世紀のオジサンが連日の筋肉痛。

#日常

2022年1月9日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ここ数日、地元の消防団の出初式やら成人式のイベントでホール管理の増員に出ていました。
つて、基本の式典仕込みをするだけなので、仕込んでしまえば操作盤の置物になるだけ。
ちょうどいい空き時間が出来たので書き物を進める。
タイムコードのネタが随分進みました。
解説コーナーというより、自分で製品を作る際の資料整理と基本設計の場になっています。
けど、誰かが読むかもしれない文書としてまとめる作業は自分しか読まないメモとして殴り書きするより具体的に整理できるかもしれません。
読んでわかる人は少ないかもしれませんが、自分向けにはわかりやすく書くことになるので後日の自分向けのメッセージとしては価値が高いと思われます。オレメモの新しい書き方ってことで。

#ガチ工作
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友人と新年会をしてきました。
想うことは人それぞれ色々あるのだなと思ったり。
されど、自分評価かもしれませんが、今までやってきたことを有難がってくれるご意見があることには感謝であります。

#日常

2022年1月12日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ライトアップは今日明日で引き渡しをすれば終わりです。メンテナンスやプランナーチームからの要望に対応することはあるでしょうが、これで一区切りです。
良くも悪くも1月はこの後ヒマです。正しくは現場がとても少ない。
年末に事務所や倉庫の大掃除が出来ませんでしたので多少はやるにして、仕掛品を出来るだけ進めたいところです。

進めたい仕掛品は客席テーブルです。
溶接作業なので条件が整わないと進められませんが、このタイミングで試作品を仕上げてしまいたいですね。

#ガチ工作
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ライトアップは荒天でプランナーチームの作業に遅れが出たので今日の作業が明日に繰り越し。
待機というか課題無しの日になる。
このタイミングを逃すのは勿体無い。客席テーブルを一気に進め、塗装も開始。
塗装はミッチャクロンまで塗ったものの日没後に気温が下がり過ぎて先には進めず。

塗装の前に仮組みしましたが、どうやらイイ感じ。
脚は折脚ではなく差し込み脚です。差し込み部にもう少し強度が欲しい気もしますが、これ以上質量を増やしたくないこともあり、このバージョンはこれにて。
今手を付けているのはver4.5です。折脚機構のver4を作り変えてver5の差し込み脚をテストすることにしましたので、間のバージョンという意味です。
壊すつもりで乱雑に扱って要所の確認をするつもりです。

#ガチ工作
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風呂に入ったところ「鉄」の匂い!
水道か!頭皮切って流血か!なんだ!
自分が鉄粉まみれになっていて、お湯をかけたら匂いが立っていたのでした。
丸洗いしてスッキリ。

#日常

2022年1月13日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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客席テーブルは基本的な機能を作り終えましたので、抜いた脚の収納などの細かい艤装を整理し始めました。
脚の収納はちょうど良くハマる受けに差し込んでスプリング蝶番を用いた跳ね返りフックで固定する方法です。収納場所は天板の裏側です。
課題は、収納した脚を持ち手代わりに運んでも外れず、付け外しが簡単なことです。
簡単そうで難しい。

#ガチ工作
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客席テーブルの天板には試行錯誤の名残りのネジ穴が沢山空いています。気にしなきゃいいのですが、無いにこしたこたない。
ネジ穴を塞ぐ方法はいろいろありますが、捨てネジを裏から入れ、表から2液式のエポキシ接着剤を入れます。接着剤ですから食い付きがよく、2液式ですから厚盛りしても固まります。何よりも、硬くなるけれど適度に柔軟性もあるのが良い。
パテは硬度はあるけど脆くて肉やせしやすいので、盛り込むと形のまま取れてしまうことがあります。
固まったら手直し程度に更に塗り、ペーパーで慣らしからウレタン塗装を上塗りして仕上げです。
ちなみに、2液エポキシ接着剤はヒートガンで温めるとサラサラになります。溶剤の揮発などではなく化学反応で固まるので温度を多少上げても性質はあまり変わりません。今の時期は室温でも粘り気が強く扱いにくいのですが、ヒートガンで硬度を調整すると塗り込むというより流し込むに近くなり作業し易いです。

ver5の天板は合板にFRPのエポキシを塗ろうかと検討中。扱いはいささか面倒ですが、硬くて丈夫だし、硬化すればアセトン以外の溶剤では溶けません。ガラス繊維を塗り込むのが本来の方法ですが、そこまでの強度は不要と思われるので、丈夫な塗料として使えばよいかと。ツヤツヤになってしまうのは問題ですが。

#ガチ工作
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客席テーブルの仮組み写真です。
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脚の長さはボールロックピンを用いて25mmピッチで調整できます。無段階調整機構は座屈が怖いので用いません。
赤茶色の角材が座席の肘掛けに乗せるバーです。この方法が是か非かは劇場さん次第ですが、結局は背もたれや肘掛けに加重をかけるならキチンとかけた方がマシだろうという発想です。もちろん毛布やクッションなどで養生した上に乗せた方がいいでしょう。
伸縮脚の機構のために多少のガタはあります。私は気にならない程度ですけど。
強度は私が乗って揺らしても平気なので十分でしょう。

#ガチ工作
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客席テーブルはver5仕様の脚が使えそうなので気分としてはアルファ版からベータ版に格上げです。脚が決まらないと細かい部位を考えても意味がありませんでしたが、ようやく次のステップに進めます。
脚まわりは一見シンプルですが工数が多いのです。脚6本+脚受け+アームレスバーを作るのに丸々1週間かかります。アイデアが出ても試作が進まなかった理由でもあります。
早くver5を完成させて手離れしたいですね。

#ガチ工作

2022年1月14日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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ライトアップは引き渡し終了。今後はプランナーチームから直しが出れば対応する程度です。
プランナーチームの作業が終了したら、イントレやらプロジェクタの仕込み内容を調査し、あるのかわからない次回のための資料作りでしょうか。

ライトアップの現場に入る前に客席テーブルの見直しをしました。
ver5仕様の脚は思った以上に丈夫で扱いやすいようです。何度か現場で使わないと見えてこないこともあるでしょうが、大筋はいいのではないかと思います。
今後は、塗装を仕上げつつ、アームレストバーや外した脚の収納の検討です。天板の裏側に収納して一つのパッケージになり、一目見て欠損物がすぐにわかるようにしたいところです。

明日は現場が飛んで体が空きました。ライトアップの現場は遅くならずに上がれそうですから、今夜のウチに天板の穴塞ぎを終わらせてしまえば天板の塗装を進められそうです。

#ガチ工作
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客席テーブルを仕上げていく中で解決しなければならない課題が一つ。
現在進行中の試作では目をつぶっていますが、脚パイプの内側をどうやって塗装するかです。溶接をしますから加工後に内壁にも錆止めをしないといけません。
管の内壁を塗装する専用の工具は存在しますが高価であり、専門家に頼むのは工賃がかかり過ぎる。ホームセンターで買えるありふれた用具のアレンジで簡単に出来ないものかと思索中。

追記
細めの塗装ローラーを使ったらどうかと。
そのままでは使えませんが、交換式のローラーをハンドルに付いたφ6mmの丸棒に差し込んで使うタイプなので、同じ径のステン丸棒をローラーに刺して「きりたんぽ」状態にしてパイプの中に突っ込むのです。キレイに塗れなくても錆にくくなればいい。
試してみましょう。

#ガチ工作

2022年1月15日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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客席テーブルは天板の穴を塞ぎ仕上げの塗装を完了しました。
脚回りの収納を作らねばなりませんが、一応使える状態です。

天板に使った塗料は「ニッペ ファインウレタンU100」です。
ハケには「ハンディクラウン ワンタッチコテバケ」を使いましたが、コレいいですよ。
コテバケは平面を塗装するための用具です。仕上がりは下地次第ですが、ハケやローラーよりも圧倒的にキレイに仕上がります。厚塗りにならないので乾燥も早いです。

#ガチ工作
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 ver4.5は塗料の硬化待ちで触れませんから、ver5を作る材料を試験していました。
 特に天板です。高価な材料は使えませんし、手間がかかり過ぎてもいけません。
 今のところ、主材に合板を使い、FRPで使うエポキシ樹脂を下地として塗り込むのが良さそうです。まだテスト中で結論には至っておりませんが、エポキシ樹脂はウレタン塗料より硬くて丈夫ですし、ガラス繊維を固めないなら塗料の一種として使えばいいだけです。
 どのみち許せる価格帯にカットしただけで使える板材はありませんので、塗るなり貼るなり、何かしらの表面加工は必要です。板材にシート状の素材を「貼り付ける」作業は案外難しいので、塗装で済むならその方がいいと思われます。
 FRP用のエポキシ樹脂は粘性を調整する方法がわからなかったために使用を控えていましたが、アセトンを加えれば良いとのことで解決。スチレンを推奨する情報もありましたが、エポキシ樹脂をスプレーする際にはアセトンで柔らかくするそうですから、ハケであってもローラーでもあっても同じことでしょう。この辺りは初めて用いる手段なので試しましょう。
 後は、エポキシ樹脂の表面に色を付ける方法です。難塗装物だから専用塗料でないと絶対ダメ!という話もあれば、足付けすれば缶スプレーのラッカーでもOKという話もあります。ミッチャクロンマルチも、意味無し!無駄!という人もいれば、最高!という人もいます。どの方法が正解というよりそれぞれの好みといった感じです。私好みの施工方法を見つけるしかありません。
 小さな合板にエポキシ樹脂を塗ってテストしているので、上塗りまで確認しましょう。

 これらの方法が確立したら木工の仕上げがレベルアップすると思います。

#ガチ工作

2022年1月16日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 エポキシ樹脂を塗った合板はとても良い。
 薄塗りをペーパーで均しましたから塗膜は薄いのですが、柔らかい木肌が半硬化と思われる段階で無垢なラワン材より硬くなっています。
 上塗りは、足付けを兼ねてペーパーで均した上にミッチャクロンマルチを塗ってラッカーを吹きましたが、予想以上にガッツリ着いています。
 エポキシ樹脂もラッカーも完全硬化は明日ですが、強度をシッカリ評価しましょう。

#ガチ工作

2022年1月17日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ポリエステル樹脂を塗ったテストピースは完全硬化しました(これまで「エポキシ樹脂」と書いていましたが、正しくは「ポリエステル樹脂」です)。
 いいですねぇ。惚れ々々します。
 昨日はポリエステル樹脂を塗って15時間経過での確認でしたが、公称24時間硬化を過ぎると本当にカチカチになっております。
 手触り感はプラそのものです。木材感が無くなるので家具や日用品に使うと色気が無くなってしまうかもしれません。

 レシピは次の通りです。

● 使う物
 ・ポリエステル樹脂
 ・硬化剤 (必ず樹脂の専用品を使う)
 ・アセトン

● 塗布の流れ
 1) 合板の表面をペーパーで均す。加工前の表面状態にもよりますが、#80,#120,#180と進めて目地を整える。
 2) 合板の表面をキレイにする。削りカスをエアーで飛ばし、硬く絞った水雑巾などで拭く。水分が飛んだのを確認してから次の作業へ。
 3) 塗布1層目。
 3-1) ポリエステル樹脂を容器にとる(30cm四方で30gくらい?)。硬化剤を指定量入れてよく混ぜ、アセトンを加えて柔らかくする。いわゆるシャバシャバの1歩手前くらいで木の繊維に浸み込んでいく粘度。
 3-2) ハケやローラーで塗り込む。木目に沿って進めた方がよい。薄く繊維に浸み込ませるイメージ。
 3-3) 気泡を潰しても木目から次々浮いてきてしまうけれど、1層目が固まらないと抑えられないので、気泡潰しはある程度にする。
 4) 塗布2層目
 4-1) 硬化時間は24時間だが、指で触って硬さを感じる程度に(ペーパーで削れる程度に)固まればOK。3時間くらい?
 4-2) ペーパーで表面を均す。気泡が浮き、木肌の凹凸が強調されているが、平らにしようとし過ぎると地肌まで削ってしまうのでほどほどに。#120,#240,#320と進める。
 4-3) 削りカスは出来る限り除去する。エアーで飛ばし、シリコンオフで拭く。
 4-4) ポリエステル樹脂を容器に取り、硬化剤を指定量入れてよく混ぜる。原液のままでもいいのだが、粘度が高くて塗り難そうならアセトンを入れて調整。気温、液温、何で塗るかによる。
 5) 3層目以降はお好みで。手順は2層目と同じ。塗膜の状態次第だが、2層塗ればかなり硬くなるので、3層目は強度を増したい場合やポリエステル樹脂で仕上げる場合でしょうか。
 6) 表面に別塗料を塗布する場合、#400,#600,#800,(and more?)と進めて足付けをし、専用シーラーやミッチャクロンマルチで下地を作った上に塗る。

 仕上がり具合は塗装の練度と根気によります。

#ガチ工作
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 客席テーブルver4.5は大詰めです。
 短脚の差し込みを増やし、脚の収納をまとめています。
 短脚の差し込みとは、アームレストバーに乗る脚を刺す天板側のソケットのことです。短脚の取り付け位置は背もたれの高さや傾斜、客席の段差によって望ましい位置が違ってくるので悩んでいましたが、発想を変え、ベストな1か所を求めず数か所(とりあえず2か所)あればいいんでないか?としたワケです。ソケットの数や位置は使った上で将来調整です。
 脚の収納はまず短脚から。使ってみないと良し悪しはわかりませんが、一目で使い方がわかってシッカリ固定出来る様にしたつもりです。明日、時間があれば長脚の収納にも手を付けましょう。

 切った貼ったの工作は楽しいですが、いい加減、客席テーブルを終わりにしたい・・・

#ガチ工作

2022年1月18日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 テストピースに塗ったポリエステル樹脂は更に硬度を増していました。
 ウレタン系の塗料も十分に硬くなりますが、ポリエステル樹脂は更に硬いです。
 ペーパーを当てるとわかりますが、ウレタン系は消しゴムのカスみたいな粘り気のある削りカスになりますが、ポリエステル樹脂は「粉」です。これだけでも特性の違いがわかります。
 かといって、ポリエステル樹脂が万能でもありません。材がたわむなら柔軟性のあるウレタン系の方が良いでしょう。

#ガチ工作
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 明日からの現場に客席テーブルを送り込みます。私は行きませんけれど。
 まだ完成ではありませんが、使えるには使えるので使ってもらいます。
 エラー出しは使ってナンボです。

 裏面の写真です。
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 長脚の収納は台座を仮付けした状態です。塗装や固定機構はまだです。長脚は仮にガムテで止めています。
 肝は脚を差し込んで固定する機構です。ネジを中心に直行する2平面の3点ホールドになるので見た目以上に脚が固まります。差し込む脚の先端に45度の角度で入ってくる絞めネジを受ける面を作るのが地味に手間がかかる加工です。

 総重量は6尺の折脚テーブルより少し重いくらいです。脚が6本あって謎の角材がありますからそんなに軽くは作れません。
 ver5では天板の構造をアルミフレームにします。値は少し張りますが、木で作ると材料費は安いのですが手間が凄いので、工賃を加味すればアルミフレームの方が安いと思います。

#ガチ工作

2022年1月21日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 急ぎの案件で穴空け作業をしています。
 例のライトアップの追加品ですが、7mm角の角パイプにφ3.5の貫通穴を3カ所づつとのオーダー。それを100本。
 単純計算では300穴ですが、表面がわずかに波打っているので普通のドリルでは先端が滑ってしまい位置が出ませんので一発空けは出来ません。断面形も歪んでいるので貫通空けも出来ません。
 面ごとにエンドミルやセンタードリルで下穴を空けてからドリルを当てます。つまり1,200回です。
 仮に1穴30秒としても10時間かかる計算です。アホか。

#ガチ工作 #本業
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 穴あけはヤリきりました。
 明日から現場が続きますから終わらせるしかありません。
 段取りを整理し、切断も含めて7時間。
 今日はこれ以上何もしたくありません。

#ガチ工作 #本業

2022年1月23日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 ライトアップや客席テーブルver4.5などの取り急ぎの物件に区切りが付いたので、Art-Netの実験を始めていこうかなと。
 その為にもRaspberryPiの整備からです。7インチの公式タッチパネルディスプレイを使った開発機を組みましょう。

#[Art-Net] #[RaspberryPi]

2022年1月24日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルver4.5が現場から帰ってきました。
 基本機能は良いようですが、天板の塗装がイマイチです。ゴム脚の形に凹んでいます。
 ウレタン系の塗料を使っています。母材の合板も柔らかい物ですから、見た目はキレイでも硬度が足りなかったのだろうと思います。
 塗装を剥がしてポリエステル樹脂でやり直してみましょう。
 その前に、ポリエステル樹脂のテストピースをFクランプで絞めてゴム脚の痕が付いたのに近い環境を再現して確認します。

#ガチ工作

2022年1月26日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 テストピースをFクランプで絞めてみたワケです。ポリエステル樹脂は大して凹みもせず良い感じですが、表面に塗布したラッカー塗料がFクランプに乗り移って剥がれました。爪で掻いても痕が残らない仕上がりだったのですが、ゴム脚が付いたケースを載せたらどうなるか想像できます。
 ポリエステル樹脂は良いのですから、クリアニスと思って木肌色で仕上げるか、顔料を混ぜて色付けするかです。木肌色でも良いと思うのですが、折角なので色付けを調べてみます。

 ポリエステル樹脂着色剤
 どうやらありそうです。

#ガチ工作
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 ポリエステル樹脂に加えることが出来る顔料を発注しました。
 色は「青」です。テーブル面が黒だと置いた小物を見失いがちだからです。許せる範囲で明るい色が使い勝手が良いと考えています。
 ミディアムグレーにしようと思ったのですが、ラインナップの都合で今回は「青」にしました。黒と白を使って調色する手もありますが、そこまではしたくないかと。。。
 塗れたらゴム脚に加重をかけて数日放置と擦れを試さないといけません。ダメなら硬さがある耐摩耗性が高い樹脂板を検討です。

#ガチ工作
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 公式7インチディスプレイを使ったRaspberryPiの開発機を作ろうとしていますが、自分で部品を作るのは面倒なので公式のケースをオーダーしました。
Raspberry Pi 4B 専用 & 7インチ タッチスクリーン液晶用ケース 公式メーカー
 イチイチお金がかかるのは問題ですが、基板や配線を保護する筐体を3Dプリンタで自作すると設計とプリントで膨大な時間がかかりますし、消費するフィラメントのコストも無視できませんので、これならいいだろうといったところです。

 公式ディスプレイを用いる主な理由は将来的な入手性です。一般的に部品としてのモニタパネルは足が早く、1年後に同じ物が手に入らないなどザラですが、公式品なら数年後でも同じ物が手に入る可能性が高いと思うのです。
 解像度は800x480ですが組み込み用途なら不足でもありませんし、タッチパネル機能を加味すれば安価な部類です。公式品ですから接続に不安もありません。
 何よりも、組み込みとして作る場合にワイヤリングのメリットがあります。HDMIやUSBで接続となるとパッケージする際にコネクタ類が邪魔になりますが、専用のリボンケーブルならスッキリ収納出来ます。

#[RaspberryPi]
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 近所の劇場さんのご厚意に甘えて客席テーブルをテストしてきました。
 天板の下が暗くて見にくいのはご勘弁ください。

● アームレストバーを使った設置
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● 座席をまたいだ設置
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 自分は基本的にOKだと思います。この先は使う人の好みです。

 課題はいくつかありますが、最たるものは塗装です。すでに剥げて生地が見えてしまったところがあります。
 天板の角は擦れ易いのでいずれなることですが、ほんの数回でこれでは話になりません。
 ポリエステル樹脂を使えば機械強度が増すのはわかっていますが、果たして求める強度になるかは未知数です。
 材質の選定も含め、この辺りは大幅な見直しをします。

#ガチ工作

2022年1月27日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルは意匠的にはOKだと思うので、次は天板の耐摩耗性を上げつつ構造の単純化と軽量化を目指すことになります。

 ・・・言うの簡単ですがどうしましょう。
 プラダンの親戚に「プラパール」という、俗称プチプチを肉厚で丈夫な素材で作った板材があります。一種のハニカム構造になっているワケです。調べたところ、肉厚が10mmの物があり、同じ厚みの合板に等しい強度をもっているとかいないとか。価格が現実的ならサンプルを取り寄せてみますか?
 ver4の天板にはラワン合板ではなくファルカタ合板を使っていますがこれが軽い。比重が0.4弱。ちなみにラワン合板は0.6前後。これより軽くて丈夫ならプラパールの線もありです。

#ガチ工作
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 先日購入したLED-BARの箱を加工してみました。
 内容物は中華電器の長さ1mの製品ですが、合板製の受けを入れて収納します。
 箱屋さんに硬質ウレタンの受けを作ってもらおうかと思ったのですが、出来る限り安く済ませたいし、ポリエステル樹脂の試験にもなるので自作。
 使った箱はコレです。期待以上にピッタリサイズ。軽くて丈夫。

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 ポリエステル樹脂を塗って仕上げるつもりですが、木ボンドの水分の逃げ道が無くなって硬化しきれないかもしれないので、塗布は木ボンドが完全に硬化してからです。1週間くらい?
 と、思いきや、ポリエステル樹脂の塗膜厚を考えてない。良くも悪くも塗装前の状態で遊び無しのピッタリ寸法なので、ポリエステル樹脂を塗ったら入らなくなるかも。ポリエステル樹脂は厚塗りしてナンボですから0.5~1.0mmくらい塗りたいし。
 どうするかは木ボンドが固まってから決めます。少し寸法を間違えてもいるし、最終的にかなりの数を作るから1セット増えても影響無いし、これは試作として作り直してもいいかも。

 合板でこういった仕切り形状を作る場合、単なる突合せだと強度が出ません。理想は溝を掘って差し込むのがいい。
 けれど溝を掘るのは面倒なので、寸法が許す範囲で互い違いに合わせるといいです。積み木作りです。

#ガチ工作

2022年1月29日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 客席テーブルの脚やアームレストバーの収納をまとめてみました。
 写真を撮っても何かと黒くてよくわからんので掲載はしませんが、荷締めベルト メタルバックルを使って固定します。
 ベルトにビスを通して天板に留め、固定物を撒いて固定します。引き角度によっては傷みやすくなりますので、ビスの軸に対してベルトが直角に引かれる様に合板で受けを作ってあります。
 シッカリ固定されましたのでイイんでないか?

#ガチ工作
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 ケースが入荷したので、開発機のRaspberryPiを組みました。
 寸法ズレが酷いケースですが、ネジ穴を調整して収める物が収まりました。
 配線の保護は期待通りなのでいいかなぁ・・・と思いつつ、価格の割に酷いので二度と買わないと思う。
 今はアップデート中なので電源を切れませんが、ACアダプタで使える様にDCコネクタを付けて可搬性を高めましょう。電源は専用USB端子ではなくGPIOに入力した方が何かと良いのです。

 ・・・と、DCコネクタのハーネスは作りましたが、ケースに穴を空けるドリルが手元にない。
 日を改めて仕上げます。

#[RaspberryPi]

2022年1月31日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

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 3Dプリンタの仕上がりが稀に酷いことがあります。
 常にではないのでプリンタの故障ではなさそうですが、フィラメントが湿気を吸ってしまうと発生しやすい症状のようです。
 過去事例では、室温を30度前後、湿度40%以下の環境でプリントした2-3品目では良い結果が出ていましたので、低湿度にしばらく晒すと改善するのだろうと思われます。
 室内をこの状態に維持するのは無理ですが、フィラメントを低湿度で保管することは可能です。
 ドライキーパーを買ってみました。小型の乾燥庫です。
20220131093537-admin.jpg
 フィラメントをこの中に数日間保管してからプリントしてみようと思います。

#ガチ工作
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 本業も工作も取り急ぎの課題が無い状況です。精神的に追われる感覚が無いのは久しぶりです。
 Art-NetをRaspberryPiで扱う研究の準備は進めていますが、気持ちとしてはユッタリしております。
 ヒマってことは稼ぎが無いことでもあるので、あまり良い状況でもないのですが・・・

 Art-Netを扱うRaspberryPiでは同一ゼグメントのIPアドレスを振った2つ以上のNICを別ゾーンとして扱うことが肝になります。入力のArt-Netと出力のArt-Netを1つのRaspberryPiで扱うには必要条件です。
 この状態はサーバーやネットワークを複雑に組むと発生し得ることなので可能だと思うのですが、私が適切な設定やプログラミングを出来るかは別問題なので、その研究というか勉強をするワケです。

 となると、実験用に複数のRaspberryPiが必要です。
 1台は公式7吋モニタで組んだ方が後々の表示作りで都合が良いと思いますが、他はモニタを持たずにSSHでアクセス出来れば済むので、数台をまとめられる箱もあるといいですね。
 この様な箱は既製品にもあるにはありますが、RaspberryPiを束に出来るだけで、電源が考慮されいないだけでなく組んでしまうとGIPOに触りにくい状態になります。これじゃダメです。
 作るのも面倒なので改めて探してはみますが、キレイにカットしてキレイに塗装した1枚板に必要な物を取り付ければそれでもいいのかな?とも思っております。

#[Art-Net] #[RaspberryPi]
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 Art-Netを扱うためにはNICのアドレスを設定しなければなりません。
 手計算した値をOSに手打ち設定をしてもいいのですが、どうせなら自動設定にしたい。NICのMACアドレスとArt-NetのOEMコードがわかれば人が判断する要素は無く計算も単純なのですから。
 アプリケーションはPythonで書くつもりですが、OSの自動設定はbashスクリプトで書くのが自分流です。なぜなら、PythonでOS設定を変更すると結局はbashコマンドを発行するのですから同じ事です。なんでもかんでも高級言語を使えばいいってもんでもないんです。
 やることは、MACアドレスを文字列で取得し、必要な部分を切り出し、一部の文字列を数値に変換して計算し、IPアドレス起こしてコマンド文字列を作って実行するだけです。Linux(UNIX)は標準コマンドだけでこういったスクリプトを簡単に作れます。
 わたしはググってコピペするだけですけどね。

#[Art-Net] #[RaspberryPi]